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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
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取り敢えず掲示板。[suzunonejh.bbs.fc2.com(取り敢えず対策w)]

ドコモこっそりデータプランを開放?

『UstreamやSkypeなどには利用できない?』のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000115000/SortID=11537764/


バッファローのPortable Wi-Fi DWR-PGでドコモで制限されているはずのSkypeの通話と映像が使えたと
いう報告が有りました。これはドコモは制限していると告知しているものです。

パソコンでもiPhoneでも何でもぶら下げることが出来る端末のプランでそれが認められているわけです。
もしかすると今後の開放に向けたテストをこっそりとやっているのかもしれません。
悪質な使い方が流行らない限り将来的には開放の方向を模索しているように思えますね。
  1. 2010/06/30(水) 19:45:03|
  2. 携帯
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さあAndroidが動き出した

Androidサイト「アンドロイダー」がau one Marketへアプリ情報を提供
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/300/Default.aspx


国内でもAndroidアプリ関係の動きが次々動き出している。
これはAndroidアプリの情報をauone Marketに対して。

いくつもAndroidアプリのサイトが有れば分散化が懸念される所ですが、結局主要アプリは
それぞれにアップされますし、一つ一つが太っていけばAppleのApp Storeを簡単に超えてしまう。
それだけに数の圧力は大きいと言えます。

ドコモとauはAndroidの地固めは徐々に行っていますがソフトバンクはiPhoneが有るので
動くに動けません。まあ本家が有るのでキャリアが持っていなくても問題はないのですが。
  1. 2010/06/30(水) 19:37:53|
  2. 携帯
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未だに残る大鑑巨砲主義的な頃の発想

「ガラパゴスじゃだめなのか」、700/900MHz周波数WGから
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100628/349694/


この記事のタイトルを見て脱力した。
記事の中身を読んで更に脱力。

>郡山氏は、「車は通行車線が異なる、電気製品は電圧が異なる、テレビは放送用の周波数が違う、
>しかし日本のメーカーは国際競争力がある。一方で医療器具やバイオ分野の計測・分析機器は
>グローバルスタンダードを採用しているにも関わらず、国際競争力がない分野もある」と述べ、
>「グローバルスタンダードでないとメーカーの競争力が弱まるとは言えない」と結論づけた。

車の場合、右左対象になるように部品を作り正反対に組むことで出来る限りロスを減らすなど、結局
「出来る限り同じになるように」設計することでコストカットを果たしています。
テレビの場合はサイズが携帯ほど切迫してないですよね。
更に周波数が携帯のように多方式かつ多バンドに渡っていませんし。
どうにかして今、楽をするための言い訳を積んでいるようにしか見えないのです。

国際標準に合わせる事は有り得ないほどの茨の道です。
しかも国際標準に合わせたところがスタートであり、ゴールなんて有りません。
だけれどもそれが海外と勝負する為の最低限のチケットだと思っています。

そこにこの意見。

>韓国はグローバルスタンダードであるGSMを採用しておらず、さらに国内の携帯電話機にはWIPIという
>独自のアプリケーション用プラットフォームの採用を義務づけられている。こうしたガラパゴス状態にも
>関わらず、「韓国は携帯電話機において世界の30%のシェアを持っている」(郡山氏)という。

だから30%で止まっているのです。
韓国国内事情の足かせがなければもっとシェアを取れていたでしょう。
それは韓国独自の事情が有利に働いたのではなく、韓国企業が国と一体になってものすごい努力をしたからです。
30%のシェアというのはその成果を得ているだけの話で、決してその事情は有利な材料では有りません。

日本はそんなとんでもない所と勝負をしなくてはならないわけで、その為には少しでも足かせを解き、
これからの勝負に備える必要があります。国内固有種化するのがいいのならW-CDMAやLTEなんて採用せず、
XGPなり他の方式で固めてしまえばいいのです。そうすれば他国から入ってくることも有りません。
しかしそれを賛成する人はいないわけでしょ?

結局海外とのグローバルスタンダードのメリットは受けつつちょっと違うことをした方が入ってきにくい
からという”お堀”の城固め的発想から抜け出ることができてないのです。
それではPC-9801シリーズと同じ轍を踏むことになります。

PC-9801は完全に国内シェアを固めていましたが、最後はDOS/Vの長期に渡る兵糧攻めに屈しました。
携帯業界もそれと同じことを選択するか、それとも違う道を模索するのかの岐路に立たされている
のではないかと思っています。

SDRや何やかんや、これも結局の所CPUが辿った道がヒントになっているように思います。
VLEWやなんやかやと色々出てきましたが、最後に残ったのは86系のアーキテクチャーのPCと、
ARM系の組み込み向けCPUでほぼ支配されてしまいました。
その他の道を選んだものは見事に消えてなくなったか表舞台から消えています。


今更700/900のペアリングがいいなんて言えるのは漫然とした発想しか持っていないのではと思います。
この辺りの嗅覚が鈍い人が多いのではないでしょうか。

携帯の世界でも似たような状況が起こり初めているのに、「まさかPC-9801が無くなることはないだろう・・・」
的発想から抜け切れてないのだと思います。それでも世界は少しづつ進んでいます。保守的にゆっくり
動いていたら美味しい市場は韓国や中国に食べつくされてしまい、その後から「ここは今ホットだ」等と
タイミングを逸した状態で手をつけることになります。鉄は熱いうちに打たなければいけませんが、
仕込みは温まる前に行わなくてはいけません。


世界の標準帯域は物理的な機器の設計やコストだけの問題だけではなく、世界の中心にいるんだと
世界に示す為にも割り当てるという意識が必要です。誰が旗を振っているのか、今は世界中が
日本がかすみつつあり韓国や中国に視線が移ってます。

どこかの途上国の学校で「どこの国に留学したいか?」という質問に「JAPAN!」なんて答える国は減ってきています。
「KOREA!」と多くの生徒が盛り上がって答えている様子をNHKで見た時は大いにショックでした。(所詮NHKですが・・・)

その韓国の周波数の割り当ては世界スタンダードの方向を向いています。
これ以上日本が差を広げられるのを指を咥えて眺めているわけにはいきません。

700/900ペアは電波的にも色々とメリットが有ることは分かります。
しかしそのデメリット部分を克服できる技術レベルを日本は持っています。
技術の使いどころを見誤ってはいけません。

まずは他と同じスタートラインに立つ、一人だけ別のスタートライン上に立っていても後で差を
埋めるのに努力を要するだけです。それならば先に差を埋めることに対して努力をした方が
前向きなのではないでしょうか。

タイトルに使った大鑑巨砲的の意味する所はもうかなり世界的な立場が落ちてきている日本を
「日本はまだまだすごい」と現状認識できていない様子を表しています。
航空機の時代に変化している事を認識できず何時までも古い思考のままということを言っているつもりです。
今の状況を例えるならKCP+機の発売直前のau辺りの位置に日本はいるように思います。
もうぎりぎりです。


日本人は先にリスクを取る事を嫌いますが、それでは何も始まらないのです。

  1. 2010/06/29(火) 19:58:04|
  2. 携帯
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ソフトバンク1.5GHz帯の広がりとiPhone

iPhoneはソフトバンクだけでなく、海外キャリアでもそのパケット食いなところが問題視されています。
とは言え海外は日本のi-mode等のようにそもそもパケットがそれほど使われる素地がなかったので
元からインフラが弱かったという側面があるのでそれほど参考にはならないところもありますが。

しかしながらiPhoneのパケット食いは間違いのない事実で国内でもソフトバンクが恐らくインフラ投資の
多くをiPhone対策につぎ込んでいるのでは無いかと思います。
私の予想ですがソフトバンクお得意の比率ではここ1~2年のパケット増加の伸び率がソフトバンクが
抜きん出て高くなっているのではないかと思います。そのほとんどはiPhoneのおかげだと。
(逆を言えばそれまではソフトバンクの端末では制限が多すぎてパケットを余り使えなかったとも言える)

ソフトバンクのこのコントラストの激しい転身は大いにユーザーの心を捉えてどんどんパケットの消費に
向かわせました。ある意味自分自身の首を絞めるようなやり方ですが、ソフトバンクが倒産寸前まで
追い込まれていた以上これしか方法が無かったとも言えるかもしれません。

流れや背景はともかく多くのユーザーの支持を受けたのは間違いのないことです。
ソフトバンクの威信をかけて整備したpanda-worldも一度も落ちることなく、なんとかやってこれました。
iPhoneへのソフトバンクのやる気が感じられたところです。

そのソフトバンクは今はiPhoneの為だけのキャリアといっても過言ではなくなってきました。
いや、実際はiPhoneの何倍ものドメ携のユーザーがいて、通話やメールを楽しんでいます。
しかし嬉しいやら困ったやら現役で売れているのはiPhoneが常に過半数という状態。
このままではiPhoneの比率は上がっていく一方です。

iPhoneの比率が上がると困るのが大量のパケット。
ソフトバンクがどこまで整備しているのかはわかりませんが、しかしながら今のところ深刻な速度落ちの
報告は見られません。死に物狂いで増強し続けているからでしょう。この辺りはさすがインターネット
カンパニーを自ら名乗るだけはあります。素直に拍手ものです。

さて、ソフトバンクは今は2GHzに追加して1.5GHzを割り当てられました。
4月頃から徐々に運用が始まっているようです。
しかしソフトバンクの1.5GHz対応機種はまだ多くない。
肝心のiPhoneは3GSまでは1.5GHzに未対応だ。

そしてiPhone4の対応周波数は・・・、
GSM 850, 900, 1800, 1900
WCDMA/UMTS 800, 850, 900, 1900, 2100
となっており、やはり1.5GHzには対応していません。
なので1.5GHzの基地局をどれだけ立てても主力であるiPhoneの電波は改善されません。

ソフトバンク的には1.5GHzを整備すると言ってはいるが、整備した所で大して意味がないのです。

しかし既にソフトバンクの1.5GHzの整備が始まってしまっています。
今までのソフトバンクの基地局整備のスピードの遅さからすれば比較的早く1.5GHzの整備が進んでいるようです。
その様子をここで見ることがきます。

SoftBank 1.5GHz W-CDMA
北海道 31
東北  36
関東  8
信越  2
北陸  10
東海  18
近畿  0
中国  0
四国  0
九州  62
沖縄  0
全国  167

なんとまああからさまな地方整備の決め手に使っていることか。
1.5GHz帯は2GHz帯よりは確かに大気内の水分の影響を受けにくく湿度の高い山岳地帯でもよく飛びます。
考えようによっては速度の出にくい800MHz帯よりも速度を出しやすく、適度に飛ぶのでバランスの
取れた使い勝手のいい帯域と言えるかもしれません。
先日の対談でも2GHz帯は木の葉に弱いと孫社長は言っておりました。
葉は水分を多く含むので当然ですね。

しかし1.5GHz帯を手に入れた途端、帯域が切迫しているはずの都市部を全く無視して地方ばかりに
基地局を立てています。実際にはソフトバンクは帯域に困ってないようです。
逆に言うとパケットを食っているのはiPhoneだけで、ドメ携はほとんどパケットを使っていないので
ソフトバンクの帯域は実際にはスカスカ状態だったと言えると思います。
(先日の光の道対談で孫社長は帯域不足という話をしていたのに反意を唱えたくなるのも当然です!)

それが如実に感じられるのは正月のメール遅延合戦(?)でソフトバンクだけが遅延するという有様から
他社は元からパケットが多く使われているので設備がそこそこ整備されているのが、ソフトバンクは
普段はほとんど使われていないので正月だけパケットを使われるのでそれにあわせた設備投資を
するわけにもいかないので遅延するのではないかと思われます。(この場合はメールサーバですが)

同期間に何故かソフトバンクの2GHzの関東・北陸・近畿の基地局が減少しており、さらに20MHz幅の
基地局が少なく、15MHz幅の基地局が大半の状態で余り問題を起こしてない所を考えるとやはり
ソフトバンクはパケットを使う人が少なく、トラフィックスカスカ説は一段と説得力を増してきます。

辛いのはトラフィックが最終的に集中するpanda-worldのサーバのみで、そこだけ何とかすれば大丈夫と
いう状態なのでしょう。

他社でも実際に辛いのはプロバイダとしてのサーバ部分であり、W-CDMA部分は思ったより余裕があるのでは
ないでしょうか。ドコモもLTEで2GHz帯を削るはずなので1.7GHz帯をもっと増やすのかなと思っていましたが
思ったほど増えず、現状とそう違わない状態で2GHz帯を一部停波するのかも知れません。


あとXperia発売時にドコモはmoperaが一時パケットが集中して輻輳して落ちたようです。
iPhoneに全てをかけていたソフトバンクと、たかがサブラインのスマートホンの発売と
なめてかかっていたドコモとの意識の違いが浮き彫りになっています。
そりゃドコモがスマートホンでソフトバンクに追従できないわけです。
ドコモの脇の甘さをよく表しています。
ドコモにiPadのパケットが流れ込まなくてよかったねって思ったぐらいです。
今ではXperiaはサーバを分けて対処しているようでpanda-worldと同じく専用化されたようですが。

ドコモではW-CDMAの空中線で輻輳していた所が住宅地を中心に有ったようですが、今ではほぼ
解消されたようです。実際にはドコモを含めて混雑している場所はトラフィックを受け止めるサーバのみで、
実は言うほど混んでいる基地局は多くないのではないかという気もし始めている今日この頃です。
それがソフトバンクの1.5GHzの基地局の置き方に現れているのではないかと・・・。




さてソフトバンクのエリアマップ、1.5GHzと2GHzの違いを分かるように塗り分けられるのでしょうか。
分からないように一緒くたに塗ってしまってエリア詐欺に利用しようと画策しているような気もしないでは
ないのですが乞うご期待ですね。
  1. 2010/06/28(月) 21:18:29|
  2. 携帯
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700/900MHz、とにかく一番動きが遅いドコモ

KDDI、ソフトバンクらも国際協調路線へ転向、総務省の700M/900MHz再編議論
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100622/349511/


>700M/900MHz帯については2010年1月から総務省の情報通信審議会で議論が進められていたが、
>携帯各社は当初、国際的に協調が取れない700MHz帯と900MHz帯をFDDシステムの送信と
>受信バンドとして利用する考えを支持していた(関連記事)。しかし今回検討体制が
>仕切り直しになったことでKDDI、ソフトバンクモバイルらは、国際的に協調が取れた
>700MHz帯、900MHz帯それぞれの帯域の中でペアバンドを確保する考えを示した。

KDDIとソフトバンクは700/900MHzをペアで使用するという完全国際非標準から標準へと
軸足をずらせた。しかしドコモは

>NTTドコモは、国際的なIMTバンドに基づいた割り当てをすべきと主張する一方、「現実的には
>700M/900MHz帯をペアで使う形が現実的」(NTTドコモの岩崎文夫常務執行役員)という見方を示した。

ということだ。
理屈では国際標準で有るべきだと分かっているが、リスクは犯したくないという引け腰な態度が
ありありと見えている。


最大手がそんなことではなるものもならない。
国民全体の利益となり得ることなんだからはっきりと国を作るぐらいの気概を持って意見を主張する
べきだと思う。業界最大手が既得権益に立ち向かってくれないと余計な時間がかかることになる。


私はこの700/900MHz帯問題は分かりやすい解決法でしか解決しないと考えている。
早い話が周波数変更となると旧機材を新機材に入れ替える必要は最低限起こる。
既得権益もだが、この費用を出したくないという利用者側の事情も十分に考えられる。

そこで私は周波数を取得する携帯時業者側がどいてもらう既得者側の移行費用を持つ形にすれば
話は早いのではないかと考えてみた。

700MHz帯・900MHz帯の2グループに分け、700MHz帯を利用する場合は700MHz帯の分のみ、900MHz帯を
利用する場合は900MHz帯の分のみを、それぞれのグループの取得する帯域分割りで費用を持つという
ふうにすればどうだろう。

移行する側は費用がかからないのなら意外と素直に応じる所も出てくるのではないかと思われる。


MCAならどこか空きに移行してもいいし、先日記事にしたこういうものに移行してもいいだろう。
総務省というのはこういう前向きな調停を行うべき機関ではないかと思う。
また、携帯時業者側もこういった意見を自ら積極的に出して国際標準帯域を勝ち取るべきだと思う。


話が揉めるのも早く終わるのも、大人の世界では多くの場合が「金」なわけで、多くの利益が
出ている携帯事業者はお金があるうちに将来へ投資を行っておくべきだ。そうでなければ携帯
事業もバブルの二の舞になるかもしれない。

自分達のことだというのに何故部外者の私のほうが熱くなっているのだと不思議でならない。
メーカーも機器の入れ替えが起きたら儲けのチャンスでしょう。
地上に出る前の水脈を嗅当ててこそ大きな儲けにありつけるのです。
こういうことはいい意味で官民一体になってどんどん進めて欲しいです。
  1. 2010/06/25(金) 19:50:33|
  2. 携帯
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追記>一時音信不通のiPhoneユーザー・30代主婦

昨日の私の身近なiPhoneユーザー・30代主婦の場合の記事の方、記事の為に更に取材をしようと
メールを送っていたのですがなかなか返事が返ってこなかったのです。

後で聞くと、「なにかアップデートが来ていたのでPCと繋いでアップデートをしたら3時間もかかって
調子が悪くなり大変でした」とのことでした。

彼女曰く、アップデートなんていらないと力説していました。
「電話とメールと最低限しか使っておらず、余計な事をされてちゃんと動かなくなるほうがよっぽど困る」
なんだとか。

iPhoneファンの方、他人に勧める時は注意したほうがよさそうです。
iPhoneは誰でも使える簡単さはメーカー側の設計思想の問題であり、ユーザーにとっては必ずそうだとは
言い切れません。スマートホンの面倒を見るのは有る程度自己責任な訳ですから「簡単に出来る」という
だけで勧めるのはどうかと思います。


ちなみに彼女、「必要のないものを断れない方」ではなく、「必要でないものがわからない方」です。
ショップが必要と言うものは絶対必要なんだという考え方をされる方です。
明らかにソフトバンク向きではありませんねww

値札を見ない系の買い物をされている方なので完全にショップの言いなりで買い物をされます。
情弱と言えばそうなのかもしれませんが、世間と発想はかなり違う方だということを付け加えておきます。
しかしながら頭が悪いというわけではなく、機械モノと虫意外についてはすごく切れ者的な一面を持っています。
嫌いなものについては思考を停止するという訳です。
  1. 2010/06/25(金) 19:12:00|
  2. 携帯
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私の身近なiPhoneユーザー・30代主婦の場合

私の身近にとっても機会音痴なiPhoneユーザーがいます。
先日少しだけ触れた私の唯一のタダ友の方です。

元々他社の携帯を利用していたのですが、自信の姉とのタダ友を機に両親も含んでiPhone乗り換えで
ソフトバンクに移ったそうです。彼女の周りには機械に詳しい人も多く、iPhone乗り換えの手伝いを買って
出てiTunesのセットアップまでしてもらったようです。比較的周りの環境には恵まれておりました。

その彼女、「ふつーのケータイに戻りたい」とこと有るごとに言われております。
徐々にアプリを使うことにも慣れてきておられる様子も伺え、そろそろiPhoneでもいいって思えるように
なってきた?と聞いても「やっぱり前までのふつーの携帯がいい」と意見は変わりません。
次は間違いなくふつーのドメ携を買うと力説しています。

彼女が買ったのは去年の3月、
・iPhone 3G
・フォトビジョン
・TV&バッテリー(ワンセグチューナー付きバッテリー)
・AppleCare Protection Plan(7800円)
・ダブルホワイト
となかなか豪勢な契約内容です。
これを聞いた時頭がぽかんとなり、笑うことすら出来ませんでした。
完璧なフルセットです。

言われたことは疑いを持たずに全て「はい、はい」と聞く素直な彼女はこれだけ積まれてそれを素直に
支払ったというのですからすごい。「なんかiPhoneを買う時にいっぱい払ったよ」としレット言って
のけました。

元々裕福な家庭のお嬢さんですごく上品な方です。
見るからに気品とカモ属性を漂わせている方なのでソフトバンクショップに現れた瞬間からロックオン
されていたのではないかと思います。こんな方はソフトバンクショップに行っては危険です。

フォトビジョンとダブルホワイトまではまだ許せても、TV&バッテリーは駄目でしょう。
私はそれを聞いたときは「そこまでやるか」と耳を疑いました。
誰がどう考えても不必要なものです。彼女も全然使ってないとのことですが、私が突っ込むまでそれを
付けられたことに何の疑問も持っていませんでした。すごい器です。


彼女は平たくて大きすぎ、手のサイズと合わないのと難しすぎて使いにくいということ。
やりたいことが出来ない・方法がわからない、というのが理由でした。
後、メールの入力もしにくいというのも。

やっぱり有る程度機能がハードキーになっていることは分かりやすさに繋がっているのだなとそこで
感じます。どんな状況になってもメニューキーや数字キーはハードキーになっていると消えることは
ありませんからね。

彼女がiPhoneを買ったのはタダ友でよく話したり普段からお互いの家をよく行き来するお茶友の
強い薦めによるものです。iPhoneユーザーはマカーと同じで信者化しやすく、不必要な人にも
強く勧めるという弊害があります。使いたい人が喜んで使っている間は問題は起きないんですけどね。

またAppleCare Protection Planも特筆することだと思います。
ソフトバンクはiPhoneを売ったらそのケアをする気は毛頭なくAppleに丸投げし、さらにAppleだって
それを売り上げにしてしまうというなんともあざとい商売をしています。
このプランに加入は必須ではないのですが、これに加入していないとサポートを受けると1分幾らで
課金されるということで脅して入らせているようです。彼女からはそう言われたので入会したという
ことでした。

ちなみに彼女は一度本体の不調で交換をしているのでこのプランに入っていてよかったといっていますが
何か関係があるのかご存知な方います?私は彼女の言葉の通訳をしながらこの記事を書いていまして、
実は彼女の言葉から実際の内容を把握するにはそれなりの困難を伴います。


iPadはこういった無理やり知り合いに進められるということが少ない商品ですが、先の記事にも書いた
ようにPCの代わりにと買う人が出てきます。電子ブックやなにやらと目玉も有るわけですが、
じゃあ普段そんなに本を読んでいるのか、そんなに本を読みたいのかと言えばそうでない人のほうが
多いのではないでしょうか。

あれもこれも出来るようになるからすごく便利だという人はいても、では実際それをどれだけの頻度で
普段行っているの?という疑問が私の中にはあるわけです。
出先でのちょっとしたことは携帯を使いますし、iPadの出来ることはほぼ携帯であるiPhoneと同じです。
中にはPCが欲しい状況も出来るでしょう。しかし今は勢いでiPadを選ぶ人も出てきてしまうでしょう。
後になって「俺はこんな事をしたいんじゃなかったんだ」と気づく人もいるでしょう。

勿論素晴らしい使い勝手のiPhone/iPadの御地を十分に堪能している人も沢山いるでしょう。
しかしいくべきではないところにいってしまうと被害は大きいのでそうならない売り方をソフトバンク
にはして欲しいもんのす。


決してカモのような方が現れたからってあれもこれも付けて販売するようなあくどい売り方をして
ほしくありません。上のことも孫社長につぶやくと彼女は救われるのでしょうか?
彼女はTwitterすらできないほどの機械音痴です。

iPhoneを持とうが光が100%の家庭に引かれようが、本当のデジタルデバイドは心の中にある事を孫社長は
気づいてないようです。つぶやける人は救われても本当に救うべきはつぶやくことも出来ない人のほう
ではないかと私は思ったりもします。
  1. 2010/06/24(木) 21:28:55|
  2. 携帯
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iPad飽きる?当たり前です。

『iPad』を日本で最初に買った人が早くも『iPad』に飽きつつある件
http://rocketnews24.com/?p=37033


>ソフトバンクモバイル表参道店で日本で一番最初に『iPad』を購入した人物が、早くも『iPad』に
>飽きつつある事がわかった。その人物がコミュニケーションサービス『Twitter』(ツイッター)で
>「やべえ。自分の中でiPad熱が少し冷めてきた」という他のユーザーのコメントに
>「ちょっとわかります」と返答したために判明した。

ちょっと馬鹿げている話だが当たり前のことかも。
だってこのiPadに列をなした人達のほとんどはiPadを買うこと・使うことが目的であり、「iPadで出来る
コレがしたいから」とか「iPadをこう使いたい」という理由で買った人はごく一部だからだと思います。

iPadを人よりも早く使うことが目的化していたのだからそれが達成されればそれで満足なわけです。
だから一通り触って予想通りな操作感と満足感を満たせば後は飽きるしかない。

飽きるほどでもなくても月々支払う固定費を満足させるほど使う人は半数を行かないのではないかと
思ったりもします。早い話が「月々お金がかかる高いおもちゃ」でしかないと。
さすがに今後の購入者はそういう層の割合が徐々に減っていくとは思いますが。


ぶっちゃけ同アプリはiPhoneで使えますし、できることはほぼわかっている。
実際の所iPadで出来ることはノートパソ等でも十分代用が利くことも多く、iPadだから史上初のコレが
できるようになったなんていうものは特にありません。

二度も列を作らさせられて乗せられた結果、こういう事を言う人が出てくるのも当然というわけです。
デバイスとしては素晴らしい。しかし列をなしてまでして買うようなものではない。

WiFiを使えるハードで何がしかのアプリが使えるようなものはノートパソコンで十分だ。
画面が小さくても問題ないならiPhoneやiPodで十分と考え出すそうも必ずいるはずだ。
ノートパソコンが欲しいと思っていた層が操作性が簡単という理由でiPadに流れるとか
そういう理由で購入したなら飽きずに必要な道具として役立つと思います。

しかし列をなしてまで買った少なからずの割合の人は想像を超えないわかりきったデバイスの
洗礼を大いに受けていると考えられます。数ヶ月経った頃、毎月の請求書を見て早まったと
思う人が沢山出てきそうな気がしないでもありません。
  1. 2010/06/24(木) 03:55:18|
  2. 携帯
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iOS4アップデート

iPhone4の発売に先駆けてiPhone/iPod向けにiOS4のアップデートが先行的にスタートしました。
Appleはやはりこういった演出はとてもうまい。

これをもしドコモが単独でやっていたとしたらiPhone4の発売を先行させただろう。
しかしマカーという信者を多く抱え、既にiPhoneを購入した既存ユーザーの大切さを良く分かって
いるAppleはそのお客さんに優先権を与えた。

ドコモも既に契約しているお客さんを大切にする企業なのだが、契約や端末の扱いについては
何故かお金がかかる仕組みになっている。保障や修理に関してはいたせりつくせりなんだけど、
機能などのアップは絶対しない。(Andriodで多少雲行きは変わりつつある)

私は以前i-modeブラウザを905シリーズまで遡って256KBや500KB等の大容量対応化すべきだみたいな
事を書いたことが有ると思う。恐らくiPhoneならOSのアップデート以前にアプリのアップデートで
対応してしまえる範囲のことだろう。

設計思想の違いは有るが、あの時点でそういう対応が可能な状態だったとしたらドメ携はスマートホンに
対してもっと善戦していたのではないかと思う。

iPhoneのこの既存の携帯のソフトのガチガチ感の中で空気を読まない自由さは今のところ大きな魅力と
して映り続けている。ドメ携もここまで出来なくとも有る程度までの入れ替えが許容されていたとしたら
ここまで極端な印象は出来なかったのではないかと思う。


ぶっちゃけ一年に一機種しか作らないiPhoneと何機種も大量生産し続けるドメ携とではその時点で
競争力に差が出来てしまうわけで、同じものを作っても締め切りが年に一度しか来ないものの方が
チェックやその手直しにかかるマンパワーの少なさだけを考えてもダントツに有利なわけで、
国内メーカー同士でお互いの足を引っ張っているとしか思えないわけです。

とは言え各メーカーが連合を組んで実質のメーカーの数減らしに動いたので今までよりはマシでは
ないかと思いますが、半年に一回という締め切りの短さはいかんともしがたいわけで・・・。


Androidについてもその辺りどうなるのかまだ未知数ですしね。
結局フリーでアップデートもGoogle任せで楽チンのはずですが、実際にアップデートを作るのは
メーカーで、その配布をするのはキャリアという状態のままではiPhoneのような革新を提供できる
日はまだまだ遠いと思われます。

こういう部分、間違いなくユーザー視線で作られてますねiPhoneは。
孫社長は当面は当たりを引いたと思います。
AndriodはOSは革新的でもそれを製品にして売るメーカー、キャリアのさじ加減で神的存在にも
クソな存在にも変われるわけですが、さて国内ではどうなるでしょうか。
  1. 2010/06/22(火) 19:55:33|
  2. 携帯
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ソフトバンク端末がドコモと同じになっていく?

ソフトバンクは夏機種の一部からブラウザをドコモ仕様と同じにしました。
先日の記事にも書きましたし、そのことにブログ等で触れている方も居ます。

このブラウザ、全くまだ情報を持ち合わせていないのですがドコモのi-mode2.0ブラウザをそのまま
ソフトバンクの機種へ持っていったものと予想されます。

そうなるとどうでしょう、サイト側から見たらソフトバンクのサイトではなくドコモ向けのサイトを
作ればそれでOKになります。今時は過去のような細かい差異で表示されないなんてことは滅多に
ありませんが、使用は複数有るよりも少ない方があり難いのは間違いありません。


何故ソフトバンクの端末にドコモのブラウザが入り込んできたのかを考えてみると。
ソフトバンクはiPhoneに販売をシフトし、ドメ携の販売台数を確保できない。
のでメーカーも販売数の少ない端末なら大きい所と仕様を合わせてくれると有り難いという事情が有ります。
どうせ最近はドコモの端末を変更してソフトバンクに持っていってるのですから変更箇所が少なくなり、
メーカー的には大変助かるはずです。

それとSIMフリーに対する問題が有ります。
一番違いが有るのはやはりブラウザ周辺とメール関係でしょう。
私はこれが今回のブラウザの統合を始めた一番大きなキッカケではないかと考えています。
ブラウザが同じなら差異も減りSIMフリーに一歩近づきます。

まだまだ世界との隔たりは有るにせよSIMフリーに向けて少しづつ動いてるんだろうなと感じています。
今年の冬機種でその流れは大きく動き出すようにも思うのですがどうなるのかちょっと楽しみです。
SIMフリーへどう動くのかじっくりと動きを観察したいと思います。
  1. 2010/06/22(火) 19:36:49|
  2. 携帯
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やはり電波の国際協調は重要

違う記事を書こうと思っていたのですが、どこも族さんから頂いたメールが頭から離れず記事の掘り起こし&
最近の情勢を踏まえた内容を書いてみることにした。

以前私はこんな記事を書いていた。
先日の光の道対談やここしばらくの動きはこの意見に近い内容で私は少し嬉しく思っている。
お知らせ頂いたメールはまさにこの記事で使っていた記事そのものでした。

世界と渡り合うには、世界の中心に立つには世界が認めるステージが必要です。
私が先の記事で700MHz帯・900MHz帯で世界標準に添う事を力説したのは世界が辺鄙ではない標準を採用して
いる国と認識させる為にどうしても必要なことだからです。

物理的にその周波数を使用しているという利便性や互換性という問題もありますが、マーケットや主要
ベンダーが目を向けるのに心理的な要素もかなり大きくあります。

携帯界の世界のハブを取るのに辺鄙なバンドばかりでは誰も相手にしません。
ただでさえマーケットとしての中国やインドの台頭やメーカーとしての韓国の急上昇、日本が付け入る隙なんて
このままでは全くありません。

その電波を使う当事者達は全くそんな所はアウトオブ眼中で「帯域が手に入ればいい」程度の認識で
情けないばかりです。私からすれば貴方達の将来の世界での立場はこの割り当てに大きく影響されるのに
何を暢気に構えているんだと思ってしまいます。

「世界と周波数合わせる」という観点でしか考えてない人が多すぎです。そんなにへりくだる必要はありません。
私は「世界の中心になるためにその為のインターフェイスを持つ」という意味で世界中からアクセスできる
周波数にしておくべきだという考え方をしています。

世界の端末を使わせて頂く為に合わせる訳ではないのです。
世界中からローミングしてもらい、世界に端末を売りさばき、世界からマーケット的にも技術的にも注目して
もらう為の標準周波数なのです。

世界とアクセスする為には世界と同じインターフェイスである必要があるのです。
  1. 2010/06/21(月) 20:36:54|
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時間が経って光の道対談をもう一度考えてみる

孫 正義VS池田 信夫の対談から時間が経ち、その内容をトイレや風呂等の時間に思い浮かべてはその言葉の
意味を再度考え直してみたりしてもうこのことに一度記事を書いてみようと思った。

孫社長は今後、トラフィックが異常に増える事を対談の冒頭に語った。
この先20年で100万倍に増えるトラフィックを逃がす為のインフラ整備がどうしても必要だと力説した。
それには光が必要だということで白羽の矢が立ったのが原口大臣の光の道構想だ。

しかしよく考えてみるとこの大量のトラフィックの発生と日本津々浦々への100%家庭への光の敷設とは
別の問題ではないだろうか。大量のトラフィックが発生するから電波の帯域が足りなくなるというのが
孫社長の説だがそれも何かおかしく思う。

どう考えても小さな地方都市クラスになってくると今後4Gで割り当てられる帯域で不足が起こり、
輻輳するとは到底思えない。大量のトラフィックを逃がす光が必要なのは東名阪や大きな都市圏がほとんど
だと私は思う。孫社長の光100%構想と大容量トラフィックの話は全く噛み合っていない。

大都市部のトラフィックを逃がすのが目的なら、現在ある光ケーブル以上に更に多数の会社が光を引けば
余裕が出来るし、災害や故障対策や事故・有事の際のバックアップにもなる。
そのぐらいならソフトバンクの体力でも不可能ではないだろう。
それとNTTの引いた光ケーブルだけで都市部の全てのトラフィックを完全に捌けるという保障は
有るのでしょうか?孫社長はその検証についても全く触れておりませんでした。
私は複数の企業による複数のケーブルが安定的にトラフィックを分けることが出来、安定した
アクセスを保障するものと考えています。

今後20年の自ら主張する100万倍の需要が見込めるのだから投資のチャンスではないだろうか。
そんな儲け話が有るのなら孫社長は他人に振らないで自ら光を敷設してください。
今後明らかに帯域が不足するんでしょ?あれだけ生放送で力説したわけですから。

東名阪だけならコストも抑えることが出来ますよね。
地域ごとにまとめて工事するアイデアまでお持ちのようですし、ソフトバンクの光構想を立ち上げて、
地域ごとに工事のスケジュールを公表し、それに合わせて各地域で申し込みをするようにすれば
事務手続きも工事も効率が上がりますよね。これは孫社長ご自身が語られたことの単純な応用です。



100%のブロードバンドの話は上記の話とは別に語るべきですね。
東名阪等大都市のトラフィックの心配がなくなり、その上で人の少ない地域までなかなか到達しない
光を含んだブロードバンドの話をするべきです。孫社長自身話題の整理が出来ていないか、本当の内容を
考えさせないように意図してごちゃ混ぜに語っているかのどちらかだと思います。

私は光だけでなく、LTE等の無線を含む何からの方式のブロードバンドで全国100%を目指すべきだと
思います。光で100%は必要ない。地方は地方で効率のよい方式を用いるべきです。

孫社長はケーブルの総延長が長ければ長いほど故障率の増大に繋がると仰った。
そうであれば田舎ほど距離が長くなるのだから、そんな場所に新たに光ケーブルを敷設するのは
ナンセンスな話ではないだろうか。距離が長くなる地域はメンテナンス性のいい無線で整備すべきだ。
田舎ほど少人数で帯域がふんだんに使えるので都合がいいのではないか。
しかも無線系だと都市部から来た人もそこで有線契約をしなくてもブロードバンドが使える。
都合のいいことだらけだと思われるのだが。

トラフィックがパンクしかけの都市部は、新たに又は既存業者が強化する光ケーブルでトラフィックを
逃がしつつ、地方では帯域に余裕のある無線を大いに活用する。
これが鈴の音情報局が孫社長の乗っかった光の道構想に対抗するブロードバンドビジョンとして
提唱することにします。

帯域とトラフィックを語る時は都市部とそうでない地域をしっかりと分けて語る必要があります。
世界でも有数の過密都市と過疎が問題視されているような山岳地帯を一緒くたに語るなど、
全く本質の見えてない討論でしかないと思います。


原口総務大臣の光の道がどういった詳細なのか一切知らず、名前しか知りませんが少なくとも私がここに
書いたような内容ではないように思います。光の敷設はとても大事ですが、実際に発生している
トラフィックの容量と場所をしっかり把握した上で適材適所で無駄のない対応をしてほしいです。



光の道アンケートをやっています。
この記事を読んで更に意見がある方は前回の投票に重ねて投票いただいて結構です。
生の声を届けるチャンスです。
  1. 2010/06/19(土) 23:35:55|
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iPhone4、国内販売は6万台?

Statement by Apple on iPhone 4 Pre-Orders
http://www.apple.com/pr/library/2010/06/16iphone.html


なんでもiPhone4が初日だけで世界で60万台に達したとか。
このうち日本は?

1/10位?
もっと少ない?
日本では5~6万台の予約が有ったと思われる。
Xperiaの時もそうだったが、確実に手に入れられるようにと複数の予約を入れた人の存在も
十分考えれれるのでソフトバンクの初日の予約は5万台以下ぐらいじゃないでしょうか。
  1. 2010/06/19(土) 00:32:09|
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ソフトバンクは何度も並ばせる

ソフトバンクモバイル、「iPhone 4」予約を本日で中止 ~ 当日販売は16店舗で実施
http://www.rbbtoday.com/article/2010/06/18/68527.html


iPadでも有った事だが予約していても当日並ばせたりととにかくソフトバンクは売れている感を出す為に
とにかく並ばせる。まあユーザーとしては並ぶことはお祭りなので苦痛ではない。その笑顔をメディアが
放送させることが目的だ。

かつてはドラクエやFF、Windows等で行列があったが、今はそれらの列がなくなったので今はiPhoneに
並ぶことがそれらの代わりになっている。とにかく非日常の演出がうまい。普通の考えでは当日並ば
せるよりも整理券を配れば・・・という発想になる。それではお祭りにならない。
普段と違う刺激や楽しみを孫社長はよく理解して利用していると思う。


ドコモも単純に真似しろとは言わないが、行列を作らせた上でプレミアムステージユーザーのみ予約開始が
一日早いとか、優遇ユーザーとの両立をさせてもいいかもしれない。ドコモの悩みどころは列とは無縁の
ユーザー層が多数いることなのでおいそれと祭りをすればいいというわけでもないだろう。
この悩みも今後ドコモで行列をさせることが出来るほどの端末が出てくればの話だが。


・書き忘れ追記
 この当日販売は16店舗に限ったという行為、予約が殺到したから・・・とソフトバンクはいうが、
 私には列の長さを確保する為の措置にしか見えないのだが意地悪な見方だろうか。
 先月のTCAを見る限り、iPadも空前の大ヒットのように報じられていた割には予想される
 数では思ったほどでもなかったようだし。
 今回の初期購入は新規組みプラス初代3Gからの買い替え組みが重なるので多いように感じられるのですよね。
  1. 2010/06/18(金) 19:24:25|
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孫 正義VS池田 信夫~光の道対談

孫社長によるとブロードバンドは急激にトラフィックが増えており、ソフトバンクの実績では5年間で
900G(2005/4)から62T(2010/4)に増えたそうです。5年間で70倍ですね。
この実績はどこの会社のものなんでしょう?そもそもそれが示されていません。
実績と言う都合のいい言葉だけを持ってきた感がぬぐえません。

またこの900Gの年である2005年はYoutubeがアメリカで産声を上げた年です。
日本に入ってくるまではまだ時間がありました。
2007年辺りから盛んにYoutubeが日本で騒がれて盛り上がったように思います。
確かその勢いに乗ってドコモの905シリーズでYoutube対応しているかどうかと話題になったこともありましたね。

動画という究極のトラフィック食いのコンテンツへの移行が有ったのが2005~2010年の出来事です。
それまでも個々のホームページに動画ファイルを置いて再生させることは有りましたが、
気軽にブログに張ったり、本気でネットで一時間番組が見られるようになったのはこのような
ストリーミングサイトが登場したからです。

そのような大きな使い方の変化があっても5年で70倍です。
それを孫社長はiPhone4で画面が前機種の4倍精細化されたのでもっとパケットは流れるとまくし立てました。
静止画だとせいぜい大きくても500KB~1MBまでです。
ホームページに複数張っても当時のページはトップで2~3MBも有ればブーイングは十分に出たと思います。
動画は50MBぐらいは当たり前で大きいと数百MB以上のものも珍しくありません。
静止画から動画に変わるというのはそれだけでコンテンツが10倍以上の高容量化になることです。
しかもブログやニュース映像に動画を張るのが珍しくなくなり動画を自然と見る状況になりました。
Yahooトップにアクセスすれば広告が動画でウザイ!と思うことすら面倒になるほど当たり前に動画広告も
浸透してしまいました。

今後5年間にこんな急激なシフトはありえるのでしょうか?
有るとすればストリーミング放送としてのTV放送ぐらいじゃないかなと思います。
既にこの光の道ですらストリーミング放送をしているわけであり、ニコ生もこの70倍の中に
含まれているのです。ここから先は急激な容量増加よりも通信網の余力をどれだけ起こすか、
その為のコンテンツをどう揃えていくかの世界に入っていくと思います。

しかしながら孫社長の言うトラフィック容量の増加は否定はしません。
そこまではいかないにしてもどっちにしろ増加はしますから。
孫社長はこの先10年もその次の10年も1000倍づつ伸びるという試算で20年で100万倍としているようです。
私は増加率は徐々に飽和していくと読んでいます。この5年で70倍をピークに伸び率は徐々に低下していく。
それ以上のデータは高精細化による巨大化であり、使い方自体はもう驚くような違いは出てこないだろうと。

全て今ある技術の応用でいけそうな気がします。
例えば3D化なら右用と左用の2倍にしかなりません。
高レゾ化してもデータが100倍になることは有りません。
レゾリューションの増加はDVD等の記録メディアの高容量化と密接に関わっています。
なんせRAMやROM、HDDの高容量化の速度はここ最近は急激に落ちているのです。
一時期の短期倍倍ゲームが嘘のように。
なので今後はコンテンツの容量は急激に上がることは有りません。
これからはコンテンツの容量増加よりもネットワークの利用が増えた分だけトラフィックの容量が上がるのです。

孫社長の資料によると今日本のブロードバンド普及率は57%だそうです。
25%が50%になれば2倍ですが、57%はどうやっても100%を超えるので2倍の数字にすることは出来ません。
私なりに孫社長の言うようなシナリオにはなりにくいという根拠を示してみました。


ところで孫社長の冒頭の話が終わってまとめをしていた時、夏野さんがドコモのパケットコントロールの
素晴らしさを微妙に孫社長に向けて自慢(?)をしていたのが印象的でした。
(なんの突っ込みも入れることが出来なかった孫社長が更に印象的でしたww)
夏野氏はドコモの天下り役員連中に恨みは有るでしょうがドコモの設備等には今でも自信と誇りを持って
いるんだなということがなんとなく感じられました。


夏野「i-modeがガラパゴスと言われているが、電波がガラパゴス!」
いよいよ標準周波数に向けて大きな声が聞こえ始めてきました。
池田信夫氏のところで電波利用について切込みがありました。


孫社長:トラフィックは恐ろしい速度で増えている
孫社長:無線の周波数が足りない
池田氏:3GHz帯以下をワッチすると都市部でも90%ががら空き状態、帯域の無駄が多すぎる
池田氏:孫氏はせいぜい帯域を確保できても3倍と言うが、電波帯域はもっと確保できる

思い出しながらなのであやふやですが、こんな感じの流れでした。

冒頭で孫社長が「容量が足りない」でスタートしました。
それが二時間半経っての道のりの間には「光化するならコンテンツが必要」に変わっています。
元々は容量が足りないから光の道が必要なんじゃないのですか?孫社長が叫んでたのはそうのはずです。
途中光でなくてもメタルでもいけるでしょ的な意見もちらっと出かけましたが孫社長が撲殺しました。
話をまとめると結局コンテンツや利用法が追いついてないってだけでしょ。

だから30%なわけで、ITコンテンツ業者をグループに持っているソフトバンクの怠慢と言う話に帰結する
のではないですか?必要なら使うはずです。
使わないのには理由があるわけです。


孫社長はメタルが赤字を垂れ流していて無駄だと言います。
複数のメタルと光が走っている現在では、例えば100人でケーブル切断テロを起こしたとしても
その地域で一気に通信不能になることは有りません。切られた会社のものだけが通信できなくなるだけです。

しかしアクセス会社の光に一本化された場合・・・。
一本切断されただけでその下流の地域全ての通信が落ちてしまいます。
緊急通信までもこの回線を使っている場合も有るでしょう。

例えばサーバではデュプレックスシステムやHDDのレイド等、二重化三重化が安全を担保しているわけです。
孫社長は「データセンターを安く提供する為にブレードシステムや多重化をやめて秋葉原から買ってきた
PCで運用すべきだ」と言っているのと根は変わらないと思います。

例えば新幹線の高架、高速道路と違い、細くて多数の足で成り立っています。
これは災害や有事の際にも出来る限り交通手段を確保できるようにする為にお金をかけて安全を買っているわけです。

孫社長は赤字を垂れ流すメタルや多重化された回線は無駄だと切り捨てていますが、多重化は全ての安全・確実が
必要とされている場所での基本的な対策となっており、一つの会社のケーブルだけで全ての家庭までを賄おうと
するのは災害対策的にも安全保障的にも全くもってナンセンスだと思います。キタやテロ組織は孫社長に
組するかも知れませんが。

私が一番心配している電話のバックアップ電源の問題においてはバッテリーでバックアップがたったの50分有り
ますと言ったっきりそれで終わり。大災害を経験したことがない方らしいお茶の濁し方です。実際に大都市の
直下型地震が起きたら最低1~2日は持ってくれないと話になりません。出来たら一週間ぐらい使えて欲しい
ところですが。勿論定期的なバッテリー交換等必要の無いノーメンテで。災害は忘れた頃に来るものです。

孫社長がNTTのアクセス回線分離にツバを飛ばして熱弁を振るっていたのは日本の回線の信頼性を削ぎ、
日本の通信に大いなる脆弱性を組み込むのを狙っているのかと勘ぐってしまいたくなるほどでした。
孫社長の言う数字は目先のマジックを用いた5年の経過を無視した数字であり、そこを夏野氏に突っ込まれたら
ごまかすしかありませんでした。前回の時もここを突っ込まれていましたが怪しげな計算をしてもなお
移行措置期間の計算が成り立たないのでしょう。夏野氏の「明日から光100%になった時のみに成立する
試算ですよね」にはあわあわするしかなかった孫社長の顔は見ものでした。


孫社長の強く強く念を押していた言葉。

孫社長「たった2.5兆円」
孫社長「2.5兆円は民間調達可能。」

だったらソフトバンクでやれ。
リスクは自分で背負ってやれ。
国民の財産を持論でもてあそぶな。

NTTが赤字を垂れ流してまで守っているのは国民の財産とその安全だ。
電話の加入権をつるし上げていたが、だからこそNTTは赤字でも慎重に維持し続けているのだ。
入れ替えられるところから光に入れ替えながら。

孫社長が他社の経済的な部分まで垂れた能書きが信じられないのは現在迄のソフトバンクの経営状況を
見ている人には当然のことでしょう。未だに2兆円を大きく超える借金額がほとんど減らないまま、決算発表で
口にする見かけの金額だけを下げている様子を見て「たった2.5兆円」を信用するわけにはいきません。

たまたまあのタイミングでiPhoneの発売があったからこそ今ソフトバンクが健在できていると言っても
過言ではなかった状況を知っているだけに、「また吹いている」としか思えませんでした。

また「私はきっちり試算した数字を出しているんだから対抗するならそれを反証すべきだ」
と孫社長は最後の方で言っています。一度言いがかりで泥棒呼ばわりされてしまったら泥棒でない根拠を
示さなければいけないのでしょうか。説得できなかったのだからもっと説得力の有る数字を持ってくるのが
筋だと思うのですが。「俺の言う事を信じないのなら信じれない根拠を示せ」なんてまるでSBMな方から
学んだとしか思えない言い分です。いやSBMな方のほうがぱくったのかな?どっちでもいいですけど・・・。


どうも孫社長の試算はソフトバンククオリティーのコン柱だらけのネットワーク級の信頼性を
日本の全てのネットワーク会社でシェアしようと言っているようにしか見えません。
普通は全ての通信網を一本にまとめるなら最低でも重ならない経路を通して二重化敷設するぐらいの
冗長化は当たり前です。それでも孫社長の試算したのと同じ値段で引けるのでしょうかね。

また孫社長は工事業者の失業を望んでいるようです。
コストが減る=工事業者が儲からなくなるですからね。
業者が減るといざという時の為の機動力がなくなります。
また業者が減ると売り手市場となり工事単価がアップするのです。
そこまで考えて発言しているのでしょうかね?


結局全体的に孫社長の宣伝ショーで終わった感がします。
池田氏はディベートは余りお得意ではないようで孫社長に発言を譲っていると思われる感が有りました。
そんなバランスの中でも夏野氏の仕切りは絶品でした。
孫社長を攻撃する時も有ればちゃんと立てることもする。
池田氏の意見もしっかりと拾う。
ノーギャラでもいい仕事を有難うございました。

最後にアンケートが有りました。
光の道をする必要性にはニコニコで8割がYes,Ustで9割がYes。
NTTの構造改革も8割ぐらいがYesだったのではないでしょうか。
とにかく孫社長の洗脳が利いてるなと思える感想でした。
ちなみに私はどの回答もニコニコで少数派の投票をしておきました。

夏野氏も池田氏も何度も光を100%引くこととNTTの分離は別の問題だよと突っ込んでいても
孫社長はそこは引っ込めません。なんとかして食い下がっていました。
そのせいかアンケートでは結局洗脳が利いてるなと思える結果になったわけですが。

ちなみに最終的にニコニコ21000視聴、Ust5000視聴といった感じでしょうか。
4:1ぐらいの割合でした。ちなみにUstはソフトバンク信者が多かったようです。
アンケート結果を見る限りでは。

有意義な電波割り当てに関する問題定義をされた池田氏、最高の司会進行をした夏野氏、
そして最高の宣伝を行った孫社長、ご苦労様でした。

最後に終わらせてはなるものかと頑張る孫社長を抑えて閉会させた夏野氏に拍手。


うちでも光の道アンケートをやってみます。
でも放送からちょっと経ったから今更無意味かも。
  1. 2010/06/18(金) 00:55:07|
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UQはやっぱり苦しんでいる2

UQが動き出してTCAの数字が5回発表された。
この数字がどんなものか検証したい。

まずは以下の資料を見ていただきたい。


3ヶ月ごと3期分とプラス2ヶ月のイーモバイルとUQの数字だ。
イーモバイルは更に2ヶ月の数字もいれてみた。

一般のユーザーを募集し始めた3カ月目の初めての発表の時点で約3倍の違いがある。
6カ月目でも純増ベースで1.5倍、累積でも約2倍の差が有る。

9ヶ月経った時点でのイーモバイルは205900回線、UQは150300回線。
かなり追いついてきたとは言え実力的の違いが数字に出た形だ。

そして先月の発表では月当たりの純増がまたもや2万を切った。
3月の新入新卒需要を過ぎたからだ。
しかしイーモバイルはまだこれから新卒新入需要を迎えるところだ。
いきなり13万の純増を叩き出し始める。
UQの今月の予想される数字を考えると同時期のイーモバイルとの数字の違いは
ダブルスコア近くまで開くと予想される。

その後のイーモバイルはドコモと争う純増を続けている。
しかしUQは離陸に失敗したような動きになっている。
もう到底UQはイーモバイルのペースには追いつかないだろう。
ここからは離されていくばかりだ。

両社の開始は約二年弱の違いでUQの方がブロードバンドに対しての理解が行き渡ってからの
開始で、しかも次世代通信のWiMAXだという看板もあってそんな不利な立ち上がりではないはずだ。

ところがWiMAXの方が立ち上がりは遅い。
それは欲しい人は既にイーモバイルやドコモのデータ定額を使っている可能性があったりと
需要が先食いされているという考え方も出来る。しかしそうだとすると市場パイが異常に小さい
ことになってしまう。さすがにその線はそれほど考慮しなくてもいいと思う。
逆にまだモバイル市場が本格的に立ち上がっていないだけじゃないだろうか。

やはり先にはLTEも有るので様子見感が大きいと思われる。
ユーザーとしてはまだ有線が有るのでモバイルブロードバンドまではお金を回せない。
可処分所得の予算の中に一定の通信費のおおよその金額が枠として決まっている。

となると無線ブロードバンドは有線からパイを奪いながら成長していくことになる。
有線・無線の両方にお金をかける層はそう多くないだろう。
または無線の中でi-mode等の携帯パケット等に多少プラスで使えるのなら使うだろうが、
携帯パケットプラスPC定額では有線も入れれば3つも通信費を払うことになる。

そんな状況だから余計なものには投資しない。
将来にW-CDMAと端末を統一できるのに、今WiMAXのハードにお金をかけるほど無線パケット通信に
お金を落とす必要性を感じている人が余りいないということかもしれない。

そうなるとWiMAXでは携帯との共用は無理という意味でNGだ。
有線から乗り換えていいかというと今はそこまでとも思えるレベルではない。
なのでこの時期にWiMAXが伸びないのは当たり前で、こうしてきっちりと説明がつく。

結局はユーザーが有線から乗り換えていいと思う所から徐々に剥がして行くか、携帯WEBとの
オプション契約としてプラスでPC定額を付けていくのか、大きくデータ定額が動くのはどちらかしかない。
テザリング割やPC定額オプション割のようなセット料金プランを設ければ、ある意味縛りとしての
効果も期待できる。W-CDMA側は携帯とデータ通信をセットにしてしまえば他規格へ目が向くのを
避けることが出来る。LTEに向けた料金プランを組む時は音声と携帯WEBとPCデータ等をセットに出来る
プランでお願いしたい。当然個別で契約するよりもお得に。

WiMAXの真の実力を問うにはLTEが出て、それでもなお一定の割合の純増を確保できるかどうかを
見る必要がある。LTEのおかげで次世代モノが揃って延びる可能性も十分可能性はある。
選択肢の一つとして存在した上で選ばれることが重要だ。
今はその状態ですらないのでより敬遠されているのではないかと思われる。
  1. 2010/06/16(水) 21:03:06|
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WiMAX2でLTEの追撃から逃げる

LTEの挑戦、モバイルWiMAX 2の攻防
急増するネットワーク・トラフィックを制するのはどっちだ
http://www.computerworld.jp/topics/bmobile/181409.html


WiMAX2は2010年9月にIEEEでの標準化、米国で対応サービスが実用化されるのは早くても2012年以降の見通しだという。

サービスではLTEに先んじたが特に日本ではそれを代替する通信のほうが速度は劣りながらも数では勝っている。
LTEのサービスが始まればWiMAX陣営は国内市場ではより苦しくなっていくだろう。

WiMAX2は劣勢のWiMAX勢に一抹の希みを与えてくれる。
早く実用化されることが期待される。
それまでUQが生き残っていることが前提となるが。
  1. 2010/06/16(水) 19:53:57|
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iPhone4の予約開始

最新機種となるiPhone4が今日から予約開始。
16GBが実質0円、32GBが月額480円の24回払い(計11520円)で現行の3GSの価格と同じ。
当たり前といえば当たり前の設定です。

iPhone4の存在はWindowsで言えばWindowsXPのようなもので以降のリファレンスモデルになると考えています。
3G向けiPhoneシリーズとしては完成形、一時期噂になったCDMA2000向けのiPhoneもこれがベースになるのではと
思います。まさかiPhone4の後に3GSが出ても余り嬉しくないでしょうし。

新機能についてはアップルの公式で発表されているのでそちらを参考にしてもらうとして、多少の分析をしてみます。
Appleのページに新機能としてトップに紹介されているのがWiFiを使ったテレビ電話です。
確かに日本の携帯のテレビ電話は高額で使う気になりません。
しかしPCでは各種P2Pなメッセンジャーで古くから無料で使えた機能です。
3Gネットワークで使えたとしても目新しくないものをWiFi固定でしか使えないなんて今更です。
ただし、世界中で同じものが多数売れると見込まれているものに標準で搭載されている機能という意味では
普及率という側面で評価には値します。(ちゃんと今後標準搭載されて普及すればですが)

それとFaceTimeが使うプロトコルは、h.264、AAC、SIP、STUN、TURN、ICE、RTP、SRTPなどのオープンな規格が
ベースになっていてこれは私としては非常に高評価をつけたいなと思います。ドコモ辺りがやると必ず変な
プロトコルを持ってきてオープン化をさせないので。一社独裁時には城を守る堀になるんだけど、
一旦城が炎上をすると逃げ道を自ら断つという愚かな選択なんですよね。お金も堀の外からやってこないし。

iPhone4は所詮何の目新しくもない凡な機能が目玉だということが分かります。
でもそれでいいんだと思います。道具なんですよiPhoneは。
だから徹底的に贅肉を削ぎ、一見面白くない道具に徹した結果がこのシンプルさなんだと思います。
初代iPhone以来私はiPhoneが持つシンプルな魅力については何度となく書いてきた気がします。
本当にシンプルな機能美がiPhoneの機能だと思います。

贅肉ぽっちゃりおでぶちゃんなドメ携や、シンプルさを真似しようとしたけどセンスが追いつかなくて
まだ垢抜けない田舎モノのAndroid端末がまだ到達していない世界をiPhoneは4になっても突き進んでいますね。
商業的にはドコモは取らない(取れない?)選択はOKだと思いますが、ドコモの店で販売していないという
イメージダウンは大きいでしょうね。やっぱり本家のシンプルさにかけるセンスは飛びぬけています。

まあでも先日の記事に書いたとおり、Jobsの金の亡者的閉じた世界の引きこもり政策のおかげで
このセンスのいい端末の行く末も明るいばかりでないと思うわけですが・・・。

私的にiPhone絡みのトップを表現するなら引きこもり系Jobsと躁鬱系の孫氏といった感じでしょうか。
両氏はまさしく天才肌な訳ですが、天才はまた他の何かを捨ててこそ存在しうるわけで・・・。
(実際にその病気等といっているわけではなく、一種の表現ネタとして理解して頂けたら有難いです。両氏に謝意)



実は先月分のTCAの発表、iPadの影響が有るというのに当日すっぽりと忘れていまして記事を書き忘れてしまいました。
今月分の発表は24日発売なので初期の勢いは間違いなく今月分のTCAの数字に乗っかってきます。

同じ3でもドラクエ・FF辺りの勢いにあやかれるのか、そろそろ安定を見せてゆったりとした勢いになるのか。
WindowsXPは確かに売れましたがじわじわ広がっていったイメージの方が大きいですよね。
iPhone 4も3GSの頃よりももっと落ち着いた動きになるような気がします。もう定番化してますからね。
  1. 2010/06/15(火) 19:45:22|
  2. 携帯
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昨日の記事の解説<Xperiaのバージョンアップ

昨日のXperiaのバージョンアップの記事でどういう事を言いたいのか分からないというレスがついたので解説してみる。
早い話がアップデートはハード依存でするのではなく、あくまでOS依存で行って欲しいということを
言いたかったのです。

対応がSO-01B向けという機種指定ではなくてAndroid 1.6以降対応みたいに機種とは関係なしのアップデーターを
出してほしいなということです。

そうしないと例えば2年後には様々なAndroidを搭載したハードが発売され、例えば20機種売られていたとします。
新しいIMEがリリースされたとして、全てにそれを対応しようとすると20機種向けにアップデーターをばら撒く必要が
あります。リリース後そのIMEに致命的バグが見つかり、すぐにアップデートパッチを出すのもまた20機種向け。


そういったアップデート法ではなく、PCのようにIMEならIMEだけのアップデートとできるようにして欲しかった。
とは言え緒戦は組み込みの世界。ハードの中身は機種ごとにまちまち、CPUが違えばバイナリコードも違う。
でも実際はほとんどがARM互換チップなのでCPUのコードについては余り問題にならない。

考えられる問題は大きく二つ。
後からOSやアプリを如何にして入れ替えられるように中身を分離して作っておくかという問題。
新バージョンに入れ替えて起こるソフト同士の相性と事前のチェックの問題。

この辺りは昔からアップデートするソフトの作り方が大きく絡んできますが・・・。


Android全部対応が無理ならXperiaシリーズの共通アップデートみたいなのでもいいですけどね。
3G→LTE等と大きく世代が変わる時はともかくとしてもそうでない時は一つのアップデートで
何世代か前までの機種に対応するように作られていると過去の機種も有る程度生きながらえると思うのです。
  1. 2010/06/15(火) 19:22:40|
  2. 携帯
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Xperiaのバージョンアップ

Xperiaのバージョンアップが正式にスタート、フリック入力などが可能に
http://wirelesswire.jp/Todays_Next/201006101020.html


XperiaTM SO-01Bのバージョンアップ情報
http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/version_up/so01b/index.html



Xperiaのバージョンアップのバージョンアップが先週辺りから開始されている。
OS周辺ではなしにIMEやアプリ層(一般に言うアプリではない)のアップデートが行われた。

どれだけの変更が行われたのかはわからないが、こういうアップデートの行われ方をするということは
いずれはアップデートがでなくなり、ハード毎見捨てられる日が来るということだ。
IMEやシステムアプリ等、単体でのアップデートとしてリリースされているならば、
ハード仕様がある程度変わってもアップデートは受け入れられる。

しかし今回のようなXperia専用のアップデートのようなのでいずれ切り捨てるぞという声が聞こえてくる
気がするるのは気のせいだろうか?

勿論初心者層まで含めたアップデートを行いたいのなら今までどおりの全部一緒のアップデート
でいいのでしょう。しかし専用化は短命化の大きな要因になりえると私は考えています。
  1. 2010/06/15(火) 02:45:52|
  2. 携帯
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「最初のiPhone以降で最も重要な一歩」、バカ言うなJobs

Appleが「iPhone 4」を正式発表,960×640画素のディスプレイや動画会議機能を搭載
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100608/183273/


「iPhone 4は我々にとって,最初のiPhone以降で最も重要な一歩だと思っている」

私はそれは違うと思う。
iPhone 4はiOS 4(旧名iPhoneOS 4)と画面のハイレゾ化が売りであり、ついに大々的な性能強化に走った。
つまり以前の性能では買ってくれなくなって来たので(売れ渡る範囲には十分売れたので)性能を上げざるを
得なくなったというわけだ。なので私は「iPhone 3Gが最も重要な一歩だった」と考える。

CDセールスなどでもそうだが、大ヒット曲を出したアーチストの次のCDは大ヒットの知名度と期待感で
いくらかは売れる。それがよければヒットしなくても定着は出来るし、大した事なければそのまま一発屋で終わる。
iPhone 3GSもそこそこ売れたしデバイスとしてはいいものなので「定着」の道を歩んでいる。
iPhone 4も勿論その状況を引き継ぐだろう。

iPhone 3GはMacで言えばSystem7的な存在ではないだろうか。
日本には漢字Talk7として入ってきてその後MacOS7と名前を変えている。
iOS4は初代MacOSⅩか、スノーレパードか?

とにかくここから先は安定期でここを起点としての更に爆発なんてのはもうないでしょう。
ここから伸びてくるのはAndroid勢でしょう。Appleのように共存共栄をしようとしない会社は結局
販売店が次々に諦めて撤退していき、しぼんでいったMacシリーズと同じような傾向になるように思います。
勿論Macの頃のように会社が傾くほどの酷い落ち込みはないでしょうが。

奇怪・滑稽、様々な端末が登場したPC/ATのように、Android端末は本当に自由です。
Googleがよほどヘマをしない限りはこちらがいずれ伸びてくるでしょうね。

ただし日本ではiPhoneがかなりの間優位を保つと思います。
「オレiPhoneユーザーだぜ、カッコイイだろ」みたいな人種が意外と多く、Appleというだけで
カッコイイと思う人が少なくないので。大きな力に制圧される事を嫌わない人種でもありますしね。
  1. 2010/06/13(日) 19:54:15|
  2. 携帯
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イーモバイルが現実的な帯域規制に

イー・モバイルが帯域制限を30倍近く強化、通信速度を即日規制へ
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100610_emobile/


イーモバイルが月間300GBという実質無制限と言える帯域制限を課していましたが、増え続けるトラフィックに
ついに白旗。

24時間ごとの通信量が300万パケット(366MB)を超えたユーザーに、当日の21時~翌日2時にかけて帯域制限を
行うという方針に変えた。一日のうちのたかが5時間だがソフトバンクのホワイトプランを利用している人から
すれば意外と使いたい時に制限されることが感覚的に理解できるだろう。

この制限からも結局企業ユースよりも個人ユースの方が遥かに多いという事が分かる。
やはり信頼性の問題なのだろうか。ドコモには法人に強い日本通信もあるわけだしね。
  1. 2010/06/12(土) 19:34:48|
  2. 携帯
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孫正義氏は前言を撤回すべきだ

NTT光分離、総務相「年内に結論」 孫社長に配慮?
http://www.asahi.com/business/update/0518/TKY201005180516.html


民主党の人材の中では珍しく仕事が出来る人だと思っていた原口総務大臣が「お友達優遇」に走っている。
折角の原口総務大臣への期待を打ち破ってくれた。お友達とは勿論ソフトバンクの孫社長のことだ。

本来総務大臣の立場の人間が一社長に入れ込む事自体を責めるべきだがここは携帯関連のブログなのでとりあえず
孫社長にターゲットを当てる。

以前孫社長は「天下りは受け入れない」と啖呵をきったわけだが、「お友達&洗脳」というとんでもない
ロビー活動を戦略的に行っている。

過去の「天下りは受け入れない」ということが示すのは言葉どおりに「人材を受け入れなければOK」というわけ
ではなく、官僚や政権に対してのパイプを持つこと自体がNGなわけだから過去の発言と矛盾した活動を公私混同
までして行っている。

「天下り『は』受け入れない」なんて屁理屈を言い出そうものならそれこそSBMな人がSBMな社長に昇格して
しまうわけでまさにお花畑孫ワールドここに有りとなってしまう。

孫社長はロビー活動をやめるべきであり、やめないのなら「天下りは受け入れない」を即刻撤回すべきだ。
  1. 2010/06/11(金) 19:45:40|
  2. 携帯
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総務省の検索内容

不定期ながら総務省の方にはよくこのページにおいで頂く様になった。
ほとんどgoogleによる検索でたどり着いているようで、だいたいどこの検索でも携帯関連のキーワードで
検索するとこのブログは上位に現れます。そういった理由でよく来られるのだと思います。

その検索キーに興味を示して探ってみました。
いちいち一つづつのアクセスを追いかけてなので普段こんな面倒な作業はしないのですが、
総務省の方がどんな検索をかけているのかには興味がありましたので。

すると浮かび上がってきたのは最近ではHSPA+周辺関連等が多いです。
ドコモのLTE 800MHzの辺や、HSPA+の1.5GHz辺りなど。
新しいものほどソフトバンクの身辺調査というのでしょうか、その周りの噂を探っているような動きが
見られました。総務省も世間の声に対して盲目ではないようです。

各記事についたコメントまで読んでいるのかは不明ですが、少なくともいくつかの記事は読んで頂けて
いるんだなと分かりちょっと嬉しかったりします。

「700/900MHz帯、島国か地続きか」が読んでもらえたのは嬉しい。
一応読んでもらえたらいいなと思いながら描いたので。

後はKDDIの旧800MHz帯の巻き取り周辺でしょうか。
それについても探っている様子がありますね、時々ですが。

ダントツで多いのはソフトバンク関係でした。
かなり総務省にも動向を注視されているように思います。
実は要注意指定にでもなっているのでしょうか。
  1. 2010/06/11(金) 19:12:10|
  2. 携帯
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結局4Gはどうなる?3.9Gと融合?

日本は3.4GHzから3.6GHzに - ITmedia +D モバイル
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0711/22/news113.html


今更だが3年程前の記事を引っ張り出してみる。

>議題の1つである3G、4Gで利用する新たな周波数については、
>
>(1)3.4GHzから3.6GHzの200MHz幅
>(2)2.3GHzから2.4GHzの100MHz幅
>(3)698MHzから806MHzの108MHz幅
>(4)450MHzから470MHzの20MHz幅
>
>の合計428MHz幅が確保され、各国が使用したい周波数を選ぶことに決まった。

(1)は完全に新しい速度優先の超広帯域、
(2)はWiFi、WiMAX直下の2GHz台帯、
(3)はテレビ放送帯、
(4)は特小等の簡易無線系に現在割り当たっています。

私にはこれは単純に3.9Gの広帯域化にしか映らない。
なので4Gなんてのは大げさな話であって、3.9G=4Gとして一つのものとして捕らえている。
結局のところ割り当てを増やすだけでしょうし。

実際中国ではLTE=4Gとして位置づけられている。日本では4Gの前段階としてドコモがLTEを位置づけて
発表した名残で3.9Gとして扱われているが、そろそろ一つのものとして扱いを始めてもいいのでは
ないかと思う。現在のLTEは4Gを3Gに融合させた規格として考えればスマートではないだろうか。
LTEが言われだした頃と現状のLTEでは大きく状況が違うように思うのだがどうだろう。

もっとも周波数帯だけでなくLTEのカテゴリーを上げることも同時にするとは思う。
現在はカテゴリー3だが、4Gもそのままではないだろう。

ドコモは3.9Gと4Gの違いを余り意識させない為か、3.9Gや4Gという表記は余り使わず、
IMT2000とIMT-Advancedという表記に置き換えていっているように思う。
ドコモ内でも少しづつ融合させつつあると考えて良いのかも。

>4Gの通信システムの標準化を行うITUの研究委員会(SG5)の議長には、NTTドコモの無線標準化推進室長を
>務める橋本明氏が就任しており、標準化の動向が注目される。

折角ドコモからITUに人材が出ているのですから日本ももっと国際的な協調を進めていくべきです。
真面目に4Gの標準化だけに専念するのではなく、ITUに所属できる利を最大限に利用して日本の総務省にも
どんどんと働きかけを進めていくべきです。公私混同も甚だしい孫・原口のペアに大きく後れを取っていると
思うわけです。孫社長はNTTの解体を切り口に必ずドコモにも襲い掛かってくるはずですから。
  1. 2010/06/10(木) 19:32:19|
  2. 携帯
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昨日の記事・・・

なんとも素直なもので、昨日の記事はドコモからはいつもの1.5倍のアクセス数、
KDDIからはいつもの1/3位のアクセス数でした。
やっぱりKDDI的には次の高速通信としてはLTEにかけているところが大いにありますし、
本来は直接のライバル関係のはずなのでドコモのいいニュースはKDDI的には面白くないのでしょうね。

ソフトバンクは普段の3倍ぐらい・・・??
でもソフトバンクは一般のADSLでアクセスしていたり色んなアドレスから来てるのではっきり
したことは分からないです。

携帯メーカー系の企業からも普段より多かったですね。
でもドコモやKDDIほどはっきりした動きのある会社はごく一部(の有力メーカー)だけでしたけど。
  1. 2010/06/10(木) 19:01:58|
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ドコモ、実サービスで使うLTE基地局でテスト開始

NTTドコモがLTEの試験運用を開始、12月にサービス開始するネットワークを先行利用
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100608/348997/


ついにドコモが12月から実際にサービスに使われるLTE商用ネットワークの試験運用を開始した。
以降この基地局達はメンテナンス等を除き止まる事はない。

ドコモの報道発表資料にも有る写真を見るとLTEの基地局は既に非常に小型化されており、W-CDMA基地局と
それほど大きく大きさは変わらない。設置のペースがかなり高いペースで進められる余力を感じさせる。

>試験運用は、2GHz帯の周波数帯域で行い、当初下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsの伝送速度を検証します。
>さらにサービス開始までに、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの伝送速度の検証も行う予定です。

ドコモの資料に以上の記述があるとおり、試験運用中に5MHz幅と10MHz幅でのテストがなされるようだ。
UQ WiMAXでは下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsとなっているが、実測では超えていないがドコモのLTEの
上りが10MHz幅で開始されたなら初めて上りで実測10Mbpsオーバーの個人向け携帯無線ネットワークの
サービスが開始されることになる。この段階でも10MHz幅をテストし続けるということは速度に対しての
優位性を常に気にし続けている事を感じさせる。

FOMA開始の頃は多くの人が「まだ2Gのままでもいいだろう」という感覚の中でのスタートでしたが、
このLTEは世界中が見つめる中で華々しいスタートとなります。私としては是非10MHz幅で最速スタートを
してもらいたいなと思っています。

インパクト商法がお得意の孫社長に対してソフトバンクの一番弱点である強靭・高速なネットワーク攻撃は
クリティカルヒット間違い無しではないかと思うからです。今の時点で10MHz幅のテストをしていると
ばらしているのでソフトバンクがいつも与えているインパクトには勝てませんけどね。
ソフトバンクはここ一番の情報は発表まで確実に黙っていますから。

LTE商用サービス開始半年前、一年後には音声端末がお目見えしているかもしれません。
ドコモが最近ネットワークにパケットが大量に流れるサービスを次々開始しているのはこのLTEに
対して絶大な信頼を寄せているからではないでしょうか。準備の順調さがそれを裏付けています。
  1. 2010/06/09(水) 19:03:21|
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GPS単独計測機種増加?

携帯の端末でGPSの計測をすると機種によって単独で計測できなくて3Gの電波が来てないと計測
出来ない機種がある。どの機種がどうとかという情報は持っていないので挙げることは出来ないが。

なぜ携帯の端末の単独で計測が出来ないのかというと、位置を特定するためにどのGPS衛星からの
電波を受信すればいいのか等を決めるにはまず24個の衛星それぞれの拡散コードを知る必要がある。

それらの処理を単独でやっていたらGPSの計測に数分間という時間がかかる。
その処理の手助けをサーバーに行ってもらう為に通信する必要があるわけだ。
それが端末の高速化のせいか、手助けを受けず単独でGPS計測できる機種が増えているように思う。

先日ドコモショップで用で待っていたときなんとなくホットモックを手にとってGPS計測してみた。
SIMが入っていないので当然位置など特定できない予定だったのだが問題なく計測できてしまった。
それもたまたま手に取った数台全て。

どの端末がどうだったとかは覚えてないが、今までサーバーの助けを借りていたはずのものが
必要なくなってきた流れになってきているのだと思う。なんともうろ覚え含みで不確実なネタだが
流れ的にはおかしくはないと思う。

今後はプロセッサ能力の更なる向上も有り、GPS計測は単独計測が主流になると考えられる。
実は山の中で電波が来ていない場所を正確に知りたい時に限って計測できない事を何度となく
経験してきたのでこの流れは非常に有り難いと思っている。
  1. 2010/06/09(水) 03:10:08|
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ドコモがLTEで2.1GHz帯をアピール

【NGMN2010】2.1GHz帯でぜひLTEを―NTTドコモが呼びかけ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100603/183192/


LTEでは2.6GHz帯と800MHz帯が国際バンドになる模様だが、2GHz帯はLTEではマイナーな存在だ。
それをこういった場で使うよう発言する事はとても大事だ。

これでLTEの2GHz帯がポピュラーになっていくだろうか。
少なくとも2GHz帯を3G帯として持っている国は少なからず有る。
新たな割り当てをしなくても2GHz帯でLTEの開局が可能なというキャリアは多いはず。
中には試してみようというキャリアが出てくるかの知れない。
  1. 2010/06/07(月) 19:55:46|
  2. 携帯
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ドコモ、圏外着信無料化

一年以上前の記事にレスが付いていたのでなんだろう・・・と思って見てみると各キャリアの圏外着信通知についての記事だった。

そこにドコモの圏外着信通知が無料化されたというレスを頂いていたので早速ドコモの電源をOFFにして
ソフトバンクの携帯からかけてみた。

ドコモの携帯の電源をONにしたとたんにSMSが飛んできて圏外通知のお知らせが来た。
なんの設定もせずにこれが飛んでくるようになったのはとても嬉しい。
圏外になることはそう多くはないが、それでも保険がかけられるのは有り難い話だ。

ぶっちゃけメール全盛の時代には今更感の有る機能だ。
有り難いのは確かなんだけど、何故もっと早く開始されなかったのかなと思う。
これをしようとしてくれた方は社内の様々な抵抗と戦って開始してくれたのかなとも考えてもみる。

今まで「ドコモだから」と諦めていた所を少しづつ改善して行ってくれる姿が去年ぐらいから
見え始めてきた。これからも色々と期待が出来そうだと感じさせられた。
  1. 2010/06/07(月) 19:08:35|
  2. 携帯
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パケット定額廃止、するともしないとも言えない孫社長の心の内

ソフトバンクの通信量の半分をユーザーの2%が占拠、通信量増大は「携帯事業会社の経営者の悩み」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100604_sbm_traffic/


AT&Tが「パケット定額プラン」を廃止して、従量課金制のプランに一本化したことがニュースになり
一番困ったのは他ならぬソフトバンクの孫社長。

AT&TはiPhone/iPadのおかげでパケットトラフィックが急増、溢れんばかりのパケット量に対して無制限に
使わせるわけにはいかなくなってきた。輻輳して通信できなくなるという苦情も多く出たため仕方なく
打ち出した施策だ。

その影響が日本に飛び火してしまった。
この業界の事を知るものにとっては孫社長が北朝鮮みたいなぎりぎり外交ならぬ、いつパケットが
輻輳してもおかしくないぎりぎり回線でiPnone/iPadを提供していることはもはや常識と言える。
ましてやソフトバンクはいつ資金がショートしてもおかしくない状況も知っているのでこれ以上積極的に
基地局を立てるペースも上げる事が出来ないこともよく理解している。

AT&Tのニュースを見て、多くの人は回線がぎりぎりの状態のソフトバンクを思い出した。
孫社長につぶやかれるさりげない心配、孫社長にとっては針の筵の言葉の数々。

孫社長が絶賛するライブ上のTwitterでこれ以上失言は出来ない。
下手な事を言うと言質をとられることになる。
ライブ上で苦境をさらけ出すように苦し紛れの言葉を紡いだ。

>悩ましい問題。世界中の携帯事業会社の経営者の悩みです。
>RT @shido109: アメリカの大手携帯通信メーカーが、データー量増大のためパケット定額を廃止するそうですが、
>ソフトバンクはそんなことはないですよね?


孫社長の懐奥深くにぐっさりと刺さる言葉がつぶやかれた。
それに対して孫社長は及第点の言葉を返したが、それはソフトバンクの回線のぎりぎりの状況を
孫社長自ら認めた事を露呈した形となった。自社のだけではなく、他の会社も引き込んで道連れに
して自社に対しての関心を和らげようという作戦だ。

内心はパケット定額をやめることが出来たらどれだけ楽なことだろうと思っているだろう。
しかしドコモやKDDIを向こうに回して定額プランを無くす事は敗北を意味する。

iPad発売、そして新型iPhoneの発売を控えた状態で大量のパケットが押しよせ回線の堤防は決壊寸前。
この苦し紛れの回答は完全に本音で語っていると言える。決算発表会やソフトバンクのオープンデー、
新機種発表会などの孫社長はどれだけ仮面を被って話をしているのか、この神妙さとのコントラストが
明らかにしているように思う。
  1. 2010/06/06(日) 20:25:17|
  2. 携帯
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バックボーンもWiMAX

NEC、設置場所を選ばないUQ WiMAX対応無線LANルータ「Aterm WM3400RN」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100603_371896.html


WiMAXをWiFiにコンバートする無線LANルーターがNECより登場。
非常に劣勢なWiMAX陣営にそよ風程度でも追い風となるか?
UQとしてもありがたい製品となるだろう。

これを窓際に設置して室内にはWiFiで中継すればWiMAXの室内の電波の影の心配もぐっと減らす事が出来る。
今後はこのタイプのW-CDMA向けの機器、LTE向けの機器とあらゆる無線電波はWiFi変換されていくことになると思う。
  1. 2010/06/06(日) 19:57:36|
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LTEで先頭グループを走るファーウェイ

時速300キロでLTEはどうなる――上海R&Dセンターで見たHuaweiの最新技術
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1006/03/news027.html


この記事を読んで中国はLTEの開発環境がかなりいいなと感じた。
日本もドコモがかなり頑張っていはいるが、中国のような規模の開発体制は出来ていないだろう。

このままでは日本は最新の無線機の開発の先頭を中国に譲る事になるかもしれない。
そう感じさせる程の状況だ。

この記事には以下のような記述がある。

>同社は上海市内にLTEのテストエリアを展開しており、そこでは700MHz、2.1GHz、2.6GHzと、
>異なる周波数帯のエリアを構築。それぞれの周波数帯でLTEの通信パフォーマンスを検証している。

ということはこの3つの帯域がLTEでは主要帯域になる可能性が考えられる。
ここでいう2.1GHz帯は日本で言う2GHz帯だ。ドコモはその周波数帯でLTEを開始する。
しかし700MHz帯は狭く、世界標準にはかなり物足りない。
2.6GHz帯は割り当ての予定すら今の所ない。
世界情勢に疎すぎる日本の無線事情は将来を悲観させる。
企業がどれだけ頑張っても総務省の判断一つで日本企業の成長を削ぐ事は簡単なことです。
一時の大変さは有っても国益を最大限に考えて欲しいと思います。

2ページ目では実際の300Km/hでのテスト状況が見られる。
性能的には431Km/h出るのだが時間帯によっては騒音問題のせいか速度を300Km/hに制限しているようだ。
それなら常時300Km/hを確保できる日本でも同じことは出来るはずだ。
パワーを落とせば擬似的に400Km/hオーバーの世界を擬似的に作り出す事も出来るだろうし、
日本でも高速ハンドオーバーの試験を新幹線などを活用してもらいたいと思う。(知らない間にやっている
のかも知れませんが)ドコモなら一両借りとか出来るでしょうしね。

ファーウェイの勢いはますます激しくなっていくと思うので日本も負けないようにしっかりと
体制を整えて欲しいなと再確認させられました。
  1. 2010/06/05(土) 02:55:23|
  2. 携帯
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FOMA回線を使ったMCAライクな無線が有った

先日の「携帯にMCA通信を吸収できないものか?」記事にレスを頂いていた中に無線機やさんの方がいたようです。
その方がどうやらFOMA回線を使ったMCAライクな無線機を見つけてこられまして発売にこぎつけたようです。

「Gps Voice Packetransceiver」という名前でFOMAのエリアで使えるMCAライクな無線網です。
無線機自体はMCAの無線端末のようにまだ大量生産ベースになっていないので価格は高い目ですが、
ランニングコストは安いようで、維持費を下げたい場合には有効ですね。

私的にはこういうものも立ち上がってもらいたいと思う人なのでおもいっきり宣伝してみます。
企業に特に肩入れをするつもりはありませんが、WBSのトレタマ程度に考えて見てみてください。

物自体はこういうものです。(PDF注意)

Gps Voice Packetransceiverを販売しているエクセリのページはこちら

基本的には携帯ネットワークなので無線免許申請や無線事業者の資格が必要ないのが魅力ですね。

たまにはこんな記事も有りかなということで。

携帯網に関する商品もいいなと思うものがありましたらメールなりでお知らせ頂いたら宣伝致しますので
よろしくです。お礼は何か美味しいもの食べさせてください。(嘘ですw)
  1. 2010/06/04(金) 20:33:01|
  2. 携帯
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ソフトバンクのフェムトセル、駄目ですよ

●eo
ソフトバンクモバイル社フェムトセル基地局に関するご注意につきまして

●STNet
ソフトバンクモバイル社の「ホームアンテナFT」に関するご注意


ソフトバンクのフェムトセルに対してISP各社が注意を喚起している。
二社ともトップページに有るお知らせとしてユーザーに対して通達を行っている。

ソフトバンクは孫社長がTwitterでユーザーからフェムトセルが使えるプロパイダをもっと広げて欲しいと
いうリクエストを受けた。(社員ではなく恐らくユーザーからw)

二時間ぐらい経った頃孫社長が「できました」とTwitterでレスを返した。
全てのプロパイダでで使えるようになったという。
社外・社外の調整を含めてそれだけの時間で出来た事はサプライズと言える。
しかし私はきな臭いものを感じていた。

常識で考えれば社内はともかくとして、社外がそれだけの時間で調整できるはずはない。
とすると・・・。

というわけで上記のリンクを張ったプロパイダから公に叩かれる事になる。
書き方は解毒気味だが、内容的には毒満載といったところだ。

ソフトバンクモバイルがフェムトセル受付開始も、総務省はBB回線事業者との協議を要請

この記事に有る程度の顛末が書かれている。



どうやらソフトバンクも民主党のように先に甘い言葉で誘い有限実行をちらつかせるものの、
結局裏づけがなかったということが後でばれてしまってかっこ悪いことになるということに
なってきてしまった模様。

以前からそういうことはよくやっていたからいまさらでもあるのだけれど、今回はISPから公式に叩かれた
ことがセンセーショナルな出来事だと言える。今まではドコモやKDDIと直接的に競合関係にあった
ところからが主だった。今回はやや畑違いのISPからだ。

これで対岸の火事だった業界の人達もソフトバンクの酷さを身をもって知っただろう。
WiFIルーターとしてFONをユーザーが許可されたプロパイダを使っているのかどうかすら確認もなしで
配っていたりするし、その上で「これからはWiFiの時代だ」と言ってのける。
その前にISPとの調整は終わっているのかと聞いてみたい。
誰か次回の決算発表会の質疑応答で聞いてくれないだろうか。

他人のものは自分のものというジャイアニズムが先行しているようにしか見えないのだが気のせいだろうか。
  1. 2010/06/03(木) 20:38:42|
  2. 携帯
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同じ規格で周波数による速度の違いを子供でも分かるように検証してみる(理論編)

昨日の記事で800MHz帯と2GHz帯での速度の違いについて少し触れてみた。
これを出来る限り分かりやすく分解して考えてみる。

まず初めに昔使った記事の図を再利用して2GHzと800MHzの波長の違いを確認します。



800MHzが一回波打つ間に2GHzは2.5回波を打っています。
なので同じ厚さの壁を抜ける間により多くの波を壁の中で起こすので壁に吸収されやすいという特性があります。

先ほどのそれぞれの波を横に伸ばして比較してみます。


図に書きこんであるとおり、2.5倍長さが違うところに同じ分量のデータ、7.2Mbpsなら約755万個のデータを
詰め込む事になります。普通に考えれば2.5倍の長さが有る方が同じ表現をするのには有利なはずです。

それをなんとなく分かりやすく表してみたのが以下の図。


周波数が高い方が解像度が高くとれ、2GHzと800MHzで比べるなら2GHzは2.5倍解像度が取れます。
つまり基地局や端末側からすればそれだけ相手の電波が聞き取りやすいというわけです。
よく飛んでくるけど荒い800MHzの電波より、障害物に邪魔されやすいけど細かい2GHzの方が
受信状態が双方同じなら圧倒的に有利なのは「あ」の図で一目瞭然ではないでしょうか。

携帯の画面でもQVGA系よりもVGA系の方が精細に見え、大型フラットパネルTVでは倍速スキャンで
120Hzなんてのが流行っている事でも周波数を上げることは表現力が上がるということが分かるでしょう。


では「何故解像度が上がる」=「速度が出やすい」なのでしょう?
規格が同じなら解像度が高くても乗っているデータ量は同じだろうと主張する方は必ずいるはずです。

それはハイスピード化によるQAM等のように解像度を求める変調方式が主流となり、高速度化が進むほど
それが顕著になってきているからです。16QAMなら一つの状態を縦横4×4に区切ってデータを表現します。
64QAMなら6×6分割に、256QAMなら8×8分割にするわけです。

電波は壁や鉄骨、ノイズなど様々な悪影響の中を潜り抜けていかねばならず、元の形どおりの波形で届く
事の方が稀です。よって解像度が低いと解像度が高い時よりもエラー率がどんどんと高くなっていきます。
私は低周波帯になると解像度の低下によりエラー率が上がり、再送の増加で実効転送速度が落ちるのではない
かという仮説を立ててみました。なので同じ規格ならば周波数によって速度に違いはないという考え方には
私は懐疑的なのです。

以上が私なりの周波数と速度の因果関係に対する考えです。
おかしなところなどが有ればどんどんコメントなどで遠慮なく切りつけて下さい。
私もこの考え方が当たっているのか間違っているのかに興味がありますから。



同じ2GHz帯、800MHz帯でもドコモとソフトバンクでは面単位での比較で速度に差がないとは到底思えません。
より綺麗な電界エリアを作り出したキャリアが安定した速度を叩き出すのではないかと考えています。
勿論どんなキャリアであっても基地局から近くて見通せる場所では速度が出ます。しかしエリア境界などでは
設計による違いが顕著に出るのではと思います。

私はソフトバンクには800MHzを渡すべきではないと考えている人ですが、この解像度の低さを上手に
使う技術を持っているとは到底思えないからです。機器の価格の高さも有りますが、それ以上に
800MHzを扱うにはドコモが行っているようなきっちりとした設計が必要だと思います。
安物アンテナでとにかくパワーを焚いて飛ばせみたいなエリアの作り方では宝の持ち腐れになる
可能性は十分考えられます。700MHz/900MHz帯だってそうです。

話はずれましたが、私が周波数帯は速度に一定の影響を与える可能性があるという私なりの根拠というか
理論というか・・・とりあえず分かって頂けましたでしょうか。
いい加減な思いつき理論ですが、全く的外れでもないと勝手ながら思ってるのですけれども・・・。
  1. 2010/06/02(水) 19:38:10|
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KDDI、秋冬モデルで9.3Mbpsを名言

秋冬モデルはマルチキャリア化で最大9.3Mbpsに――KDDIの湯本氏
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1005/14/news096.html


ようやく次の秋冬機種で9.3Mbpsのサービスに対応した端末が登場することが明言された。
auユーザーの方は待ち遠しいだろう。

しかし過度の期待は禁物だと思う。
マルチキャリアは基本的には空いている地方で高速化するもので、元から混雑していて速度低下に
悩まされている都市部ではよりタイムスロットを埋め尽くし、利用度が高まる事でお互いの通信速度を
下げあう結果になる可能性がある。

混雑対策に有効なのは容量アップに他ならない。
基地局の数をしっかり打ってマイクロセルを完成しなければ9.3Mbpsも3.1MbpsもHSDPAに対して
有効打にはなりにくい。混雑していない地方だけだ高速化する結果になる。

あくまで今までの容量内で引き出すパイプが2本、3本になるだけに過ぎない。
そういう意味ではDC-HSDPAも同じことだがそれを採用するソフトバンクは新たに1.5GHz帯に
新設するという事のようなので問題は少ない。(しかし1.5GHz帯を諦めて2GHz帯でやるという噂も有る)

それを理解したうえで使うなら悪くないとは思う。
根本的な高速化は2012年までおあづけだが、基地局の容量さえ繋ぎとしては十分だろう。
それに見合った基地局の追加で容量アップがあれば都市部でも期待は出来る。



記事と直接関係無いがこんなコメントを頂いているので触れておきたいと思います。
auの800MHz帯つながりとして。(無理やりですみません)

>前々から気になっていたのですが、周波数低い方が速度が出るという認識を持たれてますか?
>同一の規格であれば周波数の高低と速度(スループット)には直接の関係はないはずなのですが。

基本的には高周波数の方が障害には弱いけれど速度を乗せやすく、低周波の方が飛ばしやすいけれど
速度が乗りにくいのではないかと考えています。根拠も何もなく経験則でそれを感じています。

FOMAエリアとプラスエリアで繰り返しテストを試みているのですが、どんな条件を作っても
800MHzと2GHzの方が速い事が多いんです。800MHzはエリア確保の為には有効ですが、高速通信には
1.5MHz以上の方がいいのではないかと考えています。

800MHz帯は飛ぶからその分混雑しやすくて速度が出にくいという意見は往々にして見かけます。
私はそれだけの理由ではではないのではないかと感じています。閑散とした山の中でも同じ傾向を
示しますので。伝送路のせい?でも光が来ていても同じだし。

auの携帯でたまに聞かれるのですが、2GHz帯の基地局がそばに出来た途端すごく速度が出るように
なったという話があります。auは混雑していたのでというのも有ると思いますが、速度を稼ぐらなら
やはり2GHz(高周波数帯域)の方が有利じゃないかなと思うのですよね。

一応胡散臭い理論は作って有るのでその内記事にして有識者の方から袋叩きに遭ってみようと思っていますww
  1. 2010/06/01(火) 19:50:58|
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