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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
本家の鈴の音情報局はこちら→http://suzunone.0g0.jp:8800/
スマホ・携帯端末アクセス[ランキング][アクセスシェア(グラフ)] (毎年10/1にログをクリア)

取り敢えず掲示板。[suzunonejh.bbs.fc2.com(取り敢えず対策w)]

置いてけぼりドコモ

auが明日から通話定額を開始する。
なんとau同士が390円で3回線まで通話無料。
過去にVodafoneのLOVE定額なんて有ったが、それよりも回線数は多い。
ただしLOVE定額はメールも無料だった。

これで国内キャリアの中でどうやっても通話料金が定額に出来ないキャリアはドコモだけになった。
今まで大手二社だけが通話料金の定額には消極的だったが、それをauが崩した形だ。
私にはこれは昔のKDDIが戻ってきたような印象が少しする。

収益的な痛みはあるかもしれないが、ユーザーへの還元を含んだ施策で支持を得るやり方に
転換したように思う。勿論定額としては後発組だしどこか今更というのは有るのでパケット定額の
時のようなインパクトはない。しかし390円という、ユーザーからしたら気軽に試してみようと
思える価格帯はユーザー目線からしたらものすごく実用的で、多くの人が「試してみよう」と
考えているのではないだろうか。

ドコモやauのやる事と言えばユーザー側から見ればだいたい「痛し痒し」というものが多く、
全体的にメリットは有るものの、何かは捨てなくてはならないものがあるというものが大半だった。
分かりやすいところではドコモのパケホーダイダブル。二段階定額にできることと、フルブラウザ
まで含んだスマートな課金精度になった反面、上限金額が上がってしまうといえデメリットを
入れてきた。元々上限に達しているユーザーからすれば単純な値上げにしか映らない。
基本的に大手二社のやることは”そつの無い”施策が多い。でもそれはユーザーから見たら
面白くないことに他ならない。

一方、パケット代に関しては基本的には横並びの状態だ、iPhoneを除いて。
ドコモはiPhone対抗にAnroidを持って来ようとしている。
バカらしい、こんなのiPhoneの相手になるはずが無い。これが”大手脳”というやつだ。
普通に使った時、ソフトバンクのiPhoneとドコモのAndroidの月払いの価格が違いすぎる。
実際サブで持つには高い支払いだ。となるとメインの番号を持っていきたくなる。
メイン端末とSIMを共用して二台持ちたい人は多いだろう。

ドコモはこういった部分の歪の解消を今のところ全く提示していない。
先の通話定額置いてけぼりやパケット価格の高止まりで全社中最後尾であるという意識は
日に日に高まっています。勿論以前の自民党のようにまだ崩れるようなレベルの不満までは
いっていない。まだ持ちこたえている。

しかしパケットは高いまま、通話定額は無し、「え?何の特典も無いのはドコモだけ?」と多くの
人が言い出した時、今回の自民党惨敗のように別に不満の無い人まで周りの勢いに押されて
どっと動き出す。

勿論ドコモのネットワークは最強です。でもある程度ネットワークに難が有っても安いほうがいい
という考えの人は思っている以上に多い。そうでなければソフトバンクはここまで持ちこたえて
いない。仕事や信頼が大事な場面では勿論ドコモ以外は使いたくない。しかしそこまでシビア
ではない利用用途はあちこちにある。

そういう層の方でも、なんとなく安心だからとドコモにずっといる方もいるはずです。
そういう層が動き出せばドコモからすれば取り返しのない程の痛手を負うことになるのでは
ないかと考えている。ソフトバンクは動き自体がアグレッシブすぎて日本人の肌に合わない
やり方をしすぎた感がある。おかげでソフトバンクは嫌われすぎた。

しかしそのおかげで「ドコモ・KDDI以外」に対するアレルギーがかなり取れたことは間違い
ないと思う。この次、ソフトバンクが退場してその次がもう少し落ち着いた信頼できる動きを
してきた場合、大手に拘る人の割合が今よりも減っていてMNP制度が有効に働く可能性は
否定できない。また追々MNP前のメールアドレスの転送も稼動していくことも追い風になり、
大手だからといって安心できない時代へと移っていくことは間違いないだろう。

財務や会社経営の事は全く無視して語っているが、ユーザーの支持を得ることが出来なくなって
いくことの怖さも忘れてはならないと思う。回線契約は選挙のように一夜にしてひっくり返った
結果が出ることはないが、一度勢いが付いたらそれを止めるのは相当大きなコストを要する。
ドコモやKDDI自身それはよく知っているだろう。

それを比較的早い段階で気づいて方向を変えてきたのがKDDI、だから理由の無い純減までは
しなかった。ドコモは間違いに気付くまでが遅すぎた。動きも二転三転する鈍重さが復活の
遅さに繋がった。復活を始めたらしっかりとした歩みは力強いが、一方では先に挙げてた様な
不満が溜まりつつあることから目を背けてはいけないと思う。

「ドコモは高い」

この意識をなかなか払拭できないその理由は、この通話定額を最後まで提供しなかったり
パケット定額の上限を他社に平気で合わせてしまうようなことを安易に選択してしまい、
驚きではなくガッカリを与えてくれる無神経さの積み重ねではないかと思う。


ドコモには年内に通話定額、パケット通信に関しての値下げかスマートホンの扱いの変更。
1契約に複数SIM等の施策を講じる事を期待します。このうちの一つでも多くのユーザーが納得
出来る形で行われた場合、「所詮ドコモだし・・・」が「やっぱりドコモだね」に変わるのでは
ないかと思います。

価格・品質・宣伝とバランスの取れたドコモになって欲しい。
品質だけが突出しているとしたらそれは単にバランスの悪い企業でしかないと気付いて欲しい。
  1. 2009/08/31(月) 20:50:38|
  2. 携帯
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ソフトバンクのプリペイドが動く

スパボ一括8円ケータイが18日を最後に終了した。
そのせいか、それとは関係ないのか今何故かソフトバンクのプリペイドが動き出している。
ソフトバンクの・・・と言うよりプリペイドの需要が増しているようだ。
いや、例のTCAの水増しの件とは別件の話だ。

もしかすると不景気と関係が有るのだろうか?
ポストペイ度回線がもてなくなった人がプリペイドに動いているのか、それとも外国人が増えたのか。

どうもポストペイドがもてない人の可能性が高いように思う。
本来その需要の受け皿はスパボ一括8円ケータイが受け皿だったように思う。

でも終了してしまったのでもう8円では使えない。
月に必ず980円の基本料金がかかるなら中途半端な無料通話より、1050円分の無料通話の
ほうが有り難い事のほうが多いと思う。メールのパケ代もここから出るし、上手に使えば
ドコモやauだとパケ代・通話代を入れても980+315+8円で済ませることも可能だと思う。
今まで以上にソフトバンクのほうが高くなるケースも少なからず出てくるわけだ。

一般的にお金がかからない順に書き出すと。

1.プリモバ(ソフトバンク)
2.980円プラン(ドコモ・au)
3.ホワイトプラン
番外.780円プラン(イーモバイル)

2位と3位は回りにどれだけソフトバンクがいるかで変わりますが、
一般的な状況を考えてホワイトを3位にしました。

番外に順位をつけているイーモバイルはエリアの問題とほとんど使われていないので
780円で済むことはまず無いと思うので番外にしました。
  1. 2009/08/29(土) 20:11:36|
  2. 携帯
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アイフォーンの画面破裂続発

アイフォーンの画面破裂続発=苦情10件、当局が調査-仏
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009082700446


これってフランスだけの問題でしょうか?
表面化していない事例がフランス内に他にも、それと他の国でも有ると思います。
もっとうがった考え方をすると国内でも有るんじゃないでしょうか。
ソフトバンクが扱っているだけに何か有っても泣き寝入りしていて表面化しない
可能性が十分に考えられます。
  1. 2009/08/29(土) 19:49:48|
  2. 携帯
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ついに来た、端末メーカー大型再編

NEC・日立・カシオ、携帯端末事業統合で調整
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090828-OYT1T00156.htm


ついに業界一位、シャープの立場を揺さぶる端末メーカーの大型再編が起こる模様だ。
技術的にも資本的にもNECが中心となる模様。

元より日立・カシオはKCP+を利用してアプリ層以上の開発をしていただけだから実質
NEC連合に吸収と言ったほうが早いだろう。

端末メーカー的には以前NECとパナソニックが合弁会社を作っていたことが有るが、
結局はMOAP(L)からLiMoに内容が変化していくに従って解散、プラットフォームは
NECのつくるLiMoをパナソニックが利用するという形で関係が続いている。

今回の日立・カシオとの事業統合はそれとは違い、生産から調達する部品単位まで共通化
するというもっと中身に踏み込んだものになるようだ。現段階では正式な発表ではない。
株価対策としてのリークなのか?

どっちにしても内部的な調整は既に始まっているだろう。
冬機種が影響を受けないところから徐々に。

全社とも今後のLTEまで睨んだ統合と思われるのでこれを足がかりにもっと成長して
もらいたいと思う。


唯一つ、Nファンの身から言わせて貰いたい。
UIをリファインしてもらいたい。
例えばカメラ部分のUIは比較的まだ分かりやすく好きだ。
こんな感じでもっと視覚的に分かりやすくきれいにまとめなおしてもらいたい。
LTE端末が出るまでには綺麗なUIを実現してもらいたい。
実際はショートカットで使いやすくは出来る。
しかしベースのUIがしっかりしていないとやはり見劣りはするので。
  1. 2009/08/28(金) 20:07:28|
  2. 携帯
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3万円払え

携帯、値下げ競争再燃も ソフトバンク、基本料5カ月ゼロ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090827AT1D2604F26082009.html


ソフトバンクが9月から新しい施策を入れることになった。
ドコモに純増一位を取られたことに対してのテコ入れと考えられる。

5ヶ月間基本料980円が無料、契約翌月の3ヶ月間の請求料金の月当たりの平均が1万円を
超えた場合、さらに5ヶ月間の基本料金が無料になる。

これはどういうことか。

10000×3=30000     (6~8カ月目の平均請求額が1万円)
30000-(980×3)=27060 (平均1万円達成にて基本料金分の割引有り)
27060÷10=2706     (月当たり最低必要コスト2706円)

5+5の10ヶ月の割引延長を勝ち取る最低コストは月約2700円、しかも前払いで。
これが安いかどうか他社と比べてみる。

ドコモならSS、Sより上のタイプMが2500円で使える。
月当たり200円安くて無料通話分が4000円付いてくる。
普段メールをする程度ならパケット定額に入らずともこの無料通話分だけでパケ代まで
含めて済んでしまう人もいると思う。

auもシンプルプランだとドコモと同じ条件、フルサポートコースだとMが3300円で高いので
Sの2350円に落とす。それでも350円安くて無料通話が2000円分付いてくる。
余り使わない人はこれでも無料通話分で賄えるだろう。
どのケースでもパケット定額を付ければつけた分更に上昇するのでそれについての条件は同じ。

しかもドコモ・auとも無料通話分が余るのならそれよりもプランを落とせばより月当たりコストを
下げることが出来る。しかしソフトバンクの新しいプランでは最低料金が月2700円以上だ。
こんな子供だましお話にならない。

要はARPUを上げる為の道具だ。
9月に入って無料期間が切れる5ヵ月後が来年1月、2~3月が今年度の決算に含まれる。
ここでARPUを取り、決算をプラス改善に向けようという作戦なんだろう。

しかしそれならauの格安端末を契約してキャッシュバックを受け、390円で指定通話定額を
組んだほうが絶対的に安いんじゃないだろうか。

(980+390)×10=13700で10ヶ月使える。

なんとソフトバンクの指定する3ヶ月平均1万円どころか、ほぼ2か月分で指定通話定額が
15ヶ月使えます。コストが2/3でしかも24時間定額利用が出来ます。長電話する相手なんて
普通そんなに何人もいないですからこれで十分な人は沢山いるでしょう。ソフトバンクの
新しい施策よりよっぽど安くて実用的です。

今回のソフトバンクの乗り換えキャンペーン、最後の5ヶ月基本料金無料延長欲しさに
3ヶ月平均1万円を達成して得になる人は、そもそもソフトバンク意外を使った方が得になる
可能性が非常に濃厚だと思います。
  1. 2009/08/27(木) 20:04:37|
  2. 携帯
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ソフトバンクやっぱり売れてなさそう・・・

どうやらiPhoneは、去年に続き2ヶ月程で息切れした模様。
着実に販売数を下げている。

一部には品薄の場所有るという話も有るが、私が何件か見た感じではそんな様子は無い。
実際品薄になった店も有ったのかも知れないが、どうも買いを煽る為の演出のような気も
しないでもない。真実は関係者以外には分からないが。


そんな中、こんな物を見つけた。

PC用 ~ 「モバイルウィジェット」対応携帯電話、100 万台突破
携帯用 ~ 「モバイルウィジェット」対応携帯電話、100 万台突破

ソフトバンクのモバイルウィジェット対応端末が100万台を突破したようだ。
以下の端末が対応端末だ。後ろの順位はBCNランキングの二週分の順位だ。
80位以上のものを書いてある。

モバイルウィジェット対応端末
SOLAR HYBRID 936SH
THE PREMIUM WATERPROOF 935SH
mirumo 934SH ←50/54位
AQUOS SHOT933SH ←39/42位
932SH
FULLTOUCH 931SH
931P
930N
832SH ←20/28位
831SH ←41/37位
831SH KT
GENT 831SH s ←84/74位
830N
DM004SH

BCNランキング 2009年8月10日~8月16日/2009年8月17日~8月23日

この二週の間にBCNランキングに乗った端末
iPhone 3GS 32G 6/13位
iPhone 3G 8G 25/19位
iPhone 3GS 16G 26/26位

830P 1/2位
832SH ←20/28位
731SC 30/29位
831P 34/31位
821T 43/36位
831SH ←41/37位
AQUOS SHOT933SH ←39/42位
830SH 56/53位
mirumo 934SH ←50/54位
832T 57/60位
930SH 59/62位
830CA 64/72位
GENT 831SH s ←84/74位
GENT 831SH s 68/76位
930CA 73/79位

上の14機種の端末が対応しており、その端末の販売合計が100万台に達したと上に示した
ソフトバンクが公式に発表している。
その下にはこの二週間の間にBCNランキングに載ったソフトバンクの端末を並べてみた。

それにしてもモバイルウィジェット対応端末の比率が低いように思う。
ドコモのウィジェット対応端末の比率は遥かに高い。

こんな状態なのに去年の新製品発表会では孫社長は「ウィジェットと言えばソフトバンク」と
壇上で言ってのけた。勇気が有るというかなんと言うか・・・。
更にはチャイナモバイルやボーダと組んでウィジェットの共通のどうとか・・・まだ100万台ですよw

廉価端末の830Pにかなり依存した販売方をとっており、他の端末の全ての販売数より830P
の方が多いのではないかと思えるような差です。順位を注意深く眺めて見ての予想ですが、
去年からの8ヶ月で200万台超ぐらいじゃないかと思います。あくまでこれは私の予想ですよ。
これにiPhoneを足しても300万台いかない位じゃないでしょうか。

下記に純増数とY!ケータイの数字を示しておきます。

        純増  Y!ケータイ
2008/12  135200 102600
2009/01  120400  73000
2009/02  131000  58500
2009/03  381700 272400
2009/04  105400  75000
2009/05  105000  51300
2009/06  112900  31200
2009/07  137600  68600
合計    1229200 732600

例えば端末販売数を300万台としてみた場合73万のY!ケータイの純増をとってみた場合、
新規やMNPで純増の比率が24%ということになる。
その中の1/3がモバイルウィジェット対応機種ということです。
やる気あるんでしょうかね・・・。

ソフトバンクはタダでさえ端末が売れていないこの時期にiPhoneに力を入れているものだから
国産ドメスティック携帯(ドメ携)はP以外は完全に赤字ではないでしょうか。
ドコモと共通プラットフォームに変わったとは言えこんな状態では端末数を稼ぐことすら
厳しくなってきたんじゃないかと思います。

この年末は発売する端末数を絞る必要がありそうです。
フォトフレームは店員が自腹で購入しているケースも少なくないと言う話ですし。
  1. 2009/08/26(水) 23:12:17|
  2. 携帯
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続・アクセスシェア

昨日のアクセスシェアだが、結構なアクセス数を頂いた。
特にキャリアとメーカーの方面から。久しぶりにKDDIからのアクセスがドコモを抜いた。
やっぱり気になるというか、こういった生きたデータは参考になるデータだと思う。
調子に乗って今日は更に掘り下げて考えてみる。

昨日の順位と画板のアクセスランキングの違いは昨日も触れたが、画板のアクセスランキングは
じっくり眺めると結構面白いことが分かる。

まずN903iが18位iN904iが11位に入っている。この機種はF/WVGAの画面で904の方は
FWVGA+HSDPAとユーザーが強く望む要件を初めて満たした端末だ。903でも多少中途半端な
画面ながらWVGAの画面は未だに一線からは退かない。こういった基本機能がしっかりしている
端末は長く一定以上ヘビーに使われていくことの表れだと思う。

20位のW54SAだってそうだ。WVGAの画面を持った機種は長く使われる傾向に有る。
20位までの端末で特殊な事情以外のものは全てVGA系である事がお分かりになると思う。
全体的な傾向として、VGA系端末は比較的上位、QVGA系端末は下位に行けば行くほど割合が
増えている。WEBアクセスを携帯端末で頻繁にする人ほどVGA系を好んでいることが分かる。


WEBユーザーに大人気のF09Aは画面サイズが3.4インチで480x960です。
やはりモバイル用途でのネットアクセスの要は画面のサイズと綺麗さ。
ここに力の入っているF09Aはそういったユーザーの琴線に触れたのでしょう。
ただでさえF端末は実用志向の人に人気が高い上に画面が大きいのが効いたと思われます。
ドコモ内の順位をつけるとWEBアクセスに一番使われているのはF端末。

次にWEBユーザーに使われているのはN端末、やはりWiFiに積極的だったりVGAやHSDPAを
早くから搭載したりとヲタク心をひきつけるものは大きいです。
その次にP端末、最後にSH端末でしょうか。

SHはドコモでも数で言えば売れているほうのはずです。
しかしWEBアクセス数で言うとドコモ内では少数派に入ってしまいます。
SHと言えばカメラ、携帯カメラを重視するユーザーとWEBをするユーザーは余りかぶってないの
かも知れません。こういった層が要求しているところを掘り下げていくと機能の取捨選択を
迫られた時に優先するべき事項が見えてくると思います。

ドコモでは905シリーズが未だに上位を占め、auでは未だにW54SAと905と同期の機種が
よく使われている。ドコモは夏機種のブラウザ変更でそっちへ流れた人もいるかもしれないが、
905のカップが終わるのは今年の冬機種の頃。905組の買い替えが本格的になるかもしれない。
それ以前のユーザーもそろそろHSPAやVGA系の画面を考えているかもしれない。

auやソフトバンクのユーザーだって同じ事をそろそろ考え出す頃だと思う。
端末の買い替えが直近では3年10ヶ月スパンになったとまで言われたりしているが、
一応割賦切れの2年は一つのタイミングではあるだろう。
夏に控えた分冬は少し持ち直しそうに思うがどうだろうか。

10月1日にこのランキングのクリアを行うが、それ以降の動きで既に買い換えてしまった
ユーザー分が直に反映されてある程度の買い替え等の見通しは分かるかも知れない。
それを見抜けるのはランキングを見る人の目の付け所次第だろう。
  1. 2009/08/25(火) 00:05:17|
  2. 携帯
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携帯端末でこのブログへのアクセスシェア

以下はと今日の22時30分ぐらいまでのこのブログに対してのアクセスの比率だ。

1 Windows XP      21.7%
2DoCoMo|F09A313.3%
3Windows Vista8.5%
4DoCoMo|F01A3.2%
5Macintosh2.9%
6DoCoMo|N06A32.9%
7DoCoMo|N905i2.7%
8iPhone2.4%
9DoCoMo|SH06A32.3%
10au|SOY012%
11DoCoMo|F906i1.9%
12au|W54SA1.7%
13au|S0011.6%
14DoCoMo|SO905i1.6%
15DoCoMo|F905i1.6%
16DoCoMo|N08A31.6%
17DoCoMo|SH906i1.6%
18DoCoMo|P905iTV1.4%
19Windows 20001.2%
20au|W43SA1.1%
21DoCoMo|P905i1.1%
22DoCoMo|N01A1%
23DoCoMo|D905i1%
24DoCoMo|SH01A1%
25au|W61CA0.9%
26DoCoMo|N904i0.8%
27au|W63CA0.8%
28DoCoMo|P01A0.7%
29au|W53T0.6%
30DoCoMo|N906i0.6%


休日だったので携帯からの比率がやや高くなっているが、キャリアを含む会社からのアクセスが
多いので平日ならもう少しWindowsの比率が高くなっている。

興味深いのは携帯端末ではドコモのF端末が上位を占める。
やはりドコモのFはよく考えられしっかりと練りこまれたUIで非常に使いやすい。

一方二位集団を作っているのは昔からの固定ファンを掴んではいるが使い安さより理屈優先で
作られているなと感じるN端末。技術は有るししっかり作ってはいるのだが人間より機械優先の
考え方で今ひとつUIが練れていない印象は強い。「操作している人は間違うもの」と疑って
かかる発想が非常に操作感を悪くしている。しかし技術は有るのでそのおかげかユーザー数は
意外と多いので上位には来る。

その次にきたのはiPhone。WEBアクセス数はここまで伸ばしているのかと言うぐらいユーザー数に
比べてWEBアクセス数は伸びている。やはりWEBにアクセスする為の端末だといえる作りをして
いるからだろう。今後更に割合は増えるだろうと思う。

その後にauのソニー端末、サンヨー端末が続く。
auも回線さえしっかりしていればUIもWEBも使いやすい。
固定ファンがついているのもそのせいだ。


上記は毎日あるアクセスのうちの抜き打ちで出したものなので余計な組織票や小細工が無く、
正味のアクセス傾向が現れている。やはり回線がしっかりとしているドコモが圧倒的にWEBアクセス
をするユーザーに支持されていることがこれでよく分かる。

特にF09Aはまだ発売されて3ヶ月程の端末であるにも拘らずWindowsVistaを遥かに超えるアクセス
シェアを誇る。F01AですらMacを寄せ付けない。

同じような傾向は本家・鈴の音情報局の画板アクセス数でも見ることが出来る。

意図的なコントロールでユーザーが少ないにも拘らず上位にいる機種も有るが、そういうものを除くと
やはり傾向は変わらない。但し去年の10月以降の累計なので過去に大量に売れて長く使い続け
られている機種が上位に来る。こちらは今年の10月にもクリアするのでそれ以降はF09Aが上位に
来ることになりそうだ。

Fの端末は今後も練り込みが期待できるのでまだまだユーザーの心を掴みそうだ。
欠点は無いわけでは無いのでそれを克服して更にシェアを増やしていきそうに思う。
  1. 2009/08/23(日) 23:20:33|
  2. 携帯
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AppStoreに対抗するドコモ、さて

ドコモがAppStore対抗のものを作るという報道が少し前に有ったが、どういうものを作るのだろうか。
パソコンで言う窓の杜やベクターのようなもの?
そんなソフトの蓄積場所だけでは大して発展は見込めないでしょうね。

そこで考えたのはSNSのような機能を盛り込んではどうかと思う。
各分野ごとにコミュのようなものを提供し、ユーザー側でも作れるようにしておく。
勿論掲示板機能も提供し、開発報告やバグ報告、バージョンアップ等も開発者とユーザーが
直にドコモのAppStoreとして提供するようにする。

こうするだけであちこちのリソースに散らばるリソースが全てそこに集結し、アプリだけでなく
技術者の人材バンクにもなる。

例えば2ちゃんねる等やmixiが勢力を持っているのは優秀な人材を多く抱えているから。
ドコモが公式に提供する場所に多くの人材を集結して上記のような懐の深さを示せば必ず
人は集まる。人材という最強のリソースをどれだけ手にするかが今後の伸び代を決めると思う。

掲示板には関連コミュやホームページのアドレスを張りやすくしておくべきだろう。
情報は交流・交錯して新しい価値を築いていく。どれだけの成功を収めるかは
ドコモがどこまでSNS等の価値に気付いた上で構築するかにかかっている。

ソフトバンクにはAppleのAppStpreが有る以上ドコモがどれだけいいものを作ったとしても
決して真似できない。出し抜くなら今がチャンスだろう。
  1. 2009/08/23(日) 20:01:00|
  2. 携帯
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幻化した?SMAPのCM(Ver 2.0)

To the docomo shop!のネタを昨日書いたのですが、あれからSMAPのCMを全く見ないのは気のせいか?
それほどテレビを見れていないのは有りますが、何回か見たソフトバンクのCMは間違いなく
SMAPのやつ以外のものばかりでした。

ネットの騒ぎを止める為に早速対策が入った可能性が有ります。

ソフトバンクが1.5GHzでLTEをせず、HSPA+では性能が出ないと書けばその直後には福岡で
LTEのテストをする為に免許を申請し
、SMAPのCM事について書けば放映中止となる。(確認中)

このブログもソフトバンクのチェック対象になっているようですので私が取り上げたのも多少なりとも
影響があった可能性も有ります。まるでソフトバンクに監視されている気分・・・。
決断はここのせいじゃないかもしれないですが見に来ているのはまあ間違いないので。

この監視以外にもソフトバンクの動きには思うことが有ったりします。
また機会があれば書くことにしますが、まだその時では無いように思います。
ソフトバンクさん、心配でしたら買収してください。(冗談です)


これからしばらくあのCMが流れるのかどうかしっかりチェックしどころです。
もう二度と Come on baby, to the docomo shop.は聞くことは出来ないのだろうか。

監視していてCM中止が事実だったとしたら孫社長機動力あるよなぁ・・・。
  1. 2009/08/23(日) 01:03:11|
  2. 携帯
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携帯電話不感エリアの解消?

2009衆院選自民党政権公約要旨の中にこんなものを見つけました。

真ん中より少し上の「■規制改革」の中の「地上デジタル放送の推進・情報通信網の整備による
地域間格差の解消」の項に

>平成22年度末までにブロードバンド・ゼロ地域の解消を実現するとともに、
>携帯電話不感エリアの解消のため、特に条件的に厳しい地域の整備を行う。

と有ります。
携帯関係の事に触れているのは全政党の中でこれぐらいじゃないでしょうか。
流し読みしかしていないので他に見落としが有ったらすみません。
  1. 2009/08/22(土) 19:20:30|
  2. 携帯
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To the docomo shop!

ソフトバンクのSMAPが勢ぞろいしているCMですが、どうも白い犬から抜け出して
ドコモショップへ向かっているさまを描いているとかそんな話が出ている・・・。
確かにdo the locomotionの部分がto the docomo shopに聞こえないことも無い。

歌詞に当てはめてみると・・・、

 Everybodys doin the brand new dance now,
 Come on baby, to the docomo shop...
 I know youll get to like it if you give it a chance now,
 Come on baby, to the docomo shop...

 My little baby sister can do it with ease,
 Its easier than learnin your abc,
 So come on, come on, to the docomo shop with me...

なんと最後にto the docomo shop with meと続いてるわけです。
この歌詞を聞きながらCMを見るとどう見てもSMAPの立場でwith meと言って
後ろの人たちをドコモショップに連れて行っているようにしか見えない・・・MNP?

偶然ですがこのCMが始まったと同時に純増一位はドコモに取られました。
高さ75mの特設セットを組んだCMは曰く付きのCMになってしまったのかも。
こういうことって単なる偶然から始まって、意外と未来を予告して的中させて
いることって有りますね、不思議だけど。

ドコモ2.0=「ドコモに移転ゼロ」に並ぶ、いや超えるCMとして語り継がれるネタかも知れません。
あの時もドコモは純減の苦しみの真っ最中でしたよね。

今月は実は通話定額でauが強いと言われていたのですが、意外とそうでは無い結果とか?
単なるお遊びの話でしかないはずなのですが、こういうネタに限って意外といろんな人に広めて
しまうものなんですよね。ちょっとした話に使いやすいですから。
  1. 2009/08/20(木) 19:55:47|
  2. 携帯
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ドコモPHSはまだ使える?

先日WBSを見ていて病院の妊婦の受け入れとたらい回し問題についての特集をやっていました。
病院の勤務医が「緊急の時はこのPHSにかかってきます」と手に持っている端末がドコモのPHSでした。
間違いかと思っていたらもう一度映り、やっぱりドコモのPHSでした。

ドコモのPHSは2008年1月に停波したので使えなくなりましたがこれはどういうことでしょうか?
実は病院などの特定用途用にこっそり残っているのか、構内電話として限られた場所にだけ基地局を
残しているのか、単なるコードレスホンとしてドコモのPHSの端末が使われているだけなのか。

謎は深まるばかりです。
  1. 2009/08/20(木) 19:32:24|
  2. 携帯
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民主が「電波オークション」を提唱

民主の「電波オークション」で通信業界が大揺れ
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0908/18/news034.html


政策に対する考えは人それぞれなのでいいことか悪いことかは置いておいて私的には
ちょっと複雑です。

結局民主党は消費税を5%のまま維持して行く為に色んなところからお金をかき集めて
居るわけですが、私からするとこれも資金集めの一つにしか見えません。
人気取りの為に一般市民が興味を示さない所からお金を生もうという考えが透けて見えています。

電波の帯域を利用して集められたお金は電波関係のことには使われず、きっと国の運営の
為に使われるんだと思います。例えば高速道路の0円実現の為とか。

特にソフトバンクは700MHz/900MHz帯の獲得にはかなりの執念を抱いているように思うので
S1バトルのような空気を読まない異様な値段をつけてきてそれが結局サービスする時に
ユーザーに跳ね返ってくるということも起こりそうな気がします。アリババを売り飛ばすか、
Yahoo株を駆使するのかで資金が調達できたらという条件の厳しさは有りますが。

またこのオークション形式が事実となるとイーモバイルのような会社は二度と現れることは
なくなり、WillcomがXGPを開始できることはなかったということになります。
国にお金が渡る分、この最悪の景気の中でぎりぎりやっているキャリアにはもう何も手出しは
できず、収束を迎えなさいと言っているようにしか思えません。

極端な話をするとドコモとKDDI以外のキャリアはもう電波の帯域を手にすることが出来なく
なるかもしれない可能性だって有るって事です。例えば1.5GHz/1.7GHz帯は上手に総務省が
丸く治めたなって感じがしますが、オークションだとここまでキレイにいったかどうかは謎です。

どうも目先だけ見た耳当りのいい言葉を並べたような政策が多く、ソフトバンクと共通したものを
感じるのですが気のせいでしょうか。

政治ネタなど余り語りたくは無いのですが、電波行政にまで口を挟んできたので黙ってる
わけにもいかないなと思ったので書いてみました。
  1. 2009/08/19(水) 20:08:46|
  2. 携帯
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LTE・HSPA+、当りを引いたのは誰?

世代を追うごとに共通の規格に集まっていくものだと思っているのだが、通信の世界は
なかなかそうはいかないようだ。周波数の割り当てや帯域幅というものが有る以上
話はそう簡単ではない。

周波数帯域というのは有る意味土地に近いものがある。
与えられた土地で何を行うか、という考え方に似ている。

規格争いは携帯電話産業以外にも色んな分野でされてきた。
映像業界に強い日本発のもので言えばVHS対βや、Blu-ray対DVDが印象深い。
(Blu-rayは英語圏の商標登録に配慮してBlue-rayではなくBlu-rayが正式名称)

一年ぐらい前までは未来の技術はLTEで間違いないと私は思っていた。
それがHSPA周りの開発は思ったより進化していた。
HSPA+で21Mbps、DC-HSPA+では42Mbpsになる、なかなか捨てたもんじゃない。

と言っても実際のところ規格としては煮詰まっており、九龍城のようにビルの上に
更に別のビルを継ぎ足して建てるような状況になってきています。
HSPA→HSPA+化は根本的に速くなると言うよりは受信した電波の判別する条件を厳しくして
その分高速化を行うというものです。ですから受信状態が良くないと高速に通信が出来ない
どころか、基地局をHSPA→HSPA+化した途端に今まで問題なく使えていたエリアが
全く使えないエリアになってしまうことがある。

それは基地局の設計段階でどれだけ設置条件を厳しく取っているかにかかっている。
例えばドコモならIMT基地局をきっちりと設計して能力的にも電波品質的にも余裕を持った
配置しているが、ソフトバンクは圏外を無くすことを何よりも最優先にした配置を行っている。
よって電波さえ届いて通信出来れば多少電波品質は劣っていてもOKにしてしまう。
自動的に余裕の無いネットワークとなる。

なのでソフトバンクは2GHz帯でのHSPA+化は避けることにした。
害のあるIMT基地局や中継局を引っこ抜いてはIMT基地局に置き換えていくような
気の遠くなるような事は世代交代レースの最中にやってられない。
ドコモとauだけが相手ならゆったりした動きだが、イーモバイルが後ろから突っついて
くるものだからソフトバンク的には相当焦りがあるはずだ。

一方HSPA+→DC-HSPA+化はHSPA→HSPA+のような電波の質に対する厳しさは無い。
但し他の基地局か同一基地局の他のセルを含む二つ以上のセルと通信可能常態でなければ
DC化の効果は出ない。他のセルと重ねれば重ねるほど相手基地局やセルの立場から見れば
ノイズ成分が増えることとなりHSPA+の効率は落ち、離せば離すほどDCの効果は出なくなる。
背反するもの同士で最高のバランスになるところを見つけなければならない。
しかも複雑な地形や建物環境を含んだ面単位で。

なのでDC-HSPA+化は実際のエリア展開が始まると相当なトラブルが予想される。
今も続いているソフトバンクのHSDPA化が難航しているのは孫社長の46000基地局発言に
端を発する無計画な基地局乱立が原因であり、その影響をモロに受けている形になる。

一方イーモバイルは平成21年7月11日現在で8447局しか基地局を置いていない。
しかも一番弱小なのに基地局設置のペースは余り急いでいない。
これでは更に3強に置いてけぼりを食らうのでまずいのではないか?

それは違う。
イーモバイルは資金力の問題も有るが、わざとゆっくりしたペースで基地局を設置している。
かつてのソフトバンクの乱立による失敗例を見ていることも関係有るかもしれないが、
折角1.7GHzの完全な白紙の状態の帯域に基地局を設置できるわけだからきっちりと
HSPA+化までを見極めた基地局設営をしていたわけだ。その為にはソフトバンクが
中継局を乱立したような無様なことは出来ない。先のwikiのページではイーモバイルの中継局数は
平成21年7月11日現在で226しかない。電波の質を優先している為、本当に必要な場合しか
IMT基地局・中継局を設けないのだ。

だからイーモバイルは21Mbpsサービスを全く動けない大手を尻目に先行してスタートできた。
初めから21Mbpsがターゲットだったので基地局のソフトを入れ替え、ちょっとした調整のみで
開始できたわけだ。始めにコストをかけてきた分後でしっかりと甘い果実にありつけている。
また基地局を背伸びして増やさなかったので全数入れ替えもしやすい。

収益率の高い場所に限ってサービスをしているのでショップ関係にかかる費用も抑えられ、
利益を確保しやすい。基地局に対する動きはソフトバンクとは正反対の行動を取ることで
高速で良質のネットワークを得る結果になった。


一方ソフトバンクはイーモバイルとは反対に無計画に広エリアだけを優先してIMT基地局や
中継局を乱立させた。完全な電波カオス状態。
そこでソフトバンクが考えたのは一から設計できる1.5GHz帯でクリーンな設計をすること。
ここにHSPA+、DC-HSPA+のエリアを構築する。
イーモバイルの二周遅れでイーモバイルと同じ事を始めるのだ。

さすがのソフトバンクもここには妙な基地局を乱立したりはしないだろう。
過去の2GHz帯のエリア構築を自ら否定することになる。
同時にイーモバイルの後塵を拝することも。

1.5GHz帯がクリーンだから1.5GHz帯にHSPA+を持ってくるわけだが世界的な3Gバンドで
海外各国とのローミングを考えると800MHz帯か2GHz帯でHSPA+をサービスしていなければ
ソフトバンクの販売した端末以外では誰もそのネットワークは使うことが出来ない。

ソフトバンクがそれを行っている間、ドコモとKDDIはLTEのエリア構築を一から行う。
先にも書いたようにCDMAの持つ長所と短所のトレードオフに苦しむDC-HSPA+を
ソフトバンクが一所懸命に作っている間に二強はもっと先に行ってしまう。


イーモバイルのHSPA+とUQのWiMAXの二つはどちらも一からエリアを作ったもので
純粋な比較対照といえる。

この二つはどちらも平均的な転送速度を見ると3~4Mbpsの間ぐらいという意見で収束しそうだ。
イーモバイルはHSPA+ではアクセスが安定しない問題が一部で取り上げられ、HSPA+を見込んで
作ったエリアですら問題が多い。一方UQは単純に2.5GHz帯の罠としか言えない。
水の固有振動数は2.45GHzであり電子レンジはこの周波数を食品に発射して水分の分子を
揺らして食品を暖める。2.5GHzはこの周波数に非常に近く、ビルの鉄骨だけでなく水分の
多い物にも他の周波数に比べて特に電波をさえぎられやすい。
通信機器のそばに必ずあってダントツに水分の多いものと言えば”人間”だ。
人間やコップに入った飲み物ですらWiMAXにとっては大敵だ。
私も2.5GHz帯の無線LANでつながりが悪い時はよくコップの位置を動かしたりしているので
WiMAXでも同じことになるだろうと思う。

電子レンジは水の固有振動と同じ電波を発信する。所詮家庭用のものでも500W~800W位の
ものが売れ筋だ。ちなみに携帯の基地局でも30W程度しか能力は無い。幾らシールドされて
いるからと言っても800Wのフルパワーで2.45GHzの電波を出している機械からノイズが全く出ない
とはいい切れない。電子レンジの1~2m横ぐらいでWiMAXをテストするとどうなるのだろうか?


どの方式を選ぼうが今のところ勝者は誰か分からない。
しかしDC-HSPA+に私は言うほど魅力を感じないし実効速度が出るとも思えない。
苦しいトレードオフをどう解決するのかに興味が有るのみだ。

だからといってLTEの将来が薔薇色だとも思わないが、将来性とそれだけではなく実効速度的にも
脈は感じられる。私は規格速度が42MbpsのDC-HSPA+(帯域幅10MHz)は規格速度が37.5Mbps
(帯域幅5MHz)のLTEに実効転送速度で全然及ばないのではないかと考えている。
全ての条件が揃ったゴールデンスポットのような場所で点的には規格速度は効く場合も
有るかもしれない。しかし色んな条件を複雑に絡み合う各地点で平均を取ればLTEの方に
分が有るという考えに収まってしまう。

私はこう考えてみた。
  1. 2009/08/18(火) 19:34:09|
  2. 携帯
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iPhoneはIP接続に含まれる?TCAの返答は・・・

TCAの方にiPhoneは携帯IP接続サービスに含まれるのか否かの質問をしていました。
この返事が返ってきました。時間が結構かかったので調べるのが大変だったのかもしれません。
その返事で面白いことが分かりました。

TCAの携帯IP接続サービスに、
 ドコモ     i-modeに対応した端末の契約のみ(スマートホンは含まれない)
 ソフトバンク  iPhoneを含むスマートホンの数字を含む
ということでした。

モジュールについても当初の思惑と違うカウントがされているようで、定義の見直しが必要だろうと
いう見解も示してくれました。ソフトバンクのデジタルフォトフレームをモジュールにカウントすることが
問題なのだろうということがなんとなく示されているように思います。

ではソフトバンクの数字を明らかになった情報で分解していきましょう。
iPhoneの数がIP接続数に含まれているのならばiPhoneのだいたいの数が出るのではないでしょうか。
というわけでやってみました。




2008.7~2009.7迄のIP接続を全て足し算します。すると約120万になります。
iPhoneの契約数はこれをMAXとして、間違いなくこれより少ない数となります。
適当に私の勘でiPhone比率を出します。

それを掛け合わせた数を全て足すと約50万という数字が出ます。
これがおおよそのiPhoneの契約数となるわけです。

この50万という数字はどういう数字でしょう?
まず、この50万は解約を含んだ純増の数字から算出しています。
またソフトバンクのドメ携→iPhoneの場合は数字に出てきません。
更にiPhone 3G→iPhone 3GSの場合も数字に出てきません。
iPhoneの販売数を出す場合それらを考慮する必要が有ります。

というわけで算出された50万というのはiPhoneの現役契約回線数と見ることが出来ます。
端末の販売台数をここから適当に算出する為に、ソフトバンク同士とiPhone 3Gから3GSの
買い替えを考慮してさっきの50万を2割り増しぐらいしてみます。

50×1.2=60万台

ちょっと少ないですか?

大元のiPhone比率が私の予測に依存しているので決して正確な数字とは限りません。
特に悩んだのは数字が大きく膨らむ3月です。通常この時期は新卒・新入学の時期なので
ドメ携がぐっと比率が高まるのですが、今のソフトバンクにそれが通用するのか不明です。
が、一応その傾向を取り入れてみました。
それが外れた場合も考慮して4割り増しでも計算してみます。

50×1.4=70万台

それでもまあこんなものです。

この数字を考慮して、鈴の音情報局的にはiPhoneは2009年7月末地点で回線契約数は
50~60万程度、販売台数は60~75万台の範囲辺りだろうという予想とします。

まあどう考えても7月末地点で100万台は超えてなさそうです。
世間のメディアは根拠なく大きな数字に踊りすぎではないかという気がしないでも
ないですがどうでしょう?

後追記
2007.7~2007.12月まで足し合わせてみると233580回線と数字になりました。
2008年内の契約数は23万回線強、販売延べは解約を考えて24~25万台程度ではないでしょうか。
また、発売直後の7月~8月の契約数は138840回線で販売は約14万台程度。
こちらの記事で予測した予測2の数字がほぼぴったり当たっています。
当事メディアでは20万台と言われていましたが、私はそれを否定する記事を書き、
今回の記事でもそれを否定する結果になりました。
メディアはどうも多い目に予測する習性があるようです。
  1. 2009/08/13(木) 21:38:53|
  2. 携帯
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久しぶりにソフトバンクの基地局と・・・、

ソフトバンクの基地局の事などを久しぶりに書いてみる。

基地局への注目はなんと言ってもvodafoneからソフトバンクになった時、孫社長が46000局と
言ってしまったことに端を発していると思う。

不言実行で人知れず努力して年単位での評価を得ることが余り好きではないのか、
とにかく何でも大宣伝して大玉の花火を打ち上げてしまう。一つの注目される方法として
それは成功なのかもしれない。

しかし46000局と言ってしまったもんだから内側は大変だ。
コン柱で有ろうが何であろうが数を立てなくてはならない。その辺りは宮川CTOの「なんちゃって
基地局」騒動
に詳しく書かれている。こうして何とか本当に欲しいエリアとは関係なく、
46000という数は揃った。でもユーザーが本当に要求しているのは46000基地局などではない。
ドコモにも負けないようなしっかりとしたエリアだ。

そうなると基地局の作り方はまた違ってくる。コン柱でとにかく数を立てるのではなく、背の高い鉄塔で
一つの基地局でエリアを稼ぎたい地域も多くあったはずだ。2GHzが飛ばないという以前に飛ばない
基地局を立てていること自体が問題なのではないか?

先日の接続料の時に関係の無い800MHzの話を無理やり再燃させてなんとかUnder GHzの
周波数を手に入れようとする方向にクサビを打っていたように思う。低い基地局でルーラルですら
わざと飛ばないような基地局を作り、中継局まで混ぜて46000という数字を達成しましたと
大声を上げて告知することで途中からはその数字を発言力として利用しているように思う。

大きな鉄塔はJ-PHONEやVodefone時代の遺産がほとんどで、ソフトバンクになってからは
コン柱や出力の上げられない中継局で水増ししているというガタガタの中身を知らない人には
「ドコモの数字に近づきました」「auの基地局数を抜かしました(実は嘘、抜かしていなかった)」
とやれば特に普段から基地局に興味を示して無い人はドコモやauというブランドとの比較部分しか
見て無いので確かに(騙した)効果が出る。

しかし見ている人は見ている。
だからソフトバンクは高金利な社債でしか資金を調達出来ない方向に追い込まれてきている。

当面数字を達成できなければ営業権が移る等の条件がついた借金を最優先で返す方向で
動くようだ。「ほら借金は返しましたよ」って言うだけの為に。

しかし中身は期限が二年の社債など、紐が無くなった代わりに期限や金利的に厳しくなった
ものに付け換わっているだけだ。これは46000という数字をコミットしてしまったことと同じ事を
繰り返しているだけのように思う。


それでも利益を確保し、経営は順調に良くなりつつあるじゃないかと言いたくなるが、
事情が分かっている人は必ずこういう言う。
「本来必要な設備投資を絞って利益に見せかけているだけ」
全くその通り。

ベンチマーク等は人の比較的多い一部だけを入れ替えておき、一度数字さえ出せばさもそれが
「全国でこの速度が出ますよ」みたいに振舞っておけば他キャリアの人間はそれに対して
の指摘がしにくくなる。

決して全国的に同じサービスを提供するグローバルサービスの提供者と成ろうとはしない。
あくまでそう見せかける為だけに見えやすい玄関だけを綺麗にしているだけだ。
勿論裏庭は草ボーボーの状態で。

だから地震が起こるまで存在すら忘れられているエリアメールのようなサービスは年単位で
後手に回る。手間がかかる割りに宣伝文句に使えないから。こういう事からも会社の方針が
透けて見える。ドコモやauはこういうところこそしっかりと、まるで嫌いなおかずから先に
食べるようにこなしてしまう。


ところで気になることがある。
@wikiの基地局のところの平成21年7月11日現在分の話ですが、近畿が-374となっています。
免許の切り替えかなにかの狭間に入ったのかという考えも出来ますが、
ならばその切り替え期間中はその基地局は無免許で電波を出しているのか、
そもそも稼動していない基地局の免許を取得して数を多く見せかけているのかと
いう考え方も出来てしまいます。

少なくとも稼動中の基地局の免許が無い状態が、例え一日でも有るということは合法的な事とは
思えません。総務省的には「切り替え中だから電波出しててもいいんだよ」って事でしょうか?

またソフトバンクにはホームアンテナがあと9万強ほど残っています。元々十数万あったのを
包括免許に切り替えているわけですが、これはHSDPAにも対応していない非ハイスピの
リピーターなのです。そんな代物を未だに十数万抱えているわけで、今後それが重荷に
なってきます。

またソフトバンク的にはフェムトセルでトラフィックの苦しさを解消しようとしていますが、
今年はまさにHSPA+とLTEイブの年なわけでそれらに未対応の機器に頼って大量に
配ることがあればこのホームアンテナのように後々重荷になっていきます。


基地局も立てず借金を返済し、フェムトセルに頼って誤魔化すのでしょうか。しかしLTE普及期にも
返済は跨り、そのまともなエリア構築はできる計算にはなっていません。そんな状態でHSPA+の
1.5GHzの基地局にお金を分散投資してしまうわけですが、1.5GHz対応の端末が出回るまで
ほとんど意味の無い投資になってしまいます。

しかも2年縛りのおかげで買い替えは4年弱平均という超ロングスパン。
来年発売開始をしても1.5GHz対応機が一巡するのは4年後と見て2014年、auはLTEを100%敷設
出来た年になるわけです。その頃のソフトバンクは・・・。

ソフトバンクが無事LTEにたどり着けるのは何時の話でしょうか。
少なくともこの会社ほど4Gという言葉が聞こえないキャリアはありません。
  1. 2009/08/12(水) 20:01:06|
  2. 携帯
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静岡地震による各キャリアの様子

なんとまあ偶然にしては出来すぎぐらいな地震がおきました。
怪我や被害に遭われた方は一日も早い回復を祈るばかりです。

しかしこの地震、どう見ても東海沖地震の予行演習としか思えない絶妙な位置取りを
していて興味深いものが有ります。

まずはエリアメール。

地震の一報を知ってアンケートを立ち上げてみました。
一応入り口は張りましたが、FC2の変換がかかって開けないこともままあるようです。
確実に見たい方は本家・鈴の音情報局の方にアクセスして頂き上のほうに入り口を設けて
有るのでそこから入ってください。

キャリア毎にエリアメールの到着のタイミングの体感を投票できるようにして有ります。
ソフトバンクは便宜上選択肢は付けましたが、秋頃対応なので今入っている票は無効なものです。

この投票状況を見るとドコモ・auとも一定の効果は有るようです。
”本番”に向けて、規模の小さめの地震でこうして実地テストが出来るのはシステムの熟成化の
為には大変役に立つことです。今回その位置と言い規模と言いなかなか絶妙でした。

何よりかなりの近海で起こっています。
ですのでメッセージで起きて確認している最中に地震が起こったというぐらいのタイミングの
方が思った以上に多いようです。

これだけの近い距離で数秒以上の時間を稼げたということは、東海沖地震のような距離のある
大規模な地震ではもっと時間に余裕を持って知らせることができるということです。
少なくとも10~15秒以上前には携帯を鳴らすことが出来ていたのではないかと思います。

これだけの近距離で予告できたことはシステムが相当煮詰まってきているのではないでしょうか。
後は遅かった地域や基地局への内部的な遅延をひとつづつ洗い出しては修正する個別の作業に
なっていくと思います。キャリアの皆さん頑張ってください。


それはそうと災害とインフラと言えば基地局の停止が付き物。
ソフトバンクは今回も派手に止まっています。

ドコモ 1、KDDI 0,ソフトバンク 20とまたもや一社だけ桁が違います。
ドコモとソフトバンクは2GHz帯で細かく基地局を打っているのでKDDIが0であっても数箇所程度
止まるのはやむをえません。その分ドコモなら数箇所程度の停止なら他の基地局を調整して
すぐに穴埋めが出来ます。これはマイクロセルにしてあることの強みの部分です。
KDDIなら一つの基地局の単位が大きいですから穴が開いた分他で穴埋めとそう簡単には
行きません。

ソフトバンクは20箇所のうち15箇所はすぐに直ったようですが、後5箇所のアナウンスが未だに
無いということは完全に停止したままなのでしょう。他の被害状況を考えると倒壊しているとも
思えないのですが、なにが有っても不思議では無い状態なので3~4日でなおらないようなら
倒れている可能性も十分に考えられます。

エリアメールを煮詰めているドコモやKDDI、基地局は多数停止でエリアメールも秋からで
まだサービスインすらしていないソフトバンク。体力の差はますます広がる一方です。


それにしてもエリアメールがここまで近距離で間に合うようになるまでに煮詰められるとは
思っていませんでした。やれば出来るもんなんですね。日本の地震や津波に対しての技術が
世界中から注目されているのが分かるような気がしました。

こんな数秒稼げたところで大して意味が無いのでは、とかいう意見も勿論有ります。
しかし大型地震を経験している身からすれば例え揺れ始めに間に合わなかったとしても、基地局が
動いているぎりぎりのタイミングで、わずかな情報でもいいから端末に残しておいてくれる事が
どれだけ有り難いかと身にしみて知っているので非常に意味の有るシステムだと思います。

仮に全てのライフラインが止まった時、震源地も規模も自身の足で歩いて見て回った分しか分から
ないのです。このエリアメールでは少なくとも最寄の基地局が壊れてしまう前にだいたいの
震源地が分かり、自分のいる場所での揺れでおおよその規模を想像することが出来るので
第一報を得る為に走り回る必要がなくなります。

ちなみに私がたまたま行った出先で震源地近くで大地震に遭った時、真っ先に取った行動は
家に電話をかけてTVをつけさせて震源地を知ったことと、自分の居場所と無事を知らせる
事でした。地震直後の1分以内に30秒ほどの通話だけで十分でした。地震が起きて5分後からは
完全に輻輳して半日ほど回線は使えなくなっていましたが。

地震が起きたらわずかな量でいいから素早い情報のやり取りが出来ることの方が重要になります。
エリアメールはわずかですがそれに応えて補完しているのではないかと思っています。
  1. 2009/08/11(火) 19:37:09|
  2. 携帯
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中国の携帯事情~バンキシャの報道を受けて

日曜のバンキシャを見た人はどのぐらいいるだろうか。
山寨携帯、勝手ブランドの偽携帯についての報道をやっていた。
中国のおかしな偽者ブランドはVITTAN(ヴィタン)やCHANNEL(チャネル)等の高級ブランド、
SQNY(スクニー)、PANSONIC(パンソニック)などの家電製品を中心に、
創意工夫ある豊かな想像力の偽メーカーが乱立していたことはご存知の人も多いと思う。

当然ながら携帯も例外ではなかった。
SOMY(ソミー)やNOKAI(ノカイ)等の面白ブランドがあり、またはそれ以外にも大量の個人
ブランドのようなオリジナルブランドが沢山あった。それらは地元の日本向け等の部品を
作っている会社から現地の特殊なルートで漏れ怪しいブランドなどに供給されていると言う。

また電気街の部品屋にもそれらのパーツが置いてあったり、半分出来上がり状態の基盤や
液晶、筐体など全てがその辺りの部品や出揃う。結局番組スタッフは1500円ほどかかって
一台の携帯を組み上げていた。と言っても現地向けのGSM携帯でしかないので日本に持って
変えても意味が無いものだが。海外で商売するように個人携帯の部品を仕入れたいのなら
その気になればその電気街で誰でも仕入れることが出来るわけだ。

また怪しい携帯の中にはHello Kitty(その1)Hello Kitty(その2)熊のPoohさんの形をした、
もはや携帯と言うよりはおもちゃと言えるような携帯もあった。すごい際物的な出来の
ものも有るが、普通にキャラクタ商品として成立しそうな出来のものもあった。
ライセンス的にはアウトでしょうが。その中ではkittyのLithium Batteries(1800mAh)は素直に
すごいなと思いました。

携帯などでアクセスできない人向けの画像リンクはこちら。
kitty1-1画像のみkitty1-2画像のみ
kitty2画像のみ
Pooh画像のみ

これが中国パワーかと思う自由さが面白いです。
SIMフリーの自由さとも言えるでしょうが。

キャラクタものも自由に作れて、安い携帯も端末のみで相場は5000円以下、当然端末のみの
購入なので2年縛りがどうとか買い増しがどうとかは全く関係なし。
その気になれば全ての部品を購入して組み立てパソコンよろしく自分で全て組み立て可能。
電波管理法万歳の自由なお国柄でした。

日本がSIMフリーになってもここまで自由は無理ですが、少しは自由になるといいなと思います。


その中で日本の国内向けドメスティック携帯(ドメ携)の中国市場での人気も報道されていました。
なんでも日本の国内からEMS(国際スピード郵便)で届くとの事。それは正規契約されたものか、
はたまた窃盗集団が送信元なのか。発送元は謎でしたが。

SIMロック外し屋さんもしっかりと取材。
恐らくパソにつないでファーム焼きしているだけのようです。
元の端末のを吸い出し、SIMチェック部分をウイルス検出のようにバイナリサーチして書き換えて
端末に書き戻す方式なのか、それともあらかじめ解析屋が解析してバイナリ書き換えした
ファイルを上書きしているだけなのかは不明でした。

その兄ちゃんは少しだけ日本語が出来るようで、「903・904・905・906・・・ナンデモ
カキカエデキルヨ・・・」だそうです。番組内で最新モデルがと言っていましたがその兄ちゃんの
口からはそれ以降の機種名は出なかったのでそれ以降のモデルがその書き換えやで出来る
のかは不明です。でも恐らくその辺をうろつけば対応している書き換えやは苦もなく見つかる
ものと推測されます。


あと中国で不思議と人気の高い端末はN02A。
これは中国語の繁体字・簡体字でメールの送受信が出来、中国語IMEが搭載されています。
ピンイン入力もできるという中国での使用が他より圧倒的に快適な優れものです。
151でそれ以外に対応しているものが無いか聞いてみました。
F09Aが対応しているとの事。もしかして中国語対応が持ち回りになっているのでしょうか?
個人的にはそのままN08A・N09Aに引き継がれているものだと思っていました。

日本の端末は中国でも4万・5万としますから月収と同じぐらいの価格です。
最新端末になると月収の倍に到達するのではないでしょうか。
それでも飛ぶように売れるのだそうです。
日本では高価な時計や車がステータスの為に売れていた時期がありました。
今中国での携帯は車や時計に変わるステータスの象徴になったようです。
車や時計よりは価格は安いので手を出しやすいからでしょうか。
陳腐化も早い気はしますが。


7億回線に近づく中国携帯市場と4億回線を越えたインド市場に日本のメーカーは
今のところ余りに無力のようです。その大半は5000円以下の端末でしょうから手が出せ
ないのでしょうね。でも中国の見栄を優先する層は確実に欲しがっているのですから
国内仕様をSIMロックを外して売れ残りを在庫処分すれば飛ぶように売れるはずなのですが・・・。
そういうわけにもいきませんね。
  1. 2009/08/10(月) 19:57:57|
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ドコモがソフトバンクを越えるには

2009年の純増ナンバー1にドコモがなるにはどれだけ頑張ればいいのだろう。



この計算を見ると1~7月迄の累計でのドコモとソフトバンクの差は約24万回線。
月割りすると3万4千回線ほどになる。

年末までドコモがソフトバンクに対してこのライン以上の差を平均してあけることが出来れば
2009年の純増ナンバー1はドコモになる。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ誰が見ても無理ですが。

それにしてもKDDI、ソフトバンクに対して46%しか純増出来て無いんですよね。
勿論投売り以外はソフトバンクのような怪しい純増数を作っていないからこそその数字に
甘んじているわけですが。

ソフトバンクの怪しい数字が全く無ければドコモとの差は24万も無く、年間純増数は
たやすくひっくり返せる状態だったかもしれませんね。

  1. 2009/08/08(土) 23:30:39|
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ドコモ純増一位奪還

去年の冬機種発売からいつかいつかと首を長くして待っていたことがようやく起こった。
どうやら新機種の発売で躓いたことで6月に買いが集中したのがいい方向で回ったように思う。
しかもNERVケータイの後押し、全ての歯車が噛合った。

ソフトバンクが自信を持って送り出したiPhone 3GSを擁した今回、叩いて置くことの意義は大きい。
ソフトバンクの地合いが悪くなっているので何時ひっくり返ってもおかしくないのだけれど、
ぎりぎりでの強引な粘りと抵抗は大きかった。

ソフトバンク的にはiPhone 3GSの数字が有るから大丈夫だろうという油断が有ったのかもしれない。
今回さえ粘れば12月までは何とか持ちこたえられるだろうから。


ドコモからすれば今回一回で純増連続ナンバー1記録さえ切っておけばいい。
冬までまたずっと二位であっても何ら問題は無い。
ここで記録を途絶えさせることに意義があって、本格的に純増ナンバー1を狙うのは
来年の1月からでいい。ここから純増ナンバー1を狙い続けるのなら2009年ナンバー1を取らないと
頑張り続ける値打ちは薄い。もし続けてやるなら2009年ナンバー1を取る勢いで頑張るべき。
年の後半初月で逆転したのでまだ一位を狙えないこともないのだから。


ともあれソフトバンクは今まで程血管切れそうなほど頑張れる要素は減ったかもしれない。
連続記録が一からカウントしなおしになることで失うモチベーションは限りなく大きい。
このままソフトバンクが盛り返してもドコモが取り返せるチャンスは今後確実に増えると思う。

ソフトバンク的には純増一位にお金をかけるより公約の借金返済に注力したいので、ここらで
純増一位が切れた方が無理にツッパリ通す必要もなくなるのである意味ほっとしたかもしれない。
さすがの孫社長も突っ張る為のお金より、経営の為のお金のほうが大事だろう。


今回の出来事で言えることはドコモの復調を数字の上で示したことだ。
中身の数字を色々言っての始まらない。ソフトバンクが一位を続けてきた数字は純増数に
興味を示している多くの人が中身の無い数字だと気づいている。
その怪しい数字でもその気になれば宣伝に使える。
それを断ち切ったことによる心理戦にドコモは勝利したと考えている。

いつもは数字の中身に拘っている私だが、今回は中身より事実を強調する。iPhone 3GSの
インパクトすら台無しにするというおつりは奇しくもi-mode2.0ブラウザのトラブルのおかげとも言える。

もしかするとまじめに頑張ってきた以外の要素でもドコモに風が吹いているのだろうか?
そう感じずにはいられない。
  1. 2009/08/07(金) 21:53:55|
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1.5GHzの浸透性

LTEで使われる事になった1.5GHz帯の電波ですが、これは国内ローカルバンドで
メインで使われるものにはなりません。使われ方としてはトラフィックを逃がす為が
主な使われ方でしょう。

あともう一つ、2GHzよりは壁などへの浸透性は間違いなく1.5GHzの方がいい。
どの程度いいのか。

かなり前に電波が壁を通過する時の周波数ごとの減衰率を記事にしたことが有るが
800MHzや1.5GHz、2GHzをそれぞれ100の電波が通過するとした場合、以下のようになる。

電波浸透率(それぞれの周波数を100にしてみた)
800MHz  100   187.5   250
1.5GHz    53    100   133
2GHz     40     75   100

800MHzを100にとってみた場合、同じ壁の厚さなら1.5GHzは53%、2GHzは40%の電波が通過
することになる。1.5GHzならその半分以上は通過できる。

例えば現在2GHzの場所を1.5GHzで飛ばすと100→133なので3割増しの電波改善が期待できる。
3割も変わればメールが届かなかった場所でも届くようになる可能性が期待できる。あくまで
バイパスバンドでしかない1.5GHzだが、思わぬ電波状況の改善は期待できる。


但しこれらは単純に壁の向こうで減衰している場合の想定でしかない。
主に鉄筋入りの柱や金属製の棚等、大きな電波の影が電波状況を悪化させていることが
多いので周波数帯に関係なく電波状況が悪い事が都市部では多い。

一概に低周波数だから良くなるとは言えないのが都市部での電波状況だ。
むしろ高周波数の方が壁での反射率は良くて吸収されにくいので穴から吹き込み型の
アンテナの場合は高周波数の方奥までよく届く場合も有り得る。



各社これから基地局を配置していくわけです。
ドコモはやはり3Gでも完璧にエリアを構築しきった2GHz帯が本命、やはり飛ぶ距離と得られる
速度のバランスがよく使い勝手がいいのが2GHzだとよく知っているのでそうするのでしょう。
ドコモが2GHz帯を重視するのはエンドユーザーの得られる通信速度を優先しているからで、
エリア内のサービスの質を優先で考えると2GHzになる。

KDDIは800MHzはとにかくエリアを拡充することが第一、とにかく800MHz帯でエリアを国内くまなく
広げてしまう。しかし2GHz帯に比べると同じ帯域幅でも実効転送速度は落ちる傾向が強い。
私が各地でmpwを使って計測した結果だが、ドコモの2GHz帯が100%に対しプラスエリアの
800MHz帯では75%程度の速度になるという結果を得た。(但しこれは山奥だったので周波数帯の
せいではなくバックボーンの影響の方が強いかも知れないのであくまでここだけの参考値という
ことでお願いします)
以上を踏まえるとエリア内の質はそこそこでいいので、とにかくエリアを最大限に取る事を最優先に
考えているのがKDDIということになります。

上の二社は考えていることがこうだとはっきりとしていて非常に分かりやすい。
ではソフトバンクはどうか。

LTEは1.5GHzではなく2GHz帯でやる方向のようだ。
やはり国際バンドを意識してのことだろう。
世界中で3Gが中途半端に不発だったおかげで3G用の2GHz帯は空いているからこの周波数帯
だけは外せない。では1.5GHzではHSPA+をやっていくようだがこれはどうか。

これは大きな賭けと言わざるを得ない。
ドコモは2014年段階で半分程度しかLTEでカバーをする気が無いということで3.9Gは3.9Gでしか
なく、3Gを完全に置き換えるものではないという考え方のようだ。もしかすると最後までLTEのみ
で全エリアをカバーをすることは無いのかもしれない。
となると3~3.9Gというものは一つという考え方をしている可能性がある。

ソフトバンクはそうなる事を見越して1.5GHzではHSPA+をやるのかもしれない。
もしこれが急速にLTE化への流れに変わったとしたらこれから一から構築する1.5GHzのHSPA+の
ネットワークは中途半端で無駄な投資になってしまう。

KDDIは一気にLTE化をしてしまうわけだから完全移行のKDDI、二束のわらじのドコモ、LTEは
諦めムードで3.5GのHSPA+にかけるソフトバンクと完全に3方向に分かれたことになる。

ビット単価的には明らかにソフトバンクが一番不利だが、コスト的・時間的有利さはある。
そこでどうやって息をつないでいくかが勝負になる。先日モックが流出したiPhone 3Gの次期版か、
更にその次のiPhoneではもしかしたらHSPA+対応されているかも知れない。
そこでiPhone + HSPA+でクラウドコンピューティングとなると非常に強い武器になる。
それを目指しているようにも見える。絵に描いたLTEよりも、とりあえず最高峰ではなくても
実際に動いて商品として販売できる快適な環境が一番強いことを知っているのでそれを
狙っているのではないかと思う。

ところでソフトバンクのHSPA+を使おうとすると1.5Gに対応していなければならないことになる。
2GHzはHSPA+をやらないだろうというのが私の想定する前提だ。理由は無計画な中継局や
コン柱による基地局設置でソフトバンクの2GHz帯は汚染された環境といっていい。
それを整備しなおすより、まっさらで綺麗な1.5Ghz帯を一から構築した方が近道ということ
なんだろうと考えた。

しかしそうなるとソフトバンクのHSPA+端末は1.5GHzに対応する必要が有るが、国内の
メーカーはともかく、iPhoneは1.5GHzに対応してくれるのだろうか?
まさか100万台足らずの市場の為に全体の設計を変えることも考えにくい。
となるとソフトバンクから出るiPhoneはHSPA+の体験が出来ないことになるのだが、
この辺りの落としどころに注目だ。

また今更3.5Gのネットワークを1.5GHz帯で作るからには後最低10年は3Gの電波がメインで
使われるという計算をしていると思われる。恐らく2GHz帯は10MHz幅をLTEにして、残り10MHz幅
で3Gを運営し、1.5GHz帯の10MHzの20MHz幅で3Gをやるのではないかと思われる。

そうなるとソフトバンクの端末は、1.5GHz-HSPA+、2GHz-HSPA、2GHz-LTEと、今は2GHz-HSPA
だけに対応していればいいのとは状況が変わり、他社とそう変わらない構造になってくると思われる。
つまり今までよりも安く作りにくくなる。

ソフトバンクもその辺りは考えているだろうが、どこに落としどころを持ってくるのだろうか。
この複数の選択肢がある大きな世代交代でババを引くのはどこか、上手く成功するのはどこか、
三者三様なだけに見ている側は非常に面白い。ここ数年の動きが楽しみだ。
  1. 2009/08/06(木) 20:35:29|
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やっぱりiPhoneは優秀なモバイルコンピュータだった

米軍、情報端末としてiPod TouchとiPhoneを採用
http://slashdot.jp/apple/article.pl?sid=09/04/22/0529242


先日の記事でも一部触れているが、iPhoneを超小型モバイルコンピュータとして見ている人は多い。
まさか米軍までそういう利用用途を見出すとは思ってもいなかったが。

更にタフネス携帯の企画を先日立ち上げてみたが、この事を先に見つけていたらまた違った展開に
なったかも知れない。

情報戦が勝敗を時代なので、情報が簡単に引き出せる手の平サイズの汎用マシンはあらゆる場で
重宝されることが分かってきました。”携帯”としてではなく、通信機能搭載コンピューターとして
の価値を見出している人が増えだしてきている。

そんな中iPhoneは群を抜いた汎用性を秘めた設計になっているのが強みだ。
これはAndroid端末には追いつけない。何故なら単一ハードのiPhoneはネイティブベースで
全てのアプリが動作する。Androidや日本の端末はネイティブでは無い。Javaベースになる。

ドメスティック携帯(ドメ携)も基本的にベースはJavaだ。(auは除く)
それでもアプリを作るうえで大きな制約は無い。
しかしプログラマの数がJavaでは多いとは言えない。
C++ライクな書式は決してCやC++プログラマを寄せ付けないわけではない。
しかしAPIをどれだけ知り尽くしているかがプログラムの質を決める。

APIをどこまで操れるかがアプリ制作の鍵を握っているだけにこれは深刻だ。
C++系のプログラマがJavaを初めて触ったら迷子になるだろう。
そういう意味でもiPhoneは有利な位置にいる。

iPhoneのいいところはMacのプログラマを取り込みやすいことだ。
Androidもiアプリも心理的な壁がある。
iアプリに至っては開発環境を揃えるのが結構面倒だ。

やっぱり開発者に分かりやすく、開発者を大事にしているハードは賑わう。
AppStoreがいい作品発表の場にもなっているので配布用に自作サイトなどを作る必要も無い。


この辺りが通信会社とコンピュータ会社の発想の違いが出ているなと思う。
例えばiアプリで軍事系のソフトを・・・なんて気持ちにはさせられない。
汎用コンピュータとしてみてもらえるか、それがソフト技術者に魅力として映るかどうかの
鍵を握っている。またC++やJavaベースでなくてもJavaScriptでもちょっとしたものを組ませる
環境を整えるのもいい。そういう意味ではFlashは良かったはずだが・・・。

100KBまでという制約はまあいいとして、こちらも開発環境が全く整わなかった。
ほんの一部のFlash芸人が遊んだだけで終わったに等しい。せめてFlashだけでも
3社共通だったりすればもっと流行ったかもしれないが。

とにかく一旦プログラムを組もうと思ったら初めから障害だらけだ。
何かを作ろうと思えば思うほど入り口で諦めざるを得ない状況だ。
誰が見ても汎用マシンであるiPhoneとは大きな違いだ。

だからソフト動作環境としてiPhone/iPodが選ばれるのです。
分かりやすいハードはとても魅力的に見えます。
  1. 2009/08/06(木) 02:40:13|
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なかなか出てこないドコモの夏機種アップデート

夏機種の新ブラウザでの大騒動から一ヶ月以上経った。
騒ぎはもう忘れかかっているが、サイトを開けているものとしては何時までも気が休まらない。

結局ブラウザが変わっても環境変数に端末情報を出してくれなかったもんだから
何時発表されるかわからないアップデートを気持ちを張り詰めさせて待っていなくてはいけない。
こういう時ユーザーエージェント等を利用しているサイトを運営している事をとても面倒だと思う。

ネットの流儀ではこんなもの環境変数で対応しておくべきことだろう。
ブラウザも亜流なら端末情報についても亜流だ。
標準仕様に出来るだけ準拠しようという態度だったJ-PHONEの爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいだ。

ユーザーエージェントの機種に3がついている今の状態が、アップデート後には4に変わると思い、
既に4には対応させてある。しかし絶対そうとは限らない。
夏機種用の判断データ部は壊滅的に汚くなった。こんなに汚いのはドコモだけだ。
環境変数を出さないばかりに。

過去に誰かが言っていた。
「機種名で判別してデータをプログラム持ちにすれば良いだろう」と。
そんなことしたら新機種が出る度にメンテが必要でしょ。
ノーメンテで稼動し続けるプログラムをいつも目指しているのです。
暇な時ばかりじゃないんだから。

プログラムを組むものとして汎用化とメンテナンスの手間を減らす事を考えるのは
自然な流れだと思うのですが・・・。ドコモはそれを認めようとしません。
何時までも時代錯誤な手間との戦いが続きます。
LTEの時代になっても延々とこんな単純作業が続くのでしょうか・・・。
  1. 2009/08/04(火) 00:36:29|
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SMAPのCM~ソフトバンク

何かを具体的に広告しているわけじゃないけど、なかなかセンスのいいCMなんじゃないかと思う。
やっぱりCMをさせたら心を掴むのはソフトバンクが一番上手いんじゃないかと思う。

他社のはそのまま流しちゃうんだけど、今回のというか最近始まったソフトバンクのCMは「あっ」と
思って一応見る。

武蔵丸親方の出てるやつと始まったばかりのSMAPのやつ。
その60秒バージョンはなかなか良く出来ていると思います。

意味や言葉を伝えるんじゃなくて、”イメージ”を伝える。
ソフトバンクのCMはそれをきっちりこなしていると思う。
武蔵丸親方のCMは例えば「軽い方がいい」というメッセージも誰にでも分かりやすく伝えている。

どっちにもソフトバンクのCMは強いなと思います。
その為に一番最初に「これを伝えたい」って思いと、「ある程度切り捨てる」って事をちゃんとやって
いるからだと思います。

例えばドコモ、全てのCMを老若男女全てに伝えようと作りすぎている。
そんなに沢山CMを打っているのならCMごとにもっと絞ってもいいのではないかと提案。

一人が10のCMを見るのならその内の一つにクリティカルヒットがあれば10のCM全てが
成功したと考えていいと思う。

10回無難な同じCMを見せるのなら2回づつ5種類で1種類だけヒットさせることが出来ればいい。
その1/5の確率のヒットで、確実にだらだらした10回分のCM以上の結果を出しているはずだから。

あくまでデファクトスタンダードでボトムアップを全てを狙うソフトバンクと、方式を広げるのは
海外の会社に経営参画、CMは全ての世代に受け入れられる無難なもの、というかなり古臭い
手法を頑なに守るドコモは余りにも対照的過ぎる。

”頭”に伝えるCMと”心”に伝えるCM、明日起きた時覚えているCMはどちらなのかはもっと
考える必要があるのではないかと思う。
  1. 2009/08/02(日) 23:40:06|
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iPhoneの全てを乗っ取れる!?

「世界中のiPhoneがSMS経由で乗っ取れる」セキュリティの脆弱性
http://www.gizmodo.jp/2009/07/iphonesms.html


まあオープンなだけにこの辺りのセキュリティーホールは分かってる人には想定内でしょう。
端末の全機能を乗っ取れるとはなかなかマメなプログラムを書いたんじゃないかと思います。

私がこのワームのプログラムを書いた場合を想定して考えてみると・・・。

恐らくこれをコントロールするサーバーがネットワークのどこかに存在し、そのサーバーに
命令を与えると個々の乗っ取られたiPhoneが思い通りに動かされるということになる。
単なる愉快犯ではなく、実用的な動作に利用される可能性が非常に高いと思われる。

例えば何らかの投票やDDoS等。
これをお金を取って時間貸しのような感じで十分裏商業ベースに乗せることが出来ると思う。

コントロールサーバーも分散化がされている可能性が高く、お互い最新の感染iPhoneマップ
情報を更新しあっていると考えられる。今時のワーム・ブラック・プログラマだとそのぐらい
組んでそうに思う。

豆腐が出たら電源を落とせ。
iPhoneユーザーはしばらくは反射で行えるぐらい意識しておくべきかもしれない。
  1. 2009/08/01(土) 00:07:54|
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