auがスマホのテザリング解禁――WiMAX対応Android端末「htc EVO WiMAX ISW11HT」Android 3.0+10.1インチ液晶搭載のタブレット――「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」auが起死回生の為の手を打ってきた。
3G&WiMAX対応スマホでテザリングを公式でサポートしてきた。
勿論今までもごにょごにょしてテザリングを使う方法はあった。
ドコモユーザーはその御地に与っている人も多いと思う。
しかしながら追加料金無しでテザリングをサポートしてきたのはイメージとして大きく違う。
+525円でWiMAXも使えるし。
こりゃドコモのXiも大きく後退なんじゃないかなという気もしてならない。
Xiはエリアが広がるのは遥か先で、当面速度が出る場所も大して無い。
片やWiMAXは窓際ブロードバンドというデメリットは有るけれど、+525円という安心感は
何ものにも変えがたい。ドコモは実質はどうだということに拘り、この安心感や公式でサポート
というユーザーサイドの印象を考えてなさ過ぎるように思う。
これでauは音声通話24時間無料、Skypeも回線交換で高品質、WiMAXを+525円で
使えるテザリングし放題のプランが確立と3拍子揃った形になったように思う。
特にAndroidの端末に移って通信費も抑えようと思っている人にはこのプランは非常に
有用なのではないだろうか。一人暮らしの人はPCでちょっとWEBページを見てメールチェック
する為だけに何千円もの通信費を払えない。
なので大半の事は携帯で行って、PCもちょっとテザリングで繋ぐだけという学生層が増えてくると思う。
そういった層を取り込んでいけるのではないかと思う。そう考えると4月上旬というのはタイミングを
逸しているなとも思うのだが。
それとついにauにもタブレット端末が登場。
しかしタブレット端末って本当に国産弱いですよね。
こうしてグローバルな競争に晒されたらキャリアによって国内メーカーがどれだけ体力を削がれたのか
目にもの見せられた思いです。一日も早くこれらの動きに対応していける体制が出来る事を祈っています。
- 2011/02/28(月) 19:23:14|
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NHKのサイエンスZEROでレアアースのネタをやっていたのでそこで紹介されたレアアースの
代替技術の最前線の話をしたいと思います。
日本で一番使われているという酸化セリウム。
これは50年ほど前から使われている優秀なガラスの研磨剤です。
メカニズムとしては酸化セリウムが作る水和幕でガラスが解け、ガラスよりもやわらかい研磨パッドで
研磨できるというものです。
酸化クロム・酸化鉄・酸化ジルコニウムが代替研磨剤として候補に挙がりテストしたところ、効率は
3つとも酸化セリウムには及ばなかったようです。しかしその3つの代替研磨剤をエポキシ系の研磨パッドで
試したところ、酸化クロムでは酸化セリウムの効率を超え、酸化ジルコニウムにおいては従来の
酸化セリウムの倍の効率を達成したとの事。
酸化ジルコニウムは酸化セリウムに比べて数十分の1や数百分の1の価格と思われ、しかも効率も
倍近くになるわけですからスマートホンにも使われる鏡面磨きのガラスの生産価格がぐっと下がる
可能性が有ります。つまり日本で作る液晶等のフラットパネルの価格が下がる可能性が有るということ。
それもセリウムを使用しないわけですから中国にその生命線を握られなくなり、そのメリットは
計り知れません。
次にモーターに使われるネオジム。
ネオジムはハイブリッド車や携帯のバイブ、洗濯機やエアコン等ありとあらゆる機器のモーターに
使われています。しかしネオジム自体は中国以外にも沢山の国に有るので今のところ代替物質的には
優先順位は高くないようです。
問題はネオジム磁石が熱を持った時に効率を落とさないようにする為に使用されているジスプロシウム
のほうだそうで、これは中国南部にしか見つかっていない物質でkろえを代替するのが最優先とのこと。
これもネオジム銅合金にする事でジスプロシウムが不要になる可能性が大きいという事で、実用化の
間近のところまで迫っているようです。必要な磁力の4/5の所までは実証できているようです。
あと従来のどこにでも有って100均でも普通に売られている磁力がネオジムの1/10しかない
フェライト磁石を使って、新型構造のモーターでほぼネオジムモーターに近い回転力を作り出す
研究も成功しており、もう少し煮詰めれば効率がネオジム並みになる可能性が見込まれています。
ネオジム磁石を使わずに普遍的に使われている磁石でここまで出来るのですから強力なネオジム磁石を
モーターを利用した商品が安くなっていく可能性が考えられます。リチウムバッテリーを使用して
いるものはここの値段が安くならなければ余り価格に影響しないかも知れませんが。
しかしながらレアアース関連の携帯部品でスクリーンとモーターが安く安定供給される可能性が
出てきたのは非常に大きな事です。日本の部品が世界に対してこの二つだけでも力をつける
可能性が出てきたのは大きな事です。
中国が日本に対してレアアースの輸出規制をかけたおかげで日本の代替技術の研究が相当に加速させて
しまったと考えられます。もっとどんどん進化していって世界に対してアドバンテージをつけていって
欲しいと思います。
なおこの回のサイエンスZEROは以下の予定で再放送されます。
(No.336)レアアースが足りない! 代替技術を開発せよ2011年3月4日(金) [教育] 午後6:55~午後7:30
2011年3月5日(土) [BS2] 午前3:25~午前4:00
- 2011/02/27(日) 19:35:57|
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ドコモ、電話番号・メールアドレスを一時保管できるサービスドコモは利用休止手続きが廃止される。
この利用休止は無料で3年間契約を維持しておけるので利用価値が高かった。
movaの停波イベント参加組みの寝かせに活躍したりとか、iPhoneを試してみたい組に
上手に使われたりとかしている。
このiPhoneを試してみたい人が居るのがまずいのだろうか、同じ寝かせができる
物を用意したが、今度は有料で420円かかる。
タダで寝かせてソフトバンクのiPhoneを使わせるわけにはいけないという判断なんだろう。
この辺りが良くも悪くもドコモ的なんじゃないだろうか。
もし有料になったことを抑止力とするならば、「じゃあ解約かMNPしてiPhoneにするよ」と
いう人が増えるだけだと思う。要はもう戻ってこなくなるだけかと。
無料でもドコモに鎹(かすがい)を残しておけば戻ってくる可能性も有ったのだが、ついにそう
じゃなくなる人が出てくるわけだ。
ただ単に有料になるだけではなく、メールアドレスもキープできるようになった事、
電話番号は90日しか維持されていなかったのが3年間維持できる。
有料ゆえの利用機関の継続カウントというメリットもある。
これは新たに解約しないでSIMを寝かせる為にも利用できるようになった。
即解ブラック回避の為に利用する人が増えてきそうに思う。
増えるのはまじめに利用する方ではなく、悪用の方の気がしてならない。
現在780円が最低のプランで、eビリングで支払いにして-100円で680円が最低維持価格だ。
これが420円でそれまで以上に寝かせがしやすくなった。
そういう意味では”今風”な変更になったと言えなくもないかなとは思う。
- 2011/02/25(金) 22:11:06|
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ニュージーランドの地震に伴う支援措置についてエジプトの大規模デモに伴う支援措置についてソフトバンクは何故か最近この手の支援措置を強化している。
不思議だ。
その理由を考えてみる。
この手の支援は国を考えても分かることだが、支援される絶対数が非常に少ない。
つまりコストが殆んどかからない。
しかもニュースリリースに載せるだけ。
広告費も実質ゼロ。
というわけで株価操作の一環だろうと考えられる。
株価に響かなくても「こういういい行いをしています」という印象操作に利用してるだけなんだろうな
という気がします。
やっていることは非常にいいことではあるのですが、自社に必要な状況にならにと行わない社風というか
ソフトバンクの姿勢が好きになれません。
これを思い出して仕方がないのです。
(今ここで政治や国際的な問題を語るつもりはないのですが、状況というか意図がなんとなく
似ていると感じたので)
ソフトバンクがこういうことをしても素直に見られるようになるには基地局やその他施策という
本業そのもので信頼を得ることができなくてはいけないと思います。
やり方が競輪やボートレース的なままでは限界値が低いんですよね。
- 2011/02/25(金) 21:29:32|
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WBSでもやってたので見ていました。
しかしながら・・・新製品発表会なのに防水版のMEDIASば出るとか、XperiaTM arcが
夏にフェリカ対応とか売れないように妨害工作をしているとしか思えないんですよね。
社長自らが新製品の妨害をするのはやめましょう。
こういうところはソフトバンクの徹底した情報管理は見習うべきですよ。
まあ事前にNFC対応と防水のが出ると分ったのはひとつの安心材料では有りますけどね。
そう言えばMEDIASのAndroid 2.3へのアップデートはどうなるのでしょう?
別に2.2で十分なので次のハードに注力してもいいと思いますけど。
できたら次期ハードと共通にしてアップデートも2~3世代ぐらいは共通化したほうが
いいと思うのですけどね。
あとNFCの実験端末はドコモとKDDIの二社出ていましたが、
KDDIは謎の端末、ドコモはSAMSUNGの次期Galaxy Sぽい端末が
映っていました。どちらも既に動作しているようでした。
ほぼ完成しているのはNFC部分だけかも知れませんが。
それはそうと。
>spモードの機能拡張
>「BeeTV」のスマートフォン対応
とか有るのはいいのですが、やっぱりタブレットでも悪のSPモードメールを使わせたいのですかね。
あれ本気でユーザーを無くしますよ。
まあBeeTVの対応はいいと思いますけどね。
できたら地上波等のストリーミングとかも行いませんか?
折角BeeのTVとかいう名前だし、孫社長も手を打ってきているのですから。
タイムシフトのミニ番組以外にもまだまだ何かあると思いますよ。
- 2011/02/25(金) 00:52:16|
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ドコモ スマートフォンの新モデル3機種を開発
-「MEDIAS N-04C」「XperiaTM arc SO-01C」は3月4日から事前予約開始-本日はドコモの春(?)の新機種が発表されました。
新卒・新入学を見込んでスマートホンを強化する為だと思われます。
XperiaTM arc SO-01Cここでこんな記述が有りました。
>
※14Mbpsのネットワーク対応は2011年6月頃から順次提供開始予定です。対応エリアは順次拡大予定です。なんだ、ドコモはLTEに力を入れるので14.4Mbpsはやらないものと思っていたのですが意表を突かれました。
多くの人が似たような思いなんじゃないかと思います。
まあ常識的なところまでは対応すると言う事ですか。
しかしながら一斉に対応ではなく、順次エリアを広げていくとの事ですからもしかすると本来ドコモ側の
計画にはなかったものかもしれません。周りの状況を見て7.2Mbpsでは数字的に見劣りがする上に
auにも劣る事になるのでそれは避けたかったので14.4Mbpsも急遽対応する事にしたのかも知れません。
何せ社長直々に3Gにはもう投資を控えてLTEに注力うるようにとの御達しが出ているとの事でしたから。
そう思いたくなるほど今回の14.4Mbps対応は過去の流れからすると不自然な気がします。
今までならまず事前に対応する事が漏れて噂が先行しますから。もしかすると今までのリーク作戦とは
趣向を変えてソフトバンク的に事前に漏らさずにインパクトを得る為にそうしたのかもしれないです。
しかしやはり漏れる暇がなかったという線が私的には濃厚かなと思います。
高速化に興味のある人の目はLTEや他社のDC-HSDPAに向いていたので気づき難かったという
事もあるのでしょうが・・・。
それにしても上りのエリアのHSUPAについては広げる気配はやはりなさそうですね。
LTEの上りも5GHz幅帯じゃほぼ壊滅的だし。
もしかして実はドコモもLTEの速度が期待していたほどではなかったのかも知れません。
それで3Gの延命を図る方向に舵を切ったという可能性も考えられます。
思うにここ最近は高速化などの初物はだいたいLGの海外メーカーが先陣を切っていたのですが、
ソニエリで基本は海外メーカーですが日本に縁のあるメーカーから14.4Mbps対応初の端末が出てきた
のは喜ばしい事です。ソニエリ的にはこれを一年間売るわけですから中途半端なことはできませんしね。
それとふと思ったのですが初代Xperiaから一年経ち、ようやく二代目がでました。
ということはXpeiraというかソニエリとLGはこれからずっと春端末を担当、
NECのMEDIASも春担当になるのでしょうか。シャープと東芝は冬担当、
サムソンは夏担当ということになるのでしょうか。
もしそうならばスマホでようやく半年毎少しづつ変えていくという無駄の多い殺人的なルーチンから
端末メーカーは開放される事になったんじゃないかと思います。
iPhoneだって一年ルーティンです。それと同じペースで開発が可能です。
しかもAndroidは多数のメーカーで寄ってたかって一年ペースで開発できますから
各社目立てるように色んな知恵を絞ってくると思います。
今現在ドコモでは春3メーカー、夏1メーカー、冬2メーカーという按配です。
ドコモならもう少し枠が有りそうな気もしますが・・・特にiPhoneと直接対決になる夏は。
ここ最近ではW-CDMAとCDMA2000の共用の設計が可能になってきていますから
中にはドコモだけでなくソフトバンクにもauにも出すメーカーも有るでしょうし、年一回の
ペースでも販売数を稼ぐ事も可能になってきていますので練りこみは期待できます。
しかし失敗端末を出してしまうと一年間酷い目に遭うので思い切った冒険端末が出にくくなると
いうことも考えられます。国内ではドメ携に比べればスマートホンはハイエンド志向という
位置づけになっているのでそれだけで搭載されるものが決められてしまう傾向にありますが、
その中でも工夫を凝らして欲しいと思います。
- 2011/02/24(木) 19:53:10|
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au、通話品質を向上させる技術を導入auの携帯の音質が最大1.4倍程よくなるみたいです。
ハーフレート時のmovaにも劣ると言う人すらいた混雑時のauの音質は酷いものでした。
混雑してなければそれほど気にならなかったのですが、これで結構聞けるようになるでしょうか。
できれば混雑が酷かった数年前に導入して欲しかったところです。
これを入れるのはやはりSkypeを導入したからSkypeとの音質差を比較して汚いと言わ
れるのを避ける為でしょうか。とこのタイミングでの改定に意地悪な方向に解釈してしまいます。
まあなんにせよ良くなるのはいいことです。
- 2011/02/24(木) 19:11:32|
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アップル、モバイルアプリ市場シェア82.7%でトップ-グーグルが大幅成長Appleユーザー的には嬉しいと言うかなんというか、とにかく圧倒的なシェアを誇った
モバイルアプリ市場。
いち早くアプリのトップダウン的な管理の重要性を示したAppleが圧倒的なシェアを取りました。
グーグルは2009年は全くと言っていいほど動けなかったのがここにきて大きく差になりました。
ようやく始動を始めた2010年はもう全速力になっているiPhoneとは大きく水を開けられる
形になりましたが、2011年は猛烈な勢いで追いつき、恐らく2012~2013年には追い抜く
と考えられます。
そのベースとなる端末の実稼動数はモバイル広告の分野で既にほぼ2倍の
差になっていることが調査で明らかになっています。
しかしながらスタートの時点で周回遅れになっているので予想以上にiOS関連のものは粘りを見せる
と思われます。アプリの世界では充実のiOSアプリ、これからのAndroidと言った感じでしょう。
しかしながら無料アプリではどうでしょうか。
Androidの無料アプリをじっくりと眺めていけば実は既に結構揃ってきていると言えなくも有りません。
古い訳記事ですが、
「Android携帯がiPhoneに優る10の理由」でも書かれている通りAndroidの世界は
非常に自由です。
まずどんなものでもカスタマイズできると言ってもいいと思います。
Xperiaが出た当初には「iPhoneのようなもの」と揶揄される事も有りましたが、今現在
そんなことを現役で言っている人がいたとすれば現実を知らなさ過ぎる人と言わざるを得ません。
デフォルト状態では確かにiPhoneの優れる部分は多いです。
万人が簡単に使えるようにUIの全てが最適化された状態でしかも簡単なのです。
しかしそれがタッチスクリーンのスマートホンというベースが普及してくると途端に足かせにも変化します。
過去にも全く同じ事例が有りました。例えばMac用の一つボタンマウス。
登場時には分りやすさの象徴とも言えたあの一つボタンマウスは、ソフトの成熟と共に「かったるさ」
「面倒くささ」の象徴になっていきました。ボタンが少ない分はメニュー選択に対するカーソルの移動で
補完される事になり、カーソル移動がWindowsでの操作よりも非常に多くて大変でした。
そこでAdobeのソフト等に代表されるようにキーボードショートカットでそれを補うことが当たり前に
なりました。早い話、仕事をするにはマウスとキーボードでやっと一人前ということです。
タッチスクリーンの世界ではキーボードショートカットに相当する部分はホームキーや側面ボタンが
使えるとは思いますが今のところそれを有効に使っている例は見かけません。マルチタッチがあるおかげで
かなり助けられている部分があるので一つボタンマウス程には問題が大きくないからでしょう。
10の理由の記事にも有るとおり、ネットワークとの親和性はAndroidの方が遥かに高いです。
4のPCとの接続、5の複数のアプリケーションからの通知で触れられている通り、その差は歴然として
おり、将来的にはiOSもある程度この路線に舵を切らざるを得ないところは有ると思います。
簡素な使いやすいUIか、雑多+複雑で自由度が高い方がいいのか、許容された範囲は広いけれども
しかしながらスマートに整理されたUIなんていうのも出てきていいと思います。
ブランドを立ち上げて世界中のAndroid全機種に向けて出していけばキラー的な存在に
なれるような気もしなくはないです。「大は小を兼ねる」を地で行くというわけです。
技術よりもセンスとばら撒き方次第ではそこそこいきそうに思います。
2011年はAndroidがiOSのアプリにどこまで肉薄できる年になるのか見ものです。
- 2011/02/23(水) 19:47:26|
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ドコモの夏モデル20機種、すべてSIMフリーにこれが今更記事になっていることに「えーーーっ」という気持ちが隠せないのだけれど、
一応まあ正式に出た記事なので記念として触っておきます。
>夏モデルのうち半数弱が、需要が急成長しているスマートフォンになる見通し。ドコモショップで
>ロック解除の手続きを取ると、手持ちの携帯電話のまま、他の通信会社と契約して使えるようになる。
半数がスマホということで、キャラクタ付けがしっかり行われる事を祈っています。
それとSIMロックを外すと一番の問題は端末の保障。
スマホだとiモードとかは関係有りませんし、どこのキャリアでも普通に使えるでしょうが
保障だけは全く変わります。
恐らくドコモとしては最終的には保障をSIMロックを外させない為の武器にしてくると思われます。
ロックを外さなければドコモの手厚い補償を受ける事ができ、外してしまえば価格が一気に跳ね上がる。
それならば新品購入から3年間自然故障なら無料修理をしてくれるドコモ保障を受けられるようにする
為に3年間はSIMロックを外さないでおこうという人も少なくないでではと思われます。
ドメ携iモードとかで縛ろうとしても「それならあっちでMNP0円で使うよ」って話にも
なり得るので最終的にはこういった安心感で心を縛るのが一番確実で反発が少ないでしょう。
あとは端末販売だけでも儲かるように仕組みを作ればSIMフリーの方が実は儲かるって事にも
繋がる可能性が有ります。ドコモが商売上手ならこの辺りをうまくまとめて来るかも知れませんね。
- 2011/02/23(水) 19:05:32|
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Amazon の Appstore 続報、Android端末がなくてもアプリ買えますAndroidの方のストアもようやく大御所がおいでしましたというところでしょうか。
今までのストア参入とは段違いなインパクトが有ると思います。
まあ何でもとりあえず手を出すAmazonだから・・・という見方も有りますが、
AppleのAppStoreと比べて貧弱に見えていたAndroidのアプリストアのイメージが
一新される事になります。
誰でも知っているあのAmazonですらAndroidに流れたという印象を受ける人も
多いのではないでしょうか。
こういうニュースを見ていると今年は本気でAndroidが駆け上がる年になりそうな予感がしますね。
- 2011/02/23(水) 02:19:34|
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【MWC 2011(Vol.46)】低価格Android端末向けCPUでシェアを狙う中国メーカースマートホンのCPUも1GHz帯になり、そこそこの性能が見込めるようになりました。
中国・瑞芯微電子の「RK2918」はARM Cortex-A8コアを搭載するチップで、最大1.2GHzで動作します。
Googleが推進しようとしている動画フォーマットのWebMに使われている圧縮技術のVP8の
ハードウェアデコードに対応しています。
性能的にはCortex-A8コアで1.2GHzと言えば、スナップドラゴンやiPhone3GS辺りが
同じCortex-A8コアで1GHz動作なので日常使いには十分すぎる性能だと言う事が分るでしょう。
このCPUの記事を取り上げたのはこれが安価な価格帯向けのものだからということです。
>例えば、Androidを搭載したタブレット型デバイスとして比較的早くから出回っている仏Archosの製品は
>Rockchipを採用しているが、最上位機種でも300ドル程度の価格設定となっている。別途通信回線の契約
>などを行わない場合、単体での販売価格が500~600ドルに上るハイエンドのスマートフォンやタブレット
>とは明らかに価格レンジが異なる。
つまりシングルコアで1.2GHz帯で十分と考えるなら、日本では3万円以下で端末単体価格の
スマートホンやタブレットが売られることになります。
製造工程などを考えるとデュアルコアのものがすぐにここまで値下がりするということは考えにくいですが、
シングルコア1.2GHzレベルで十分と思えるなら今後安価な端末がどんどん出てくる可能性があります。
ドコモやauでも一機種ぐらいは正規にラインナップされる可能性も考えられます。
改めて書きますが、これがAndroidの世界だということです。
PCでもAT互換機が登場以降、その上に載せるためのチップの競争が繰り広がられ、グラフィック
アクセラレータでもHDDでもものすごい競争が起こりました。
特にNVIDIAという会社が登場する前はS3 GraphicsやCirrus Logic、ATI等がしのぎを削っていました。
その間性能はどんどん上がり、価格はどんどん下がっていきました。
Androidはハードがばらばらだからまた違うだろうという指摘があるのも確かですが、
AT互換機だって初めはそうでした。いちいちチップを作ったり作りこみハードがあったり。
それがいつの間にかほぼ組み立てるだけでPCが出来てしまうような環境に育っていきました。
チップベンダーがあらゆるPCATの互換機能を集積化した成果です。
一方Androidの為の機能はどうでしょう?
これから必要な機能がどんどんと集積化されていき、PCAT互換機の頃と同じ流れとなるのは
誰の目にも明らかなのではないでしょうか。となるとAndroidスマートホンも同じくチップや
画面などの部材を買い集めて組み立てるだけのメーカーが多数出てくるのではないかと思います。
組み立て・販売メーカーよりも機種はチップメーカーにより分けられて○○系とか△△系と呼ばれ、
それに見合ったAndroidOSでバージョンアップをしていくようになるのではないかと思います。
表向きの組み立てメーカーは訳の分らないところであったとしてもチップメーカーが人気だから
そこそこ売れるなんてものも出てくるかもしれません。
勿論PCのハードでも国内等のメーカーも生き残っているように、国内メーカーによるスマートホンも
残っていくでしょう。しかし上記のようなメーカーの端末が大きく幅を利かせてくるのは間違いないです。
その内Galaxy SとかDesireとか持っていたら「金持ち」呼ばわりされる時代が来るの
かも知れません。多くのユーザー的にはそんな怪しい端末でとりあえず十分な性能なんですよね。
それとハードメーカにとって非常に恐ろしい事に、携帯端末は常に持って運ぶものなのでPCの
ように他人が家まで行って設定等をする必要がありません。ちょっとスタバや駅の電車待ち等で
ちょこちょこ設定をいじってあげることもできます。
PCよりも素人がそういった怪しい端末により手を出しやすくなる誘惑と環境が揃ってきます。
ここで旧来の発想の日本のメーカーだと、差をつけなければと機能てんこ盛りにして高価な端末を
作るところでしたがそれらは最終的にどうなったでしょう。最終的には価格バランスのいい
ところに収まったはずです。そろそろユーザーも不必要なものに気づき始めています。
日本のメーカーも全メーカーが廉価と多機能の両方を作るのではなく、路線とカラーを持ち
それぞれの役割を徹底的に追求して海外端末に対抗していくべきだと思います。
キャリアはメーカーに任せっきりではなく、そういう方向付けに各メーカーを誘導すべきです。
そうすれば日本の携帯も海外の端末に十分対抗できると思います。
そこで一つの例なのですが、ドコモがとあるメーカーに安価なスマートホン路線に特化してくれと
依頼をしたとします。とあるメーカーはハイエンドから脱落させられたという考えが過ぎるでしょう。
しかし内容は違うものになります。
廉価にするということは余計なものをどんどんと削って、部品を出来る限り汎用品で済ませることが
必須となります。つまり海外展開が非常にしやすいというメリットを手に出来るということです。
なので例えばドコモが懇意にしているメーカーに安価路線をお願いするならば、ある程度の
生産規模を確保できて海外展開まで対応できるメーカー、つまりそれなりの事業規模をもった
ところにお願いする必要があると私は考えています。
まあ周波数やら今後のFD・TD-LTEなど色々あるとは思いますが、私なら安価な端末は
事業規模の小さいところがやるハズレくじという発想ではしないかなと思っています。
一番ボリューム稼げるところだし。
一方Apple側は今後こういうところと競争をしていく事になるわけです。
次のiPhone5移行は通信方式や表示パネル選びなど、年に一回しかハードを出さない関係上
一回一回の選択に非常に重みを持ちます。Androidではどこかしらのメーカーから魅力的な
端末が出てくると思われるのでユーザーサイドから見れば浮気し放題です。
iPhone5はまだ大丈夫でしょうが、その次は何を標準にするべきか非常に迷うところが
大きいと思います。一機種たりとも失敗は許されませんから。
その店Android端末はその気なら買ってきて組み立てるだけである程度売れるので楽チンです。
生産を外部に委託するなら日本でも4畳半端末メーカーなんてのが十分可能なのではないでしょうか。
中国で交渉できる力があるのなら出来ると思われます。
- 2011/02/22(火) 19:36:56|
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graforn昨日、友人がソフトバンクショップでiPhone買ったんですけどアプリがしょっちゅう落ちるそうなんです。
で、メモ帳起動するとこんなメモがすでに入ってたそうです。(続く) @SBcare @masason #SoftBank
graforn(続き)「強化学習 とりあえず、色々研究されているので難しいとおもうよ。
だから、卒業は諦めた方がいいよb 2010/12/22 17:46」。これおかしいですよね。
明らかに中古なんですけどどういうことでしょうか? @SBcare @masason #SoftBank
この方が嘘をツイートしていないとなればとんでも無いことが行われている事になります。
この事実をAppleは知っているのでしょうか。
早急にAppleにも問い合わせすべき事だと思います。
ドコモはリフレッシュ品を扱ってはいますが、販売はしておらず、不具合機の交換等に
リフレッシュ品の利用用途を限っています。しかもこのような前の人のメールの下書き
などがメモ帳に残っているなんて事は聞いた事がありません。
由々しき自体です。
事実をAppleに教えてあげた方がいいように思います。
- 2011/02/22(火) 03:17:13|
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Twitterの2チャンネル化は防止出来るか ~ 松本 徹三昨日にも持ち出したソフトバンクの副社長である松本氏。
タイトルをみて氏にしては珍しく原理的な問いかけをしているなと思った。
私個人的にはTwitterを「SNSと父に、2ちゃんねるを母に持った不良少年」と考えています。
不良少年出身って色々修羅場を経験しているので時々大きく花開く場合が有ります。
某伸介氏のように。Twitterがまさにそうじゃないかと思っています。
>少し前にある人から「フェムト(超小型)基地局には、周辺の電波との干渉の心配がないか」と
>問われたので、相当時間をかけて社内の色々な人達に確かめた上で、「大丈夫」と答えていたのだが、
>これに対し、常日頃からソフトバンクを目の敵にして色々絡んでくる某氏から「おい松本、...
>この様にフェムトには問題がある...。無責任な事を言うな」というTweetがあったのが発端だった。
あ、そうだったんですか。
なんだ、期待して孫しました。
いや損の間違いですww
あの・・・副社長ですよ?
しかも一部上場の。
孫社長にしろ松本副社長にしろどうもTwitterで株を下げまくっていると思います。
その分株価が上がっているから別にいいのでしょうか。
間違いました、松本副社長はTwitterだけじゃないですね。
>「おい松本」という失礼極まる「呼び捨て」はまあ良いとしても、「無責任」と言われては
>放っておけなかった。
みんな最初からそんな呼び方をしていたわけではないんですよね。
私も松本氏にツイートしてやり取りしていた時がありました。
その時は松本氏も私の意見を納得して引いてくれました。
しかしその過程は非常に幼稚な見識をあれやこれや言い訳のように並べてくるのです。
なので非常に低レベルな話し合いにならざるを得ない。
なので氏には反論はこのブログで述べますが、余り直接絡みたくないという事情が私にはあります。
去年の暮れのように仕事が忙しい時は特に。
「おい松本」と呼ぶようになった人はそんなイライラを通り越した人達でしょう。
何故舐められるのか理解できない松本氏はそんな状況を情けない事に気づくべきです。
早い話、ぐちゃぐちゃ言い訳してないで副社長らしい事をしろよ。
ということです。
- 2011/02/21(月) 23:28:15|
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モバイルアプリ開発者は「アンドロイド」好き先日、AndroidOSを搭載した端末が主にアプリ環境を中心にまだ未成熟だという事を書いた。ではその未来がどうかということを占う調査が冒頭の記事だ。
>アプリケーション開発のツールおよびサービスを提供する Appcelerator と市場調査会社 IDC が
>実施した最新の調査によると、開発者は現在と今後も Apple の『iOS』より、Google のモバイル OS
>『Android』を支持する傾向にあるという結果が出た。
この結果、ユーザーとしては短期的にはiOSを優先する人は多いと思う。
しかしアプリの開発環境としてはもう既にAndroidOSに気持ちがシフトを始めていると言える。
端末の種類も多くて自分の欲しい環境を選ぶ事が出来る。
多くのメーカーから発売されるから廉価端末も高性能端末も選んで購入できる。
今後は急速に開発者がAndroidにシフトを始めるだろう。
短機種ではiPhoneにAndroid端末は敵わない。
しかし重要なのはソフトウエアプレイヤープラットフォームとしてのボリュームだ。
将来的にiOS端末はAndroidにはどうやっても数では敵わない。
多くの人はそれを感じ取った上でAndroidを選んでいる。
更に開発者はよりオープンな開発環境としてのAndroid端末にも魅力を感じている。
しかも開発したアプリを配布するならAndroidの方がお金が少なくて済む。
いい事尽くめだ。
勿論既に指摘されている通り、端末のバリエーションが多岐に渡る為の非互換も存在する。
これはしばらくは解決できない問題だ。
それを解決するのは時間薬しかない。
これは過去に学べばいい。
PCのソフトやハードは全てそうしてきた。
ISAバスやVLバス、PCIバスの互換問題、MS-DOSもWindowsのソフトもみんなそうしてきた。
なのでAndroidのソフト互換性の問題はOSがある程度で安定しだし、それに向けてアプリが合わせてくる。
そして市場にあるアプリへの互換性が次の版のAndroidOSに反映される。
なので互換性問題は言うほど心配しなくてもいい。
ただアプリ側で気にしなくてはならないことも有る。
画面の解像度だ。
これだけはソフト側である程度考えて作っておかないとダメ。
この辺りも時間薬であるところはある。
という訳で多くの方はいつAndroidに乗り換えるかを検討していると思われる。
勿論当面はiPhoneを使うのは賢い選択であると思う。
迷っている人は端末のカップ残や好みの端末などのタイミングで考えればいいのではないだろうか。
- 2011/02/21(月) 21:13:29|
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NEC、LTEネットワークの自己最適化技術「SON」を開発>NECは2011年2月10日、サービスエリアが異なる複数の基地局が混在する環境で、通信品質を自律的に
>最適化して管理するSON(Self Organizing Network)技術を開発したと発表した。LTEネットワークを
>対象とするもの。今後、NECが提供するLTEの基地局やネットワーク管理装置への早期実用化を目指す。
当然ながらSON=孫では有りません。
日本のPHSで培われた自立分散に似たような機能をLTE基地局が備えるということです。
PHSとは内容的には全く違いますけれど。
しかし調整する手間が大きく減るという事で、今キャリアを悩ませている基地局同士の干渉問題の
解決が自動化され、素早い基地局展開が可能になります。
設置コストが軽減されますし。
勿論
SONはNECだけのものではなく、世界中のベンダーが研究・開発を進めています。W-CDMA系列は高速化の時代が進んで設置基準がどんどんシビアになって苦しんでいる中、
元々高速な規格として登場したLTEはSONを搭載する事はある程度前提だったとも言えます。
今後の発展が楽しみです。
- 2011/02/21(月) 20:29:42|
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金曜に書いた記事を月曜の仕事始めでここにおいで頂く方達(特にキャリア系の方)にも見てもらいたいので
今日は余り派手には記事を書きません。でもこれは無視してはいけない事なので書いておきます。
それはソフトバンクのフェムトセルが電波障害の原因になっていて、副社長がそれを指摘されても堂々と
「そんなことはない」と言って報告者を罵倒しちゃってますって件。実際に電波障害が起こった例と
その顛末を詳細に書かれた記事とセットでお楽しみください。
・
これでいいのか?SBさん・
間違った知識を披露した挙句「知識が無い」と人を罵倒する #softbank の副社長 @matsumotot68上の二つはセットにしておいた方が更に説得力が増しますね。
実際に派遣されて工事をされる方は、工事自体は出来ますが電波のことについては素人も同然の状態の
ようです。だからみんな電話口で必死に粘るんですけどね、でも素人同然の対処をしている方のほうを
キャリアの窓口の方は信用しているようです。
困ったものです。
- 2011/02/20(日) 19:32:59|
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ログ見てたらこんなん有りました。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.1; ja-jp; SonyEricssonSO-01C Build/3.0.A.2.28) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
800 x 1220 x 32bit
Build番号が今までと違う系列になっていて、しかも3.0で始まっているので、
もしかするとコア的にはHoneycombとほぼ同じ中身なのかも知れません。
- 2011/02/19(土) 01:48:58|
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本日またYahooBBからの勧誘電話がかかってきました。
毎度電話を取る親曰く、以前よりも最近はものすごいペースでかかってきているようです。
先日のNTTコミュニケーションズはあれ以降かかってこなくなった模様。
おかげでYahooBBからの勧誘が際立って目立つ結果になっているのかも。
それでそのYahooBBの勧誘電話、たまたまその場に居合わせたので私に交代しました。
なんでもうちの近くまで光収容が済んでいるということで、うちの家も光に交換しないといけない
という言い方でした。(←分かる人にはおかしなことを言ってるのが理解できますよね?)
なんでも光にしないと不具合が出る恐れがあるそうで(絶対に不具合が出るとは言い切らない)
出来たら光にした方がいいらしいです。(何故光にすると不具合がなくなるのか理由を聞いても
答えられなかった)
これからはどんどん光に入れ替わっていくそうでその一環でテレアポ隊が一気に導入されている
感が強く、結局は光の道のソフトバンク独自案の件で動き始めたものがそのまま影響を残している
だけじゃないかなと思われました。光の道のCMも効果が大して無いと分ると幕を引いて逃げ出し
ましたし現場の代理店の方は振り回されて大変ですね。
ちなみにADSLを使っていると登録をされているところに対してこの勧誘をかけているそうで、
完全に光の道関連で動いている事が分ります。とは言えうちは電力系の光回線でありADSLで
登録されているという情報はどこを見たらそうなっているんだろうと思うのですが、きっと
削除されないまま何年も残っているのでしょう。
YahooBBがサービスを開始した10年前の2001年以前から、NTTは計画的にメタル回線を
光ケーブルにリプレースする為に一所懸命に置き換え工事を進めていました。
所謂「光収容」というやつです。
ところがあらぬことか急にADSLを売りにして飛び出してきたプロバイダが現われました。
それは別にいいのですが、このプロバイダは安売りや無料でADSLモデムをどんどんばら撒き、
NTTはこのばら撒き業者がばら撒いたADSLを使えるようにする為に一度光収容された
地域をわざわざメタルに戻すという馬鹿げた工事に明け暮れました。ネットでは「光収容された
ところをメタルに戻させた」等とわざわざ自慢するものまで現われる始末。(メタル線が新品に
置き換わったのでADSLの速度が出やすいとかかんとかetc...)
あの後ADSLは刹那の活況に沸き、そしてYahooBBに対抗した低価格路線に対抗する業者が
相次いで過当競争を招き、採算が取れなくなって撤退する業者が相次き次第に光の時代へと移行して
いきました。
勿論YahooBBの登場がブロードバンド化と低価格化の時計を進めたのは間違いないですが、
今現在光化が進んでいないのはYahooBBの存在が大きく関わっています。
NTTの元々の予定通りに進んでいれば今の電話線の多くの場所は既に光収容化が完了しいまして、
メタル線が残っていたとしても電柱から家庭への引き込み程度だったでしょう。つまりは
電話料金が
そのままでNTTの手により全メタル回線の光ケーブル化は既に、又は近い将来に完了していたという事になります。
その阻害の為の口火を切ったのは何を隠そうYahooBBを率いる孫正義氏だったと言っても
過言ではないでしょう。しかもAnnexAという既にサービス済みのINSにノイズを撒き散らかす
通信方法を自社の独断で使い始めて他社サービスの邪魔までしていましたし。
そういったADSL業者の為に起こった大きな無駄の為に光回線が高止まりしたという経緯があり、
孫社長はその責任を感じる必要があります。様々なロビー活動ばかりに力を入れるだけではなく、
歴史的な責任と問題を一つづつきっちりと解決していく必要があります。
私は未だにYahooBBのADSLを導入の際、NTTとYahooBBで何らかの協議が必要だった
のではないかと思っています。YahooBBがADSLを導入する地区を都市部の限定された地域だけに
して地方の光収容に影響を与えないようにするとか。何らかのADSLの展開に制限をつける必要が
あったのではないでしょうか。
ADSLはケーブル距離に速度が大きく左右される為、地方山間部では非常に展開の効率が悪い。
そういった地域を優先的に光収容にする為にADSLを諦めて都市部だけに専念するという住み分けも
出来たはずです。しかしYahooBBはことも有ろうに
リーチDSLという諸刃の剣を持ち込んだ。
それで一気に地方でも展開が出来る場所が増えてNTTの光収容化を大きく阻害する結果となり、
結局NTTは電力系やUSEN・JCOMとの競争に晒されている事もあり、光を別回線として引く事になった。
現在に戻って考えると、総務省が提唱する光の道構想に対してのソフトバンク独自案(AorBのやつ)
以前にそれを不言実行していたのはNTTであり、それを後付けでまるで孫正義氏が独自で
思いついたかのように言うのは如何なものかと思います。
むしろ「YahooBBの時はNTTが進めていた光化を遅らせて申し訳なかった、今こそNTTが
描いていた全国光化計画に賛同します」というのが本筋だろう。それを言うに事欠いて
「光ファイバーは
必要なのか、むしろ少し遅れた人が光ファイバーを使っているのではないか」等と発言しいてた訳
だから性質が悪いのではないかと思います。
そこまでして光ファイバーを長きに渡って黙々と引き続けてきたNTTやそのユーザーを馬鹿にして
いたのだから今更光関連の事に対して物申す権利はないと思います。
今現在NTTの回線はメタル回線と光回線の二系統あります。孫社長はそれが無駄と言って光の道の
ソフトバンク案を掲げましたが、もうお分かりの通りメタルと光の2系統になっている理由の大きな
要因にソフトバンクはなっていたのです。
無駄な出費をNTTに強いてきたのでコスト高はソフトバンクの責任である部分もかなり大きいにも
関わらず、コストが高いだの分割貸ししろだの言いたい放題言っているのはどうかと思います。
ソフトバンクも事ある度にNTTへの負担を強いてきたわけだからこれ以上何らかの要望を出したい
のならNTTの光に対して何らかのコスト負担をすべきでしょう。特にYahooBBの影響が大きく
関わっていて赤字を垂れ流しているメタルの保守費の何割かをYahooBBで負担しろと言っても
罰は当たらないと私は思っています。
NTTはその経緯を知る人が減ってきていると思うので今一度ソフトバンクが先頭になって行って
きた悪行を社員一丸となってコンセンサスをとるべきです。
自社の勝手な言い分でこれ以上他社及び他社のユーザーに被害を及ぼすような事をするのは無しに
してもらいたい。新しい事を行うのは当然いいことだが、何でもかんでも取り入れればいいって
モノでもない。弊害が有れば一度止まって考え直すぐらいの余裕は持ってもらいたいと思います。
- 2011/02/18(金) 19:26:37|
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今やAndroid端末はOS別の集計では海外国内ともiPhoneを大きく上回り、
二度とiPhoneに抜かされることは無いとほぼ断言できるぐらいに差がつきました。
しかしアプリ等の環境はいかがなものでしょう。
端末販売数が圧倒的にAndroidが売れているにもかかわらず、実はアメリカでも
Android1.6のままで、Android2.2以上に乗り換えることすら
ままならない置いてきぼり層がかなりいる事が分かってきています。
思いの外旧機種の切捨てが行われており、現Androidユーザーの1/3~1/4程度が
旧OSである2.1以上にアップグレードが行われない機種のユーザーで、
切り捨ての対象になっているものと思われます。
ベライゾンでiPhoneの発売が始まりましたが、とんでもない売れ行きを示している
のも、恐らくはその旧バージョンのOSを利用していて買い替え時を迎えていた機種を
利用していた人達がこぞって買い替えに走ったものと思われます。逆を返せばいつまでも
このペースでiPhoneが売れるとは限らないと思われる理由の一つではありますが。
それはそうとAndroidの有料アプリはiPhoneほどは売れていないそうで、
その大きな理由は「短期間に端末が売れすぎてしまった」ということが挙げられます。
2.2のFroyoで一気に市場がはじけ飛んで拡大しました。
時期にしてiPhone4の登場と大して変わらない時期頃からです。
ソフト開発が全く追いついていないのです。
それに比べてiPhoneは3GSが登場した頃に一気にソフト開発の動きが出来ました。
それが今の成熟に寄与し、ダウンロード課金を大きく牽引しています。
逆に言えばAndroidで課金を稼ぐには今のうちに開発に手をつけるのが最善です。
なにせ競争相手が少ない。AndroidユーザーはiPhoneを上回る勢いで増えて
いるのにソフトの供給はiPhone未満だということが大きな理由です。
世界ではそういう状況ですが、日本ではもっとタイトなスケジュールでした。
なにせAndroid2.1搭載の端末自体が登場したのが去年の10~11月以降だからです。
2.2も現在進行形で入れ替わりつつある段階でアプリの開発はまだこれからが本番に
なっていく段階で、端末の販売が激しく先行しすぎている状況です。
孫社長がiPhoneのアプリとAndroidのアプリ数をよく比較していますが、
確かにその圧倒的な数字の差の通りに大きな開きがあると思います。
ただしかしそのまま比率が変化しないわけでは決してありません。
ぶっちゃけ11月以降にやっと火がついた端末のソフトリリースはこれからなので、
2011年は日本ではAndroid用アプリの始動元年になると思われます。
勿論iOS用とAndroidOS用のアプリの数や比率はいずれAndroidが逆転
してしまうでしょう。その理由は簡単です。
Androidの端末のほうが数多く売れるからです。
更にAndroidの方が自由度が高く、開発にお金がかからない。
iOSは年間約1万円で開発者登録をしなければアプリの登録は出来ません。
それがAndroidでは初回登録時に$25かかりますが一度行えばその後は年毎にはお金は発生しません。
iOSではObjective-C, C, C++での開発が可能ですが、AndroidはJavaで旧来からの
プログラム開発者には微妙になじめないところがあります。実際組み始めれば別にJavaで
困るのはクラスライブラリの違い程度で、動作速度や安定性は心配しているほど困る事は
まずありません。というかJavaは既に枯れた技術であるので心理的ハードルが無くなれば
Androidのアプリの開発はぐっと加速します。
そうなると大きな障害はAndroidでの開発環境の未熟さです。
こちらは劣悪と言われるほどの未熟な環境で、かなり置いてけぼりを食らっている状況であり、
年間約1万円を払ってでもiOSにもう一年残っておくという引止め役になってしまっています。
逆に言えば開発環境がこなれてきて、その後にJavaの心理的壁が薄れてきた頃に一気に
Androidに開発者が移っていく事になると考えられます。
iOSでの開発の為に年間何も開発しなくてもお布施を取られるわけですから馬鹿らしいです。
特に個人開発者からは不満の声が上がっています。Andoridならそんなことはありませんし。
最後にAndroidでのソフト開発をしていて最大の壁になるものは機種が余りにも多い事です。
機種によって動作が微妙に違うなどがよく言われています。もっと多いのが画面のサイズの違い。
ソフト開発者として画面関係で一番困るのが思ったよりも画面が小さくて、選択が出来なくなる
ケースが出てくること。表示デザインが壊れるのも困りますが、操作が出来なくなりのが一番困ります。
あとはOSのバージョンの違い。
しばらくは2.1ベースですす中期的には2.2が最下位ラインとして落ち着くのではないかと思います。
去年私が登場する端末に対して2.2と口を酸っぱくして言ってきたのはこの線引きの為です。
アプリ環境が2.2以上が一つの分かれ目になります。2.1以下でアップグレードが終わる端末は
さよならということになります。それ以上はアプリ環境としてはしばらくは変わりないと思われます。
その次はもうすぐ出てくるGingerbreadとHoneycombを融合したAndoridno新しいプラット
ホームとなる、IceCreamと名前が予想されているバージョン辺りがアプリ環境の線引きの境目に
なるんじゃないかと予想しています。
AndroidOSでのバージョンによる差異も勿論ですが、やはり端末ごとのトラブルの方が
実際に実機で動作をさせなければ分らないので大変です。それはバージョンの版数を重ねていくしか
有りません。次の2.3~3.0辺りでかなりこなれてくるのではないでしょうか。
やはりOS側も色んなアプリを動かしてみては安定性がどう変わるかや安定性の変化をチェックして
動くように修正をかけていくと思われます。
つまりアプリが少ないからOS側も安定しきれない、OSがまだ未熟で頻繁なアップデートを繰り
返しているのでアプリ側も安定しきれない。今はまだAndroidは発展途上の状態です。
iPhoneで言えば3GSレベルです。
2.3や3.0でようやくiPhone4の登場レベルの頃の進化ではないかと思います。
つまりAndroidOSはまだまだiPhoenに追いつけていない。
もちろん機能的な問題ではなく、熟成度の問題としての話です。
というわけで2.2以上ならしばらくはそれほどOSのバージョンに拘らずとも大きな問題は
無いとは思います。後は機能と趣味で選べばいいのではないかと思います。
IceCreamが近づいてきたらまた私はAndroidのバージョンにうるさくなると思います。
色々書いてきましたが、使えるAndroidアプリが少ないとかそういうことを言いたい
わけではなく、使えるアプリは実はそれなりには存在しています。探せば定番と言われる
アプリは既にちゃんと存在しているのです。だからiOSに比べて少ないと言われていようと
実際には数の違いほど困る事はありません。
それが今年はどこだけアプリが揃い、AndroidOSの環境が整備されるのか非常に
興味深い年になりそうに思います。
- 2011/02/17(木) 19:29:19|
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Steve Jobs receiving cancer treatment in hospital. May be terminal.このタイトルを直訳すると・・・
>Steve Jobsは病院でがん治療を受けている。
>たぶん死亡します。
となる。
マジですか?
ですがジョークではなく彼は以前から膵臓癌を煩っていまして、いよいよこれがニュースになってきたと
いう事ですから終わりが見えてきたのかも知れません。
つまり突然ジョブズが死んでしまうとアップルの株価は大変な事もなってしまいます。
なので衝撃を少しでも和らげて株価の低下を最低限に抑える為に情報を小出しにして
下げ幅を買い支えられる範囲に収めようという意図が動いているのではないかと思われます。
まあ今は既に彼がいなくなっても大きく揺らぐ段階ではなくなっていますけどね。
ただし大きな看板を無くす事は確かです。
それともう二度とアップルから世界を驚かすようなデバイスは出てこなくなるであろうことが予想されます。
今いる優秀な人材はあくまで今既にある機材を更に優秀に出来る能力があるだけで、無から未来を創造できる
人材はやはりジョブズしかいないのではないかと思われます。
やはりAppleIIからMacintoshという世界を変える機器を生み出してきた過程を見ていると
彼の偉大さが良くわかります。それに比べてiPhoneはそこまでは大きな進化というわけでは有りません
でしたが、しかしながらなかなか普及しなかったパケットを大量に使う高性能端末の一般化に大きく寄与した
という意味ではAppleIIからMacintoshよりも衝撃的でした。
そういった大きなインパクトを作り出せる人間は世界にそうそういるもんじゃ有りません。
孫社長?彼は既に誰かが作り出したものを見つけて利用するのは誰よりも優れた能力を発揮します。
しかしゼロからモノを作る人じゃありません。
なのでこういったゼロスタートのモノづくりが出来るパートナーを失う事は非常に大きな損失でもあります。
奇しくもたまたま今日のメインテーマにAndroidの大きな問題点とその後の飛躍の記事を書きます。
それを決めた後にこのネタを見つけ、こちらを先に書く事に決めました。
片や繁栄、片や衰退。
現在のツートップと言える両者が、思いがけなく勝敗がついた日になってしまうのかも知れません。
それは後に歴史が決める事だとは思いますが、私には今日がたまたまそうであるとしか思えません。
Androidの記事を書きかけていた時に相反する内容の大ニュースが飛び込んで来たのですから。
博士 サミュエルJacobsonはジョブズの写真を見て彼に残された時間は後6週間と見立てをしました。
人の命が写真だけで決められるわけも無いのですが、彼はiPad2の発売を見届けられるかどうか
というラインに立っているようです。
彼の歴史とずっと一緒に歩んできた者としてはiPhone5の発売を是非見届けて欲しいと切に願う
のですが・・・。
- 2011/02/17(木) 19:22:37|
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他記事のコメントでこんな書き込みが有ったこともあり、ちょっと出遅れたが記事を書いてみる。
【MWC】ソフトバンクが2011年中に“TD-LTE互換”の高度化XGP開始ソフトバンクや中国移動などがTDD推進団体設立、「次世代XGPは100%TD-LTEと互換」と孫社長[MWC2011]「日本でも今年第2四半期にTD-LTEのテストを始める」、ノキアシーメンスCEO>ソフトバンクの代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏は2011年2月14日、スペイン・バルセロナで開催された
>「LTE TDD/FDD International Summit 2011」の開会式に登壇し、2011年中に次世代XGPサービスを
>開始することを公表した。開始する次世代XGPのサービスはTD-LTEのハードウエアなどをそのまま
>利用できる「100%TD-LTEと互換性のあるもの」だという。
本家中国のTD-LTEは既にテスト運用中、基地局のハードは運用できるレベルでは完成している。
その上での上記発言・・・なんとなく考えている事が透けて見えた気がするのでいつもの通り妄想してみる。
本家は去年から中国新幹線等を使ってテストしており、既にかなりの完成度に達していると考えられる。
なので実際には現状のウィルコムが立てたXGP基地局は廃棄され、ファーウエイなりZTEなりの
TD-LTE基地局を次世代XGPとしてスタートさせる積もりなのだろう。
中身がTD-LTEならば何故イメージ的に不利な次世代XGPを名乗るのだろうか。
それは何が何でも総務省に基地局の免許をおろして貰わなくてはならないので、
総「おい、これはTD-LTEではないのか?」
ソ「違います、これは次世代XGPです。」
総「ファーウエイのTD-LTEの基地局そのままだろう。」
ソ「違います、これはファーウエイのハードをそのまま流用した次世代XGPです。」
総「・・・・・。」
ソ「これは次世代XGPです。」
ソ「これは・・・。」
・
・
・
なんてことでごり押しでTD-LTEに100%互換性のある次世代XGPとしてサービスを開始
するのではないかと考えられます。なのでこのスピーチは世界に対して「TD-LTEと100%互換を
持った次世代XGPを今年中に開始するよ」と総務省に無言の圧力をかける為に行われたものでしょう。
これは光の道のTVCMの手法そのもので、そのTVCMでは民衆を煽ろうとして失敗しましたが、
世界のキャリアやメーカーは孫正義氏の口八丁手八丁の口撃にはまだ免疫が無いのでそれを上手に利用
したものと思われます。海外のキャリアからすれば非互換な得体の知れない規格が運用されるよりは
日本という重要なマーケットでTD-LTEが開始される事を歓迎するとは思います。
しかもWiMAXの帯域をTD-LTEで運用したいキャリアは沢山有ると思われるのでその試金石
とも言えるソフトバンクのTD-LTEは大いに歓迎されるだろうと思います。
そうやって海外を巻き込んで煽った上で
ソ「これは次世代XGPです。」
とやられたら総務省も分っていても無碍に否定できなくなるだろうなという気もしなくはないです。
そこで私的に提案をします。
2012年に割り当てる900MHz帯の割り当て候補からソフトバンクを省く代わりに2.5GHz帯での
実質TD-LTEを次世代XGPとして黙認するというものです。または2.5GHz帯の割り当て条件を
変更してこの際正式にTD-LTEを認めてしまうというものでもいいと思います。
そうしてその900MHz帯の帯域は
以前私が書いたキチガイ記事の850MHz帯への転用で韓国と
帯域利用のすり合わせ案も検討のテーブルに載せることを望みます。こうすればドコモは850MHz帯にも
20MHz幅を得る事が出来、将来的にはLTE-Advancedへの転用も検討する事が可能となります。
ソフトバンクに900MHz帯を渡したところで旧来の3Gネットワークのバイパス用帯域を増やすだけで
ネットワーク全体のマイグレーションを行っていく気はほぼないと思われます。ユーザーとなる国民
からすればより効率のいい帯域に割りあてられる機会が減るのは大きな損失になると私は考えます。
総務省はその帯域が現在と将来がどう使われるのかまできっちり考えて割り当てを考えて欲しいと
思います。
ソフトバンクはあの手この手で2.5GHz帯に世界共通規格を持ち込みたいという意思はこれではっきりした
のですから総務省はそのカードを上手に利用するべきです。また折角天下りに高い給料を払っている
キャリアはカードの切りどころです。この一手が大きな将来のチャンスを生むと考えれば動かぬ手は
ないと私は考えています。
孫社長は2.5GHz帯でTD-LTEを始める事、それにインドのキャリアとチャイナモバイルが絡んだ
ことで強気の発言をしているが、周波数帯域の事は考えているのだろうか。FDのLTEでもこちらは
大きく問題になっているが、2.5GHz帯でLTEを始めるキャリアは基本的にアメリカ、インド、ロシア
等のWiMAXからのスピンアウト組みが中心である事、その隣のLTE2.6GHz帯はFDDであること。
アジアのLTE700MHz帯は基本的にはFDDで計画が進んでいる事。そんな事情も余り考えていない
ように思います。
それとLTEのTDとFDは喧嘩する類のものではなく、最終的には同一端末で両方対応する方向へ
向かうものであり、チップや端末のメーカーは端から違う2種類の端末を作る気はそもそもない。
ここで敵対しているように見せかけておき、後から実はどっちも同じ端末で使える方向に収束する
モノでしたと後で気づかせる作戦で株価操作を図っています。価格帯を上に切り上げさせたら勝ち
ですしね株価操作は。後で操作がばれても嘘を言ってなければ問題ありませんし。
ちなみにソフトバンクにもFDDのLTEが割り当たっているが、その全ては3Gの延長で運用する
という事で後からLTEが運用される気配が感じられなかった。その事をかなり以前に記事でも書いている。
その時感じた違和感はやっぱりこういうことだったかという答えとして現われた形です。
2.01G~2.025GHzの15MHz幅にIPモバイルの跡地がありますが、これはどう扱うのでしょう?
これって忘れられた2GHz帯のTDD帯域なんですよね。
どっちにしろドコモもKDDIもモバイル向けの帯域不足からあちこちの帯域をサルベージして
FDDなりTDDなりで運用をしなくてはならなくなっていくと思います。
なので将来的にはFDDとTDDを同時に運用する事になっていくと思いますのでソフトバンク
だけがTDDという事はないとは思うのですが、ただソフトバンクはもしかすると長期間の間、
XGPの帯域だけに絞ってTDDのみの運用の期間を長く取る可能性は考えられます。
そうすれば確かに立ち上げ時期の端末の価格は抑えられますし、WiMAX関連で安くなった
2.5GHz帯の部材はある程度使いまわせるわけで、多少なりとも価格的メリットはあります。
孫社長の狙いはまさしくこの”時差”にあり、その間に少しでもシェアを取ってしまおうと
いうものです。これができるのが孫社長の強みであり、国内の胡坐をかいてゆっくりして
いる組は「気がついていたら死んでいた」なんて可能性も有ります。
なので私は前半に書いたキチガイな計画を進めるべきかなと思っています。
思うに下準備は進めてはいるのでしょうが、ほぼ何もしてない状態でこれだけ日本中や世界中を
引っ掻き回す社長も珍しいと思います。日本の政府や官僚がダメなら世界の企業を躍らせればいい
という発想には正直参りました。いつもの陽動作戦でしかない事は重々分ってはいますが、
それでもしかしここまでやるかとは感じさせられた出来事です。
さて総務省、免許というソフトバンクの金玉を握っているのは貴方のほうです。
この一発勝負きっちりと決めてください。
日本の電波事情を好き勝手にされるのか否かは今きっちりと動けるかにかかっています。
- 2011/02/16(水) 19:45:29|
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さすがに DoCoMo(ドコモ) さん これ やばくね? - SPモードメール マーケットコメンツ が苦情だらけな件これ、ドコモがマーケットで配布しているSPモードメールのコメントについての記事です。
そのコメントを取り込んでずらずらと並べています。
まあ見事にSPモードメールの不出来さがずらずらと出てくるものです。
擁護的な意見は皆無ではないでしょうか。
SPモードメールは使って3分でクソアプリ認定可能な程の出来の悪さで、ドコモ至上最悪と
言っていいほどの出来の悪さでユーザーを苦しめているアプリです。
なぜもう二度とドコモのスマホなんて使いたくないと思えるようなものをドコモが放置して
いるのか理解に苦しみます。
要するにドコモは作って提供する能力は財力に見合ってあるのですが、その良し悪しを判断できる
人がいないわけです。カタログ上機能が揃っていてとりあえず動作していればそれでOKという
薄氷を踏むような体制で動いているように私には見えます。
これがソフトバンクなら孫社長が暴れて即効で作り直しになっているところでしょうが何故
ドコモではこんな簡単な事が出来ないのかと毎度毎度ガッカリサセラレマス。
このガッカリ感がドコモユーザーの醍醐味というM的発想もいいのですが、こういつも
期待に応えてくれないのでは何らかの自衛策を考えるしか有りません。
「ドコモを使わない」が模範解答なのですが、それでもドコモを使いたいと思える長所(電波)も
有るので仕方なくドコモを使う方向で考えてみます。
・その1
SPモードを止めてMoperaを使う。
多分これが一番いいと思います。
というか今のSPモードメールアプリはその内直ると言うレベルのものではありません。
作り手を変えなければ絶対に使えるものになりません。
よそのソフト技術者を貶す事はしたくありませんが、色んな意味でセンスが悪すぎます。
動作するソフトを完成させる力はあってもデザインする力は全く感じられません。
なので開発元を変えて一から別のものを作るのが確実で一番いいものが出来る近道だと思います。
私的にはIMONIの作者さんにドコモがお金を出して作ってもらうのが、一番安上がりで多くの
ユーザーが幸せになれる方法ではないかと思います。優秀なソフトはデザイン力が命です。
・その2
iPhoneを使う。
ソフトバンクを使えと言う意味ではありません。それ以外の方法が推奨ですが、SPモードのメール
クライアントがクソ過ぎるせいでソフトバンクに変わる人も少なくないと思います。
とりあえずSPモード以外のメールクライアントを探すとこういった手段しか取れなくなるのです。
そこまでこの問題は酷い状況なのにドコモはそれを自覚していない。
多くの人が「え?Androidってこんなにクソなの!?」とiPhoneのメーラーと比較した
時点で気づいてしまうわけなのですが・・・ドコモは未だに放置状態。
今後はドコモのAndroid端末からのMNP転出も始まってしまいそうな予感がしています。
基地局を一基立てるのをやめてメールクライアントの開発にお金を割けばユーザの満足度は飛躍的に
上がるんですけどねぇ。そんな簡単な事に気づかないドコモは危機感が無さ過ぎです。
・その3
ドコモのスマホを諦める
以下略・・・ww
・その4
ドコモがSPモードメールのアクセス方法を一部の人又は一般に公開して自由にアプリを作れるようにする。
これでIMONIの作者さんも今の立場のままで手が出せるようになります。
というかメールクライアントなんて自由に選べるのが一番なんですよね。
現在の状況はAndroidの精神から言うと異常な状況です。
とりあえずドコモさん、とんでもなく酷い状況なので夏端末までにどうにかしましょう。
そうしないとSIMフリーで端末だけ持っていかれて他社SIMで動かされますよ。
ドコモSIMは即効寝かせにされた上でね。
- 2011/02/16(水) 19:15:50|
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【MWC】NTTドコモ,NFCとFeliCa統合のロードマップを明らかにドコモのFelicaからNFCへ移行する為のロードマップが明らかになった。
先日心配して書いた記事の通りには完全にはならず追加で済んだ事はラッキーと言えばラッキーでもあり、
不幸の始まりと言えばそうかも知れない。
ざっくりと流れを言うとFelica→NFC(Felica)→NFC(Felica/Tipe-A)ということのようです。
中身は両持ちで後方互換性を維持しながら徐々に世界標準化していこうというところなのでしょう。
そしてその詳細です。
入れ替えの第一段階は無線部にTYPE-A/Bが追加されます。
無線的な外面を世界の標準に合わせてどこでも決済が可能となるようにする為です。
その時TYPE-A/Bのメモリ機能はSIMに搭載され、完全にMifareと互換性を持ちます。
Felicaは互換の為に残りますがそれは携帯の端末上に残ります。
第二段階は端末に残っていたFelica機能がSIM上に移動します。
最終的にはドコモのSIMにTYPE-A/BとFelicaの二種類が乗るのです。
そして端末からFelicaが無くなり、ハード的にはやっと世界のグローバルスタンダードと共通化出来る
事になります。Felicaが負の財産として余計なコストがかかるのはSIMだけということになります。
無線部はそれぞれの規格の両方が残っています。
分りやすく解説すると、FelicaやTYPE-A/Bのメモリ領域をロッカーやタンスと置き換え、
無線部はそれを出し入れする為に使う言語として考えてみます。
現状のFelicaでは窓口に日本語で「○○の残高を△△円引き出してください」と言ってタンスから
引き出してもらっています。
それが第一段階では英語で「○○の残高を△△円引き出してください」が追加という事になります。
そのおかげで引き出すのはタンスもロッカーも可能ですが、タンスは端末内部屋、ロッカーはSIM部屋に
置いて有ってばらばらです。
第二段階でタンスもロッカーもSIM部屋に移動となります。
勿論話す言葉はそれぞれにアクセスできる日本語(Felica)と英語(TYPE-A/B)で話す事に
なります。FelicaをSIMに乗せるのは日本だけの仕様になると思うので、端末の無線部が
日本語(Felica)に対応するのは日本向けの端末のみとなる可能性が高いように思われます。
海外のSIMフリー端末を持ってきて3Gのアクセスが大丈夫であっても端末のNFCの無線部が
TYPE-A/Bにしか対応してない可能性も有るのでドコモのSIMを海外端末に入れても国内で
Felicaが反応しない可能性があるのです。ドコモの端末が両対応となったら電子マネーの機能は
徐々にTYPE-A/Bに移行していくのが最善の道ではないかと思われます。ただしこの対応は
携帯のオサイフ機能だけでなく、従来からのカード型も有るのでちょっとやそっとでは移行できる
見込みは立ちませんけど。
Felicaを使いたいなら日本向けの端末を買うしかないという状況になる可能性は高そうです。
この辺りは先にリンクした過去の私の記事に書いたとおりです。
今回の発表ではまだその辺りの確証は得られませんが。
そして先日こんな発表もありました。
・
韓国KT社と、日韓間におけるNFCサービス相互利用に向けた検討に合意 ~ ドコモ・
日韓で使える“かざす”携帯サービスを KDDI、ソフトバンクらがNFC携帯の実証実験ドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社が横並びで韓国とNFCで共通の動きをする事を発表しました。
ドコモはKTと、KDDI・ソフトバンクはSKTと日韓5社で同様の動きをするということなんだと
思います。
それは将来的にLTEで一つの端末に各社のSIMを入れて使えるようにするという目標があり、
その為に今から水面下で摺り合わせを行っているということでしょう。今後は韓国と日本の携帯市場は
一体化して考える時代になっていくのかもしれませんね。
そうなると韓国の電波の周波数状況が気になります。
3Gは2GHz帯と850MHz帯を使っている。
先日の気の狂った記事は孫社長への牽制の意味も有りましたが実は日韓の将来を見据えた記事を
書く時の為の前ふりでもあった訳です。ただこんなに早くその記事にリンクする事になるとは思って
いなかったので本人もびっくりですが。900MHz帯の再編に当たって非常に変わり者的な発想を
提案していますので興味ある方は是非読んで一緒に気を狂わせて下さると嬉しいです。
日本と韓国のNFCの相互利用は2012年末までに行うとのことなので最低でも無線部の統一は
それまでに完了すると思われます。FelicaがSIMに移行完了する時期もそれまでにするのが
理想ですが、そちらのほうは現時点では確定的な予想が出来る段階ではないと思う。
これらが完了すれば端末のハード的な日本オリジナルな部分がほぼ消せる事になる。
最後はiモードやezweb等の携帯ネット環境や携帯メール等だろう。
こちらはスマホならアプリでそれなりに誤魔化せるのだがどう解決する積もりなのだろうか。
色んな進化の速度は速まるばかりなので海外勢には遅れを取ってもらいたくないと思います。
- 2011/02/15(火) 19:29:58|
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日立マクセル、Qi規格準拠のiPhone 4用ワイヤレス充電器を開発なんだこれ?
と言いたくなる代物だが、これは無線で電力を送って充電が出来る板。
実はドコモも積極的に推し進めている。これで色んな所に充電器が作られる可能性が考えられる。
例えば車等の携帯ホルダーに置いておくだけや壁のフックに架けておくだけで勝手に充電できるなどの
発展が期待できる。今よりも一層防水性能を高めやすくなるし、QiとBluetoothかWiFiで
やり取りが完了すれば普段の運用はほぼワイヤレスに出来る。
私は充電する時はコネクタを接続する派の人だがQiが便利になってきたら考えるかも知れない。
とりあえずこれは抑えておきたい事項なので記事にしてみた。
- 2011/02/15(火) 19:15:30|
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・
ATOKも“Ctrl+c”も使えるキーボード付きAndroidポケットノート──「LifeTouch NOTE」の実力検証 ・
LG、3DスマートフォンやHoneycombタブレットを発表・
シャープ製のGingerbread端末「SH-12C」のウワサ機能のガチスマホとは違い、ちょっと個性的なものも有ります。
それはやはりNECのLifeTouch NOTE。
Android 2.2ですが、かつてのモバイルギア好きにはたまらなさそうなアイテムになりそうです。
LGもサムソンに負けじとOptimus 3DやOptimus Padを出してきた。
やはり3DスマホやHoneycombタブレットでデュアルコアCPU(OMAP 1GHz)等が売りとなる。
後はシャープのAndroid 2.3 Gingerbread端末と予想されるものです。
>ディスプレイ:4.2インチ
>解像度:960×540(qHD)
>OS:Gingerbread
>Bluetooth 3.0
>3D写真や3D映像を撮影できる
>Flash Player 10.1に対応
>NTTドコモのSIMロック解除対応端末
まあ予想範囲内という辺りでしょうかね。
CPUが明らかでは有りませんが。
MWC2011とそれ以外の記事も含めてこれからの端末を並べてみました。
- 2011/02/15(火) 19:05:03|
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プレステ携帯「Xperia PLAY」発表 Android 2.3搭載、「PlayStation Suite」対応Xperiaに新モデル 「neo」とキーボード付きの「pro」Samsung、デュアルコアCPU搭載のAndroid端末「GALAXY S II」発表サムスン Galaxy S 2はデュアルコアで8.49mm厚、10型Honeycombタブレットも
Xperia PLAY(2011/3一部) 4.0 32G 1GHz Snapdragon
Xperia neo(Q1)/pro(Q2) 3.7 1GHz Snapdragon
Galaxy S II 4.27 16G/32G 1GHz DualCore HSPA+
※全てAndroid 2.3(Gingerbread)を搭載
これ全部海外の事なので日本に来るのは一部が夏機種としてでしょうかね。
そう言えばXperia arcってau限定なのでしょうか?
昨日はコテコテのソフト技術系で趣味に走ったので今日の内容はあっさり目にしました。
- 2011/02/14(月) 19:29:34|
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Samsungの「GALAXY Tab」に10.1インチモデル Android Honeycomb搭載Android3.0 Honeycomb(ハニカム)&デュアルコアの
NVIDIA Tegra 2を搭載しています。
個人的にはNVIDIAは技術者数段で最適化は定評があり非常に唸らせるものがあるのですが、
CPU自体のインプリメントはCortex-A9をそのまま使うという事でほぼ性能は確定です。
Cortex-A9はARM v7-Aアーキテクチャーの標準的なインプリメントですが、第3世代のSnapdragon Dual1.2/1.5GHzと
同じコアとなります。同じコアではありますがTegra 2では1GHz動作で消費電力を抑え目にしてきたのでしょう。
とりあえずはDualCoreがどの程度効き目が有るのかが見ものです。
3G通信に関してはEDGE/GPRS、HSPA+で今後は恐らくDCではなくHSPA+が主流になるのではないかと思います。
21Mbpsが主流の流れでドコモで発売される事になれば7.2Mbpsは数字の見た目的にはかなり取り残される事に
なるでしょう。LTE対応のスマホはまだまだですしね。
しかしながら10.1インチで1280×800ピクセル、厚さ10.9ミリ、重さ599グラムはなかなかいいですね。
というか現iPadとほぼ同じ9.7インチに1024×768ドットの解像度でおおよそ133ppiとなるのでこの辺りで
足並みが揃えられる事になるのでしょうか。
文字を含んだ画像のページを設計する時はやはりある程度標準ppiやdpiを意識する事になるので
どこかで標準が出来ると作り手にはありがたいですね。というかタブレット型は拡縮が命的なところも
あるのでPCの方で標準を決めることになるとは思いますが。
位置づけ的には7インチのGalaxy Tabに10インチの上位機種を加えるのか、シリーズの入れ替えなのか
はっきりさせて欲しい。ちなみに旧Galaxy Tabは7インチ600×1024ドットで一回り以上大きくなって
iPadとほぼ同じぐらいの大きさになる。
もしシリーズの追加で旧Galaxy Tabが生き残るのだとするともしかすると旧Galaxy TabにもAndroid 3.0の
アップデートが来るのでしょうか。個人的にはそう有ることを願うのですが。
- 2011/02/14(月) 19:05:00|
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相撲業界八百長やなんかで携帯メールの復活の問題が取り沙汰されています。
そこで携帯のメールが復活について書いてみたいと思います。
現在の国内仕様のドメスティック携帯(フィーチャーホン)はほぼ全て何らかのOSの上で動作しています。
OSの重要な役目はファイルシステムの管理、つまり保存用のメモリをHDDやUSBのメモリのように
プログラム側から簡単な操作だけで使えるように見せかける事です。
昔はPCにメモリを追加した時はOSが管理できない事が多く、それを利用するのは大変面倒なプログラムを
作って自分で管理したものです。それを汎用的にして全く同じことをするのがOSのファイルシステムと
いうものです。
それはファイルの作成や読み出しや書き込み、変更、削除など基本的に必要な操作は一通り網羅します。
これは携帯のOSでも全く同じ事です。
現在のドメ携はドコモがLinuxとSymbian、KDDIがKCPシリーズ、ソフトバンクがドコモ系のお下がりと
シャープオリジナル(?)のだいたい4種程度に収まります。
なので4種類のファイルシステムに対応してファイルシステムのメモリの中を探していけばいいことになります。
私は昔PCでPC-8801シリーズで2D(320KB)やPC-9801シリーズで2HD(1MB)のディスクを自力でファイル
システムを作って管理したり、N88BASICやMS-DOSの管理法に従って消去ファイルや壊れたファイルを手動で
復活させたりしていました。携帯の消去ファイルの復活も手法的には全く同じであると考えています。
ただし磁気DISKとフラッシュメモリの管理法で大きく違うところがあります。
それは書き換え回数の寿命です。現在は改善されたかも知れませんが、フラッシュメモリは登場当初は
その書き換え回数に対する寿命が問題視されていました。なので電源を消しても消えないという大きな特徴は
記録メディアとして最適と言われながらもなかなか記録メディアに使われてこなかった経緯があります。
記録メディアとして使うと頻繁に書き換えられる管理領域(ディレクトリ&FAT)があっという間に
寿命に達してしまい、中身は生きているのに管理領域が壊れてしまい、全てのデータを失う事になると
云うのが理由でした。
時は経ちフラッシュメモリによる記録メディアは定着したのでほぼ書き換え回数の問題はなくなったのでは
ないかと思うのですが、それでも当初言われていた書き換え回数に対する対策として、OS側でできるだけ
情報の記録をメディア全体を利用して一箇所に集中させないということが提唱されていました。
管理領域は仕方ありませんが、中身のデータは前回使った場所の直後より後ろの空き領域を使うということ
をメディアの終端方向に向けて行い、終端に達するとまた頭から空き領域を探して使うという循環型を
OSは採用する方向に動きました。この手法はマルチタスクとも相性がいいように思います。
ここで大きなポイントは今消したファイルはメディアの空き領域を一周してくるまで利用されないOSが
現在は多い可能性が高いという事です。なので昔のOSに比べると消したデータの生存率は比較的高いと
思われます。
勿論OSによってファイルシステム内の消去領域の扱いなんて千差万別です。今消したファイルのデータが
次のちょっとした書き込み一回で完全に消える可能性も十分に有ります。デジタルデータの上書きは無常です。
上書きされなければいつまでも完璧に残っている一方、一旦上書きされれば必要だった誤削除のデータですら
跡形も残っていません。こんな事情も知らされずに危機感を煽っているマスコミの報道に苦笑いをするしか
ないのが今の現状です。
ファイルの管理情報はディレクトリ・FATの二種類があります。この外にもこのディスクのドライブの
情報を記録している場所もあるのですが、そこまで語ると本を一冊書けるので割愛します。
このディレクトリにファイル名やファイルサイズ、そして某検察庁の改変騒動でお馴染みの記録日時や
このディスク内のどこに中身のデータのトップが書かれているか等もディレクトリに情報が書かれています。
FATはディスク内のどこがデータ領域になっているかを示すマップです。
今現在使用している領域だけを示すマップでどのファイルがどうとかはFATでは全く管理していません。
続きのデータがどの場所にあるかを示しているのでFATを追いかけると一つのファイルが追いかけられ
ますが、未使用領域は00hで埋められるので大きな消去ファイルをFATで追いかけるのは不可能なので、
実際にデータ領域を全てサルベージして類推するしかありません。
1クラスタに収まるファイルの復元性は非常に高い一方、ファイルが長くなれば長くなるほど著しく
ファイルの復活の可能性が低くなります。ですがテキストデータのみのメールは容量が1クラスタに
収まるのでデータ領域が壊されていなければ復活率は非常に高くなります。また普段携帯でやり取り
する程度のメールの内容ならば非常に小さなサイズなので一言一句までほぼ完璧に復活できます。
ちなみにデコメは絵文字と見た目は似ていますが実際には画像なのでサイズが大きく、復活の可能性は
テキストメールに比べると低いです。
MS-DOSでのファイル消去は基本的にディレクトリのトップのファイルネームを1Byteを00hに書き換えて、
それに応じてFATの辻褄も合わせるだけです。なので小さなファイルならファイルネームのトップ以外は
全く情報を知らなくても復活可能です。トップの一文字ぐらいは大抵類推できますけど。大きなファイルは
ファイルネームのトップ一文字だけでなく、中身のデータの特性などを熟知していないと難しいですが。
Windows3.1や95/98/Me等は全く同じでしたがWindowsNTの血を引く2000/XP/Vista/7のNTFSはファイル
システムがFATシステムではなくNTFSなので同じでは有りません。NTFSを詳しくは知りませんが
ファイルシステムの根本の部分はFATシステムとなんら変わりないので考え方は同じです。
これはNTFSだけでなく、LinuxやSymbianでも同じです。
前置きが長くなりましたが、実際にファイルやデータの復活に関連した事に入っていきます。
まずOSによる特性は上記に書きましたが、次は各端末の特性が大きく関わります。
メールならメールだけの領域に分けて管理している端末、これは昔のドコモのLinux系のLiMoの前身である
MOAP(L)の端末でそういうものが有ったように思います。これをAタイプとします。
Aタイプはメールの記憶容量が限られる一方、メールでしかその領域を使いませんから、写真を撮ったり
動画や音楽をダウンロードしても空き領域が破壊される事が有りません。なのでメールの回数がそれほど
多くない場合、メールの復活の可能性が高いです。逆にメールのやり取りがかなり頻繁だった場合、
あっという間にメールデータ領域は上書きされ、復活は不可能になります。
次に端末で使う全てのデータが一つの領域でまとめられていて共有できるタイプ、これをBタイプとします。
自分の端末がAタイプとBタイプのどちらのタイプなのかは空き容量の確認などを繰り返すなりマニュアルで
空き容量の特徴を確認するとユーザーサイドで容易に知る事が出来ます。
このBタイプ、メールを頻繁にしても動画や写真を保存する事を前提とした広大な領域なので早々に
書き込まれたデータが消える事はありません。なのでメールのデータが残っている可能性は上がります。
しかし写メを大きなサイズで頻繁に撮影などをしているとメールのデータが上書きされる可能性が高いです。
逆に言えばBタイプは無意味な写メを最大サイズで撮りまくり空き領域を無くせば消去メールの痕跡は
完全に消せてしまいます。10分もかからないで復活率を極端に落とせる簡単なお仕事です。
最後にCタイプ。
ファイル管理はBタイプなのですが、メールだけを一つの大きなアーカイブファイルとして扱っている場合。
そのファイルはメールの為だけに確保した自前領域なので、扱い的にはAタイプに近くなります。なので
Aタイプと同じく写真を撮りまくっても消せない。
ここでA,B,Cタイプ全てに有効なメールデータ復活の可能性を低くする手法を考えてみましょう。
メール以外で影響を受ける端末がある一方、メールなら確実に影響を受けるわけです。
ということはメールが大きければ影響を受けると考えられるわけで、大きなメールを扱えばいいのです。
携帯で扱うのは面倒なので、例えばPCから巨大メールを携帯に大量に送りつけるとかします。
そうすればあっという間に携帯のメール領域が溢れてしまい、メール用に確保されたデータ領域を
一周します。これで完全にメールを復活させることは不可能になります。
端末をICチップまで完璧に壊すとか端末交換してしまうとか物理的にデータを消したりメールのデータに
触れていない端末を準備するなどの方法はありますが、端末を変えなくてもデータを復活させなくする
方法は確実に存在することもわかりました。しかし上記はドメ携に限った場合の話です。
ではスマホの場合はどうでしょう?
主にAndroid端末とiPhoneがターゲットになると思います。
この二つはメールをアプリで管理しているので記憶領域はほぼ間違いなく共通領域に頼っています。
ということは上記で言うとBタイプかCタイプという事になります。BかCかのどちらのタイプかは
メールアプリを解析しなければ分かりません。
しかしBタイプだったとした場合、あとCタイプで不必要なファイル領域はカットするタイプ(C可変容量
タイプとする)だった場合、記録メディアの空き時間に未使用領域を00hで埋めるアプリを書いて寝て
いる間に動くようにしておけば朝起きたら空き領域は綺麗さっぱり消去できるという事も可能です。
ただしCタイプの場合、アーカイブしたファイルの削除メールのところに削除したマークだけを打つものも
有り得るので注意が必要です。(C固定容量タイプとする)この場合はアプリが完全に削除領域をフラッシュ
するきっかけやタイミングを知らなければどうする事も出来ないので注意。実はこれはドメ携のCタイプにも
言えることです。
Cタイプはメールアプリが何らかのタイミングでメール領域のファイル内に対してガーベージコレクション
(ゴミ集め)を行うのでそのガーベージコレクションを発生させればOKです。ファイルシステムに関係する
部分に対してなんら手を打たなくても消えてくれるのでガーベージコレクションを数回行わせればほぼ完璧に
消えると思われます。それが先の「大量に大きなメールを送りつける」ということでも発生させる事ができる
のでこの方法はスマホに対しても有効ではないかと思われます。
もしかするとメールアプリを起動して終了するだけでもガーベージコレクションが起こせるものも
有るかも知れません。
メールの復活を阻む方向で書いてきましたが、メールの復活の立場からの見方も書いておきます。
大事なのはコネクタで繋いだだけでメモリ領域のダンプデータを読めるのかということ。
フラッシュドライブではコマンドを与えただけでFDDのようにリードダイアグノスティックのように
ファイルシステムを通さない記録メディアの生データが読めるとは考えにくい。
そうなると端末をばらしてICチップから直に読まなければならなくなるが、非常に大掛かりになる。
方法を知っていても個人では非常に困難でソフト技術だけでは不可能になり、個人ではハードまで
知り尽くした一握りのマニアにしか不可能になる。
企業でもやはりそれに準じた技術を持っている社員が必要になりやはりハードルは高い。
ICチップを基盤から外した上で壊さずに読み取るのには非常に繊細な扱いをしなければならずに大変だ。
アドレスバスやデータバスのビット幅が非常に広い一方ICチップ本体は実装面積を最小にする為に
非常に小さい。
接続に成功して生データが読み取れたら端末の利用しているOSに準じてデータの再構築をする。
ソフト的にもハード的にも非常にハードルは高い。
私がFDの2Dや2HDでデータ復活をしていた頃は1MB程度かそれ未満の容量だったから手作業が
可能だったと言える。それでも2HDで手作業というのは地獄の作業だった。数十万、数百万に
なるようなデータなら今でも死に物狂いでやるだろうが、そうでなかったら素直に諦める。
そのぐらいの非常な労力だ。それを今ではギガ単位以上になるメモリメディアを手作業で直して
いくなんて考えられない。
そこで自動の抽出ツールの登場となる。
一番簡単なのはディレクトリの削除痕が有ればその場所を目打ちしていくもの。
これは削除直後のメールなら確実且つ有効だ。
しかし削除から時間が経つとディレクトリは書き換えられている可能性は大きい。
そこでディスクの未使用領域のサルベージが始まる。
サルベージをしてそのOSで利用している漢字コードでヒットするセクタを次々に抽出していく。
シフトJISやUNICODE等でメールの痕跡を抽出していく。
漢字コードでなくともASCII表記で十分な場合が多いが。
そこから得られるのは多くの場合はBASE64などのエンコードされたメールデータだろう。
これをそれぞれのメールデータの処理で戻すと見事に人が読めるメールに復元される。
これらはあくまで未使用領域として開放されている削除されたメールの領域が他のものになんら
上書きされていないという前提において有効なものであり、一度でも上書きされてしまうと復活は
不可能となる。
それをメディアが×ヶ月ぐらいなら復活可能などとなんら根拠のない言葉で何も知らない人を
脅している姿に愕然とした。
あと例えば「ドコモなら半年ぐらい又は3000通ぐらいならメールのコピーを保存しており、
端末を意図的に壊したり機種変しても復活可能」と言っていたコメンテーターもいた。
これは本当なのだろうか?私はキャリアがメールのコピーを残している事などはないと信じている。
先のコメントは通信の秘密の法に対しての冒涜と思うのだがどうだろうか。
元々この法律自体は郵便から来たものであり、同じ事を郵便に当てはめたとするならば、
郵便局が配達された全ての郵便のコピーを取って半年間または個人ごとに3000通を保存している
事になる。そんなおかしなことをキャリアだけが許されているとは思えないのだがどうだろう。
主に技術的な方向からメールの復活について語ってきたが知らなくては怖いし、知っていれば大した
ことがないのが分かる。メールの復活なんてのは非常にコストの高い。殺人などの犯罪捜査レベルで
なければそうそう取れる手段ではない。端末の生メモリを読み出すしか方法がないとするならば、
端末を破壊して読み出すことになりこんな破壊読出しが一般的なものとは到底思えない。
多くのTV報道がどれだけいい加減なものか良くわかる。
最後に
ドコモは電源の入らなくなった携帯からのデータ救出をしてくれるサービスがある。
なんと成功報酬でたったの5250円で行ってくれる。
>水濡れケータイ データ復旧サービスとは
>水濡れしたケータイをお預かりし、約2週間程度でデータをCD-Rにコピーしお客様へお渡しいたします。
>復旧確率:80%以上の確率で、携帯電話からデータの復旧ができます。
電源が入らなくなった端末からでも2週間程度で生きたデータを救出してくれるとの事。
ただし、
>お預かりした携帯電話は復旧の成否にかかわらず、廃棄処分させていただきます。
との事ですので恐らくは先に書いた破壊読出しであることが想像できます。
水濡れで電源が入らなくても80%以上の確率で救出可能だというのは最強です。
これはやはり上記で書いたOS外というか端末外からのアクセスを試みているからこそだと思います。
とりあえず予断はともかくとして、データの復活には非常にハードルが高く大変な事だということを
知ってもらいたく記事を書いてみました。
- 2011/02/13(日) 19:22:43|
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日本通信、ビッグウェスト・インターナショナルと代理店契約日本通信が着々と店頭での販売の窓口を増やしつつあるように思う。
しかしながら海外携帯を販売しているところなのでまだニッチ感が拭えない。
もっと普通の併売店に進出して、「パケットの遅いけど安心のドコモの電波が使える格安携帯です」って
売り方をすれば知名度に関係なく徐々に浸透をすると思うのだが。
極端にニッチ方向にだけに走るのではなく、もっと一般的なところにも積極的に攻めていって
欲しいと思います。スーパーや電気屋の一角にブースだけでも置いてもらえてパンフを配布できれば
もっと一般にも広がると思うのですけどね。
- 2011/02/13(日) 19:11:39|
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グーグル携帯、世界2位 10年のスマートフォン販売1位 Nokia 37.6%
2位 Android 22.7% (前年3.9%)
3位 RIM
4位 iPhone
世界のスマホの年間シェアでAndroidが二位にランキングされた。
あれだけ売れたと騒がれたiPhoneですら4位の所にAndroidが去年の圏外からいきなり
2位に飛び込んだ。前年のシェアが3.9$だった事を考えるとどれだけものすごい勢いで売れたのかが
窺い知れる。
日本でも去年の年末から凄い勢いで立ち上がったが、世界ではそれ以上に激しい立ち上がりがあった
と言っていいと思う。
やはり安価な端末もハイエンドの端末も状況に合った端末が各社から提供されるということが
大きなメリットになっているのだと思われる。
アメリカではベライゾンにiPhoneが登場したが、このシェアにそれほど大きなインパクトは
ないだろう。2011年ではもっと大きなシェアの差になり1位になると思われます。
しかしOSはAndroid 3.0でもまだ問題点はないとは言えず、更なる熟成が待たれます。
4.0になる頃にはシェア・ナンバー1に相応しくiPhone並みの熟成を期待したいところです。
- 2011/02/10(木) 19:47:31|
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ソフトバンク“0円商法”快進撃 「つながりにくい」不満も増ソフトバンクのユーザーが急激に増え、元々脆弱だったソフトバンクの回線に破綻が起こり始めている。
孫社長はあれだけ「ワッショイ ワッショイ」ではなくて「WiFi WiFi」と言って他社固定回線に
逃がす方向で動いていたのだが、ドコモが言っていた強固な3G回線で受け止めるという方向がどうも
正解だったようだ。
おかげでソフトバンクの回線は空いている場所は確かにあるが、都市部の多くの場所で輻輳気味で使えなく
なってきている。勿論ドコモも急激なスマホユーザーの増加で楽な状況ではないが、しかしながら遅い
ながらも
ソフトバンクのようにろくに使えないという状況にはなっていない。
ソフトバンクで唯一使えるなと思えるのは1.5GHz帯に対応した端末を使っている時だけであるが、
この1.5GHz帯も諸刃の剣で、面できっちり構成されているわけではなく、そういう場所では2GHz帯に
繋がってしまう。場所によっては急に速くなったり遅くなったりとギクシャクした速度の出方になる。
意外とストレスが溜まる。
ソフトバンクの0円商法や繋がらない・遅いところを突っついていても埒が明かないのだが、
以前からちょっと気になっていたことを指摘してみる。
>「現在の2400万回線に、(買収した)ウィルコムの400万回線がある。2010年代のうちに4千万回線を達成する」
>ソフトバンクの孫正義社長は昨年10月の9月中間決算会見で、こう言い放った。
>12月末で3300万回線弱のKDDIを抜くという決意宣言だ。
>孫社長は5年前に電機メーカー元役員をソフトバンクモバイル副社長に招いた際には、
>「10年後にはドコモを抜きたい」と奪首の野望を打ち明けたという。
これって合わせて考えると2015~2016年辺りにはソフトバンクが4000~5000万回線辺りをターゲットに
置いていたと思うんですよね。
現状では毎年300回線以上は純増をしているので、10年のうちの残り期間があと5年ぐらいとして、
5年×350万回線=1750回線として、今年の1月末現在の1億1800万回線に1750万を足して1億3550万回線。
ここからソフトバンクのシェア率を予想して他社とのシェア比較をしてみたいと思います。
ソフトバンクの数字を4000回線に固定にして他社の数字を導き出してみます。
201x年(とりあえず2016年にターゲティング)・350万回線/年づつ純増
ソフトバンク 4000万 [29.5%]
ドコモ 6050万 [44.6%]
KDDI 2900万 [21.4%]
イーモバイル 600万 [4.4%]
合計 1億3550万
[]内はシェア
ソフトバンクのみ4000万固定で他の所は私の独断で適当に割り振ってみました。
ドコモが5年後に6000万を達成しているのはほぼ間違いないと思うのでこちらは6000万を超える数字に
してみました。実際その頃はもっと多いと思いますが。
ソフトバンクを2016年年に4000万回線を取ろうとするとKDDIの大純減が必須となります。
さすがにウィルコム以上の大純減がKDDIを襲うとは私ですら想像できません。
なので2016年までにソフトバンクが4000万回線を達成するには全社で年350万回線以上の純増が必須となります。
では年450万回線づつ増えていけばどうなるでしょう?
201x年(とりあえず2016年にターゲティング)・450万回線/年づつ純増
ソフトバンク 4000万 [28.5%]
ドコモ 6100万 [43.4%]
KDDI 3300万 [23.5%]
イーモバイル 650万 [4.6%]
合計 1億4050万
[]内はシェア
ちょっとまだ無理がある数字ですが、それらしいところに落ち着き始めてきました。
この後1~2年後辺りの2018年辺りを計算してみると凄くリアルな数字になりそうに思います。
では実際にやってみましょう。
201x年(とりあえず2018年にターゲティング)・350万回線/年づつ純増
ソフトバンク 4000万 [27.4%]
ドコモ 6300万 [43.1%]
KDDI 3550万 [24.31%]
イーモバイル 750万 [5.1%]
合計 1億4600万
[]内はシェア
201x年(とりあえず2018年にターゲティング)・450万回線/年づつ純増
ソフトバンク 4000万 [25.9%]
ドコモ 6500万 [42.2%]
KDDI 4150万 [26.9%]
イーモバイル 750万 [4.8%]
合計 1億5400万
[]内はシェア
どちらにしてもソフトバンクを4000万回線で固定して他で辻褄を合わせようとするとちょっと苦しく
なってしまいますね。まあここにウィルコムの総数を足しこまないで計算をしているのでちょっと
おかしな計算にはなっているのです。たった350万なのでいうほど影響が大きいわけでも無いですけどね。
次にソフトバンクが今年のように毎年200万台ペースで伸びていった時にどうなるのか一覧にしてみます。
ソフトバンクの契約数予測(SBM単体,ウィルコム込みの両方,ドコモ)
2010年末 2440万 2900万 5700万
2011年末 2640万 3100万 5800万
2012年末 2840万 3300万 5900万
2013年末 3040万 3500万 6000万
2014年末 3240万 3700万 6100万
2015年末 3440万 3900万 6200万
2016年末 3640万 4100万 6300万
2017年末 3840万 4300万 6400万
2018年末 4040万 4500万 6500万
2019年末 4240万 4700万 6600万
ソフトバンクは毎年200万回線純増するという条件を外さないなら可能という結果になりました。
ドコモは毎年100万回線を足しこんでいます。
この後家庭内にも携帯契約がいくつも入り込み、純増数の概念が変わる恐れもありえますが、
とりあえずLTE-Advanceが始まればまた風向きは変わる可能性が有ります。
計算はしていませんがこのままの計算では2040年頃まではソフトバンクがドコモを逆転する事は無いです。
先に「10年後にはドコモを抜きたい」と言ったのは吹かしすぎじゃないかと思います。
先に夢を語り後から現実を貼り付ける手法で人を動かしているので多少人が「有り得ない」と思う事を
言わなければ効果は無いですから多少吹かすのは当たり前なのですが、いくらなんでも吹かしすぎ
と言われても仕方ないでしょう。
またKDDIはこうなるシナリオを早い段階で断ち切る必要があります。
現在の常識に捉われていては全く効果を表しません。
多少キチガイ染みたような施策を取っていく必要があります。
例えばau内なら通話は24時間全て無料にしてしまうとか。
データARPUに全てを賭けるとかそのぐらい極端なことをしなければここまで空気なイメージが
定着してしまったのなら単独での復活は無理でしょう。
ドコモだって着々とソフトバンクは少しづつ追いかけてきているのですからこのままでいいはずは
ないですよね。とにかく色んな細かい事を国際的に批准して端末コストを下げる事。
余計なこだわりを捨てて例えば多少iモードの互換性が損なわれようとも新ブラウザ(i-mode3.0)では
ハードやソフトが簡素化されて端末製作のコストを下げ、オフィシャル端末のチェック項目を減らす事。
日本のメーカーは品質が高いものを作るのは得意ですが、こういった機能やチェックの見切りが下手です。
だからいつまで経ってもコストが下げれない。余計なチェック項目が増える事で必要な部分のチェックが
疎かになり、結局はバグだらけの端末を販売する事になります。ドコモは先頭を切ってチェック項目を
減らして必要なところにこそ注力できる体制を整えるべきでしょう。
削るところはとことん削って必要なところにどんどんコストをかける。
下手な後方互換性の追及は無駄を生むばかりです。
変わらない事がいい事でも有るのですが、しかしながらドコモやKDDIには変わらなくてはなら
ないこともまだまだあると思います。今後のソフトバンクのやろうとしていることを考えていくと
変わるべき場所は少なくないと思います。
- 2011/02/10(木) 19:36:40|
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IPアドレス、新規格移行進む 中央在庫枯渇、コスト重荷にIPアドレスの枯渇が叫ばれ出したのはもう10年以上も前、現状使われてきたのは32bitのIPv4で移行する
のは扱う桁数が4倍・アドレス空間で1677万倍の340澗(かん)という初めて聞く桁数の数字になる。
ところで携帯WEBの世界ではどうなるのだろう?
携帯端末からインターネット上に出るにはキャリアのゲートウエイを必ず通る。
これはドメ携(フィーチャーホン)やスマホとも関係なく通るので対応可能だ。
なので携帯ブラウザから外へ出て行く分にはキャリアのゲートウエイでの変換が可能で端末はそのままでも
ある程度の対応は可能だ。キャリア的には内側になるオフィシャルの携帯サイトはずっとIPv4のままでも
問題ない。外部の勝手サイトだけが影響を受ける事になる。
しかし最近はWiFiアクセスが可能なブラウザも有るのでその場合は端末にもIPv6スタックが必要になる。
特にスマホはWiFiで使う事も多く、対応は早期に進んでいく事が考えられる。
こちらはAndroidならベースのLinuxの方の問題なのでLinux登場間もなくに対応が完了していると思われる
のでOS的には問題ないと思われる。
その他のOSも含めて既に調べている人が居た。現時点でここまで対応が進んでいるところを見るとスマホレベルで考えると切り替え時には大きな混乱は
無さそうだ。キャリア側と実際利用するアプリ側の問題のほうが大きそうだ。
それにしてもWindowsMobileはさすがマイクロソフト製品というところか。
対応は実利用が可能なレベルだと思われる。
事実上PCに比べて携帯の方がIPアドレスを意識する事が少ないので実際の切り替えは携帯の方が
スムーズに進むと思われる。PCの場合はルーターやモデムの買い替えが起こる場合があるからだ。
携帯の場合はWiFiを使う人意外は設定をちょっといじれば対応可能な場合がほとんどかと思われる。
気がついたら知らぬ間に時代が進歩していたんだと思い知らされる。
- 2011/02/10(木) 19:07:58|
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「Global 100 世界で最も持続可能な企業100社」に選出>NTTドコモ(以下ドコモ)は、2011年1月29日に発表された「世界で最も持続可能な企業100社」
>(Global 100 Most Sustainable Corporations in the World、以下「Global 100」)に選出されました。
ドコモの企業としての強さが世界でも認められた。
2011 Global 100 List世界の持続可能企業として69位にランキング。
国内の携帯業者では唯一ランクイン。
意外な所で他の日本の企業では重工とか日本郵船とかそんなところが入ってますね。
- 2011/02/10(木) 01:44:37|
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au「ガンガン学割」を改定、ISフラットの上限が月額4935円に新たなパケット定額サービスおよびデータ通信専用の定額料金プランなどを提供開始>ISフラットの上限が月額4935円に ~ au
>フラット型は(略)上限額が525円割安の5,460円 ~ ドコモ
auのスマホフラット定額が出た。
ドコモより税込みで525円安を提示してきた。(auの学割ってのを無視して記事書いてました。
なので以降書き直しですww
auは結局のところドコモの「応援学割」を適用した価格に合わせてきた。
ドコモの提示がau的にも妥当だったという事か、それともその上を行って値下げ合戦に
なることを避けてきたのか。
どっちにしても両社の本来戦うべき相手はソフトバンクと思うのだが・・・。
auはこのままだとソフトバンクにシェア逆転されるのを待つだけの身のような気がしてならない。
- 2011/02/10(木) 01:30:19|
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ネットワークプリント ~ セブンイレブンミニノートやサブノートのPCを持ち歩いていてプリントアウトがしたくなった事はないだろうか。
私はそれが出来なかったからどこか諦めた使い方で情報のビューア&メモ書き用としてPCを
持ち歩いていた。その内やっぱり不便でもビューアだけなら携帯のみでいいやってことになってきていた。
やっぱりここぞという時にはプリントアウトが出来てこそCPUを持ち歩く意味があると思う。
という訳で紹介するのはセブンイレブンのネットワークプリントサービス。
これはセブンイレブンの店舗にあるコピー機にネットワーク経由でファイルを登録して
店舗で登録時に表示される番号を打ち込めばプリントアウト出来るというもの。
これでプリンタを持ち歩かなくても全国12000店舗にプリンタが待ち構えていてくれるので安心だ。
セブンイレブンは今でも進出していない県が残っているのでそういった県に出向く時以外は
非常に細かく店舗があるので電車移動の時なども助かる。
プリント料金
白黒 B5/A4/B4/A3サイズ:1枚20円
カラー B5/A4/B4サイズ:1枚60円 A3サイズ:1枚100円 Lサイズ:1枚30円
対応フォーマット(Windows 版のみ) ファイルサイズ
・Microsoft® Word 97/98/2000/2002/2003/2007 日本語版 (拡張子「.doc」「.docx」「.rtf」)
・Microsoft® Excel 97/2000/2002/2003/2007 日本語版 (拡張子「.xls」「.xlsx」)
・Microsoft® PowerPoint® 97/2000/2002/2003/2007 日本語版 (拡張子「.ppt」「.pptx」)
・DocuWorks Ver. 3.0以降 (拡張子「.xdw」)
・JPEG (拡張子「.jpg」「.jpe」「.jpeg」)
・マルチページTIFFで作成したファイル (拡張子「.tif」)
・PNG (拡張子「.png」)
・XPS (拡張子「.xps」)
・PDF Ver1.3/1.4/1.5/1.6/1.7(拡張子「.pdf」)
ネットワークプリント以外にも文書プリントといって持ち込みメディアのプリントアウトも可能です。

料金も無難なところだし、家ではA4までのプリンタが大半ですることが出来ないA3にも対応している。
カラーA3も刷ることが出来るのでいざという時のA3だけセブンイレブンでプリントアウトするように
すればプリンタ購入時の選択範囲がぐっと広がる。
勿論Android機やiPhoneからでも刷ることは出来るので、相手にちょっとしたカタログや
リーフレットを渡す時も出先で処理が終わる。勿論予想外の人数がいて枚数が足りない時なども。
現在nanacoでも支払いは対応しているが、この機械はまだiDでの支払いは未対応なので
iDのみの人はキャッシュレスでのプリントアウトは無理なので注意。
また逆に紙で情報をもらった時に電子化する為のスキャナにも使える。
紙でももらわないでスキャナで取り込んで電子化しておけばほぼ手ぶらで移動している時なんかは
荷物が増えなくていい。
PCが登場して発展途中の25~30年ぐらい前は「これからは全てパソコンで処理されるから紙の
使用量は劇的に減っていくはずだ」と言われていたが、その逆でプリンタとスキャナが発達し、もの
凄い量の紙が使われるようになった。
今後は増える場所と減る場所の二極化が進みながら膨らみすぎた全体の紙の使用は減っていく事に
なると思うが、紙はやはり表示パネルと比べて非常に見やすく目にも優しい。なのでこういった
出先でのプリンタの需要は増えてくると思う。中には家にはプリンタを持たないでプリンタは必要な
時だけ借りるものといった発想も根付くと思う。実際私の家でもプリンタの稼働率は落ちているのだ。
今後はこういったネットプリントと文書プリントは重要な存在になってくる。
ちなみに写真を綺麗に出したいなら
富士フイルムのプリントサービスの方が向くだろう。
既に家でプリンタを持たなくてもいい時代に突入しているんだなと改めて各社のサービスを見直して
思ってしまう。
最後に・・・。
ここに見に来て頂いている家庭向けプリンタメーカ関係の方、こんな記事を書いて申し訳ない。
- 2011/02/09(水) 19:08:35|
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ネットで新宿無差別殺人予告「必ず実行する。アキバより多くの人が死ぬだろう」・2011年2月11日午後21時ピッタリに新宿駅(前、新南口だったところの階段の降りてハイウェイバスの
入り口あたり)で3人組で通り魔を起こす。死にたくない人はゲームに参加しないことだな!!
・必ず実行する。アキバより多くの人が死ぬだろう
・3人組で通行人を殺すんだよ!! 楽しみだ!!!!!!
・当日は一人は車で通行人に突っ込み、残りの2人は通り魔てナイフで通行人を殺す
・本番当日もここに書きこみするからな!! 実況中継はできないが、殺る1時間ぐらいまえまではここにくるかもな!!!
・プロフィール 29歳、27歳、30歳ってとこだな。男3人組だぜ!! あとは捕まった時に分かるだろう
・簡単にいうとただ人殺しがしたかったから
嘘やネタかも知れないけど、一応拡散の為記事にしておきます。
- 2011/02/09(水) 02:16:16|
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いよいよiPhone 5の登場? 今年の「WWDC 2011」日程が突き止められた模様...>今年は6月5~9日に開催される可能性が非常に高い
今年のWWDC2011は以上の日程の可能性が高いってことのようで、この時にiPhone5が発表される可能性が
高いとのこと。
ちなみに・・・、
CDMA版iPhone 4にGSM/CDMA対応チップ 次期iPhoneはデュアルバンド対応か>Verizon版のiPhone 4が、GSM系とCDMA系の通信規格両方をサポートするQUALCOMMチップを搭載している
>ことが判明した。「iPhone 5はデュアルバンド対応」といううわさを補強する材料だ。
てなわけで、iPhone5はGSM/W-CDMA系とCDMA2000系の両対応機ということになる可能性が出てきました。
まあこれは私も可能性は感じていましたが、多くの方が予想していたことでしょうね。
- 2011/02/09(水) 01:44:38|
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ikedanob先の話をするなら、東京に4Gの基地局が100万台あれば、それぐらい平気ですよ。
SBは基地局の投資をケチってるからつながらないだけ。光か無線かの問題じゃない。
RT @isologue: 20年後にも、世界何億人の人がクラウドに数百GBのデータを置く時代が来ないか
池田信氏のツイートですが、これまじめに言ってるのでしょうかね。
ARPUが減少傾向か維持の方向なのに基地局をそんなに立てたら通信なんて儲からない
業種になってしまいます。毎月のメンテ代とか電波使用料とか全く無視しています。
しかもそれだけの数を立てる為の設計とアンテナや出力の最適化など、非常に困難な
ことばかりです。
ドコモのようにマイクロセル化を進めて一つの基地局のカバー範囲を狭くするのは同じ帯域幅なら
有効利用する為の非常に有効な手段です。しかし現在の携帯やLTEでは設計に限界が有ります。
極所に100万台とか有り得ない数を立てたいならPHSやXGPのような自立型の
ものでなければ事実上不可能でしょう。それでもメンテ等を考えるとまず無理ですが。
これってフェムトでも多すぎると思える数字ですが、通常の基地局ベースですよね当然。
でもフェムトでばら撒くならWiFi局でもいいでしょって場所が沢山出てくると思うので
やはり100万という数は現実的とは思えないです。
本当にどういうことか分かっていっているとは思えないですね。
数字の選び方が何か孫社長的で違和感を感じたので記事にしてみました。
- 2011/02/08(火) 19:26:24|
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NTTドコモが「Xi」よりもさらに高速な「LTE-Advanced」の実証実験へ、「第四世代携帯電話(4G)」の通信規格ドコモは最大100MHz幅の帯域を利用して高速化できるLTE-Advancedの実証実験を開始する。
最大20MHz幅×5で100MHz幅まで利用でき、最大1Gbpsまで出せるとのこと。
LTE-Advancedでは実際にどの程度の幅でサービスインできるかで速度が大きく変わると思うのですが、
20MHz幅か40MHz幅辺りからスタートと考えて実効速度ベースで50M~80Mbps程度を狙ってくるのでは
ないかなと思います。
この速度帯は実際のFTTHでもかなり条件のいいところでないと出ないので無線の実効速度で
安定してこの速度が出るようになれば凄い事だと思います。
ドコモの予定ではこの4Gのサービスインは2015年辺りとなっていたと思うので、
後4年後ぐらいですかね。
ただしこの4G、同じ20MHz幅が有ったとして3.9Gと4Gのどっちを割り当てるのかは
どう決めるのでしょうか。
先日の850MHz帯の帯域の再編の記事で書いた事を考えるとドコモの850MHz帯で20MHz幅を取るのは
4Gにアップグレードを考えると意味のあることなのかもしれませんね。
- 2011/02/08(火) 19:19:10|
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2011年01月末現在 事業者別契約数 ~ TCAドコモ 134,000 (16,200)
KDDI 67,000 (48,400)
ソフトバンク 240,600 (42,700)
イーモバイル 81,500
UQ 75,900
()内はモジュール
MNP ~ ロイターソフトバンク 69200
イーモバイル 200
ドコモ -28700
KDDI -40700
今月もTCAの発表の日が来ていた。
もうそろそろ一時期の荒れ模様が落ち着いてきたのでやや興味を失いかけていて今日の今日まで忘れていました。
数字的にはおおよそは予想に収まる範囲内ぐらいで特別驚くようなところはありませんでした。
が、ちょっとおかしいなと思うところも有りました。
それはKDDIの数字の構成です。
上の一覧に引用はしていませんが、KDDIのモジュールの比率が異様に多い事です。
どちらも絶対的な数字は大したことがないのですが、他社と並べてみると一番少ない純増のKDDIの
モジュール数が一番多いという異常事態になりました。
これはモジュールが多いというよりはauへの新規/MNPがかなり少ないと言えるのではないでしょうか。
MNPの数字がそれを裏付けています。
KDDI的にはIS03に賭けていたのでしょうが、auの魅力はIS03しかなかったという事の
裏返しで、兄弟端末がドコモからもソフトバンクからも出ているので、他キャリアユーザーからすれば
わざわざIS03を選ぶ必要がないということでしょう。
となると今のauは9.6Mbpsを売りにしたいところですが、他者から40Mbps前後のサービスがばんばんと
出てきているので下手に宣伝するとやぶ蛇になりかねません。9.6Mbpsは実際に使ってみて感じる魅力で
あって、売り文句には出来ません。
そうなるとiPhoneやGalaxy S/Tab等のネームバリューのある端末が幅を利かせる事に
なってしまいます。
回線の信頼と電波の厚さと多種多様なAndroid端末を選ぶならドコモ、魅力のiPhoneや
ホワイトを選ぶならソフトバンク、既に役割分担が始まっています。今の売れ筋はどうしてもスマホが
牽引していますから今までの操作性の慣れや携帯WEB、絵文字等を一旦切り離し、リセットした頭で
キャリア選びをしようという動きが始まっています。
頭をリセットしたところで移行キャリアを探すと先のようなキャリアとしてのイメージがはっきり
している必要があります。そこにKDDIは「Android au」という言葉をぶつけてきましたが、
「IS03しかないのかよ、ドコモのほうがよっぽど・・・」ということになります。
Galaxyは世界ブランドだし。片やiPhoneも揺ぎ無いブランドだし、こちらも鉄板モノです。
こんな状態では戦えませんよね。
KDDIがこの状況を脱出するためには何をすべきかと言えばしっかりとしたカラーの看板を持つ事。
ミニドコモでしかないKDDIはどうしても「二番煎じ」という目で見られがちです。
確かに音声24時間定額はカラーと言えばカラーですが、それはドコモに対しての優位であって、
ソフトバンクに対しても渡り合える看板をもてなければ中途半端なままずるずると下降トレンドを
歩んでいく事になるでしょう。
そうなると大きな問題はソフトバンクとの契約数の差がどんどんと縮んできていますので契約数の
逆転に現実味を帯びてくる事。マラソンでもそうですが、ターゲットが視界に入ってくると急に
追いかけている側が勢いがつきます。孫社長が201X年中に4000万契約を目標に掲げたのは
既にそのターゲティングを終えた上での発表でしょう。
とは言えソフトバンクのこういった発表は、周囲に夢を与えあたかもそうなるような夢を見せて
世間をその方向へ誘導して心理的な抵抗分子を減少させてしまおうというマインドコントロールの
要素も少なからず入っているので単純な鵜呑みは厳禁ですが。
今月は一見大して面白くなさそうな数字の上に大きな問題の片鱗を映し出すという状態でした。
auは去年のIS03のAndroid auとSkypeが切り札と思っていたのなら大間違いです。
通話定額なんてもう売りにはならないのです。通話を長時間したい人は出来る限り通話でお金が
かからないような方法を既に実践しています。サブでソフトバンクやウィルコムを維持していれば
マルチ回線で逃げる事が出来るわけです。
そういった回線を纏める為に相手の数字を減らす効果は有るでしょうが、既にそれを確立して
しまった人からすれば「何を今更・・・」ってことになってしまうのです。出すのが二年遅いです。
その隙を突いてうまくインパクトを掴んだのはウィルコム。
だれとでも定額でPHS純減を止めましたし。
MNPでソフトバンクが多いのはソフトバンクが強いと言うよりはKDDIが弱すぎたという
側面が大きいように思います。ドコモが大して動いてなかった時はそれが目立たなかっただけで、
ドコモがiPhone対抗でしっかり動き出した時に実力差がモロに出たという事だと思います。
頑張れKDDI、ここで踏み止まれなければもう無理なのでUQを上手に利用してソフトバンクが
iPhoneをしっかり受け止められる状況を整えてしまう前に赤字を計上してでもしっかりと
手を打つべきです。立場もドコモ寄りにつくのかソフトバンクに擦り寄るのか、実力差が明らかに
ついてしまった以上実力の伴わないない中立は意味を成さないようにも思えます。
順当に考えれば
昨日の私の記事でドコモがLTEを800MHzでKDDIと足並みを揃える方向に
持って行くと面白いかもと書きましたが、ドコモとLTE端末事業を1.5GHz&800MHz対応のものを
増やす方向で動けばまだ反撃のチャンスはあるかもしれません。ユーザーからすれば同じ端末が
ドコモでもKDDIでも対応電波が共通化されたとなれば小さくないインパクトを感じますから。
共通でCMを打つとかね。ある意味業界の大再編とも取ってもいいと思います。
ソフトバンクに擦り寄るならCDMA2000版のiPhoneを取り、iPhoneを表に出して
アプリでキャンペーンを張ればイメージの払拭が果たせるかも。でもこれは将来のネットワークを
どうするのかという課題は残りますが。例えば3.9Gや4Gで同じようにiPhoneで手を
組めるとは限らないからです。
国内の端末メーカーのことを考えるならドコモ寄りの方が現実的ですかね・・・。
CDMA2000+WiMAX対応Android端末ってのも当面売りに出来ますし。
今日も相変わらずキチガイ染みた妄想を垂れ流してみました。
- 2011/02/07(月) 19:31:57|
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携帯電話週間売れ筋ランキング~BCN 集計期間:2011年1月24日~1月30日1位○ REGZA Phone T-01C
2位○ GALAXY S SC-02B
3位▽ iPhone 4 16GB
4位△ iPhone 4 32GB
5位○ IS03
6位○ LYNX 3D SH-03C
7位× LUMIX Phone P-03C
8位△ F-04C
9位△ P-07B
10位■ GALAXY Tab SC-01C
ケータイ売れ筋ランキング(1月24日~1月30日)~ケータイWatch(データ提供:GfK Japan) 1位○ REGZA Phone T-01C
2位○ GALAXY S SC-02B
3位▽ iPhone 4(32GB)
4位△ iPhone 4(16GB)
5位○ IS03
6位○ LYNX 3D SH-03C
7位▽ P-07B
8位▽ F-04C
9位× GALAPAGOS 003SH
10位× PANTONE 3 001SH
BCNとGfkの同期間のランキングを比べてみる。
今回は妙に順位が揃っている。
6位までの順位がここまで揃っているのは珍しい。
iPhoneの容量が入れ替わっている以外は全く同じだ。
地域やショップごとのバラつきが余りなく、それぞれの端末の定評がついてきたことを表しているのだと思う。
iPhone比べて使いにくいだの色々と言われながらもAndroid端末が売れている。
勿論それはドコモとソフトバンクの機種変更を含めた実力差が出ているだけといえなくもないが、
Androidが認知されていなければ継続してどちらのランキングでもこうならないことも確かだ。
なおGALAXY TabはGfkではカウントしていないようです。
ドコモだけの順位でも10位以内に入ってません。
- 2011/02/07(月) 19:08:28|
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相撲の八百長問題のメールに関して話し合うスレです。
他の記事のコメント欄で要望があったので作成しました。
この件に関して世間では法とICTに詳しい人がほぼ皆無なのか、力士が消したメールを通信キャリアが
記録していたメールの内容を提供したとか、端末の削除メール復活業者で復活させたなど、
「それ本当ですか?」とか「それ法的にどうなのよ?」みたいな事があちこちで報じられたいます。
また警察も違必ずしも法行為とは言えない八百長行為で捜査の上で知りえた秘密を公開したことの
違法性等、議論すべき点があると思います。
以下この記事のコメント欄でメールと通信やその秘密等、法のことも絡めて何でも議論してください。
- 2011/02/06(日) 19:28:26|
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ちょっと気が狂ってみる。
2012年からの900MHz帯移行パスでこんな割り当ても考えられるなと思ったことを書いてみる。
自分でも有り得ないと思ったが、これも一つの割り当て方法として考えられるなと思ってみた。
ドコモとKDDIが使っている現状の800MHz帯、この間にMCAが10MHz程使われている。
これを今回の移動計画に含めてみる。10MHz幅全部移動と5MHz幅だけ移動が考えられるが
とりあえずMCAが邪魔にならなくなった前提で考える。
すると850MHz帯が今より大きく取ることが出来、
KDDI 815~830MHz/860~875MHz
ドコモ 830~845MHz/875~890MHz
の現状が
KDDI 815~830MHz/860~875MHz
ドコモ 830~850MHz/875~895MHz(最大 830~855MHz/875~900MHz)
850MHz帯でこんな取り方が可能になる。
とりあえず上記を踏まえた上で以下のクアルコムの提示した資料を眺めて欲しい。
(クリックで通常表示)

注意深く眺めていくと韓国がUMTS900に対して905-915MHz/950-960MHzという割り当てを計画している。
私の提唱する案はUMTS900帯を現在の日本の案の15MHz×2を韓国案と同じ10MHz×2に変更するパスも
検討するというものだ。
何故こんなキチガイじみた案を今更考え出したのか。
隣の韓国と同じにしてしまうのはどうだろうというものだ。
800-900MHz帯は意外と飛ぶ。
干渉問題を避ける為にはULとDLで同じ周波数になるのを避けたほうがいいのではないかという
ことを考えてみた。勿論全く同じ割り当てだと対馬のドコモのローミング問題のように国内の
通話が誤って韓国経由の国際電話になってしまうという問題も有ったりするが、同じ割り当ての方が
端末の共用化等、色々と都合のいいことも有るのではないかと思うのだ。
850MHz帯に出来た5MHz幅はドコモを20MHz幅にするもよし、5MHz帯でも欲しがるイーモバや他のキャリアに
渡すもよし、おおよそ二通りで考えられる。
私としてはここでドコモが20MHz幅になるとLTEの移行計画がしやすくなるのではないかという考えがある。
かなりドコモ寄りな発想で申し訳ないが、LTEはとにかく細切れではなく、一つのまとまった帯域を
要求するので、例え貴重なUMTS900が15MHz幅から10MHz幅に狭まろうとも20MHz幅が取れる場所が増える
意義のほうが大きいように思う。
850MHz帯は恐らく2020年頃、またはそれ以降も3Gは提供されているだろう。
5000万回線以上にばら撒いたものをそう簡単に止めることは出来ないと思う。
そうなると長きに渡って10MHz幅、最低でも5MHz幅は長期に3G用として確保しておく必要がある。
既存の3Gを中心に考えるならこの850MHz帯に20MHz幅を確保する案は言うほど悪いものではない
だろうと考えている。
その理由のもう一つ大きな要因は混沌とした700MHz帯の行方がある。
どうも私は700MHz帯は余り綺麗にまとまる気がしない。
AWF案が決まる前にアメリカは既にオークションでばら撒き済みだしヨーロッパでも綺麗な
足並みの話が聞こえてこない。だったら今ある帯域を少しでも国際的に価値を高めるほうが
国益に適うのではないかと考えてみた。
850MHz帯は国際的にもほぼ全ての端末が対応している帯域なので徐々にLTE化されていく
可能性が高い。もちろん900MHzに割り当てる事でも貴重な帯域を生かすことは大事だが、
LTE化でどんな形でユーザーを受け止めるのかという絵をきっちり描いておくことも大事だと思う。
850MHz帯はアメリカでは広い帯域が割り当てられており、南米各国でも利用している国は多い。
なので将来的には端末輸出の要になる周波数帯になる可能性もある。
アメリカでは850MHz帯のほうが圧倒的に使われている帯域だということ。
勿論現状はCDMAで使われているのだが。
それとKDDIが850MHzでLTEを始めるということが私にとっては大きな理由でもある。
ドコモも850MHz帯に早期に10MHz幅をLTEに確保できるとなると国内メーカーは2GHz帯と1.5GHzと
850MHz帯に向けたLTE端末を作ればKDDIでもドコモでも使えるのでコストを落としやすい。
世界中のLTEが混沌とした中、まとまったLTE端末市場を早期に作り上げることは意義が大きいと思う。
今後の世界市場を睨むなら出来るだけLTEが早く立ち上がる状況を電波行政の側でも作り上げて、
後押しするという方法論も必要ではないかと思う。
思うに20MHz幅がLTE向けに有ると20MHz幅で高速通信に振るだけでなく、10MHz幅×2本という
使い方で容量を稼ぐということも出来るのではないかと思うのですがどうでしょう?
GHz帯は速度に振り、MHz帯は容量と穴埋めに振るという使い方がいいのではと思います。
しかしこうなると怒り出すと思われるキャリアが一社ある。
それはソフトバンク。
確か私が850MHz帯向けに割り当てろと言っている帯域は2012年にソフトバンクが欲しいと言っている
帯域と重なっていますよね?ということは900MHz帯が2015年まで使えなくなると多分と言うか、
確実に激怒するのではないかと思います。
私の案はちょっとキチガイ染みてはいますが3Gの混雑回避を優先するか将来のLTEを主戦場と
見るかの考え方の差かなと思っています。もしドコモが850MHz帯で20MHz幅を取ったとするならば、
ソフトバンクは1.5GHzをまじめに投資しなくてはならなくなるわけで、それが嫌だから900MHzと
言うと思います。ソフトバンクには1.5GHz帯にまじめに投資をしてもらうこと考えてもドコモに
850MHz帯を渡すのは悪い選択ではないかなとも思うのですけどね。そうすればソフトバンクも
iPhoneばかり売ろうとはせずにAndroid端末やドメ携も売って1.5GHz帯へのトラフィックの
オフロードを考えざるを得ないと思います。国内端末メーカーへの遠まわしな援護射撃にもなるのでは?
1.5GHz対応に対応するチップ等は断然海外よりは日本のメーカーが作っているほうが多いと思いますしね。
書き足し実はこのことのもう一つの柱がソフトバンクがやりたい放題している
接続料金の高止まりや
官邸スパム&DDoS攻撃に対しての制裁措置的な意味合いも含みます。
またこれも過去に遡りますが、
2Gの800MHz帯の整理の時にソフトバンクが横槍を入れて
裁判まで起こしてドコモとKDDIに対して妨害工作を行った事への制裁措置も含みます。
とにかくやったことに対してのやり得に対する制裁措置なので今更引っ込めても後の祭りだよってことで。
以上気が狂った人間のアイデアでした。
- 2011/02/05(土) 19:36:36|
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申請のあった各社の開設計画の概要~総務省(画像一枚のみのPDF)久しぶりにこの表に登場してもらう。
一時期あちこちで見かけたアレだ。
ソフトバンクはULTRA SPEEDをまもなく開始する。
基地局はそれなりに揃ってきている。
少なくともドコモのXiよりは開始時のエリアは広いと思われる。
それ以外の今年の新しい開局といえばKDDIのLTEだ。
ただし試験運用の開始であり、実際にサービスがされるのは2012年の12月になる。
まだ2年近く先の話だ。
ソフトバンクは当面DC-HSDPAに資金を注ぎ込み、LTEまでの間を空ける。
2GHz帯のユーザーを1.5GHz帯に移した後2GHz帯をLTEの為に帯域を削っていかなければいけない。
ドコモも通った道だ。
ただし2GHz帯にはiPhoneがおり、なかなか難しい問題もある。
KDDIはまっさらの1.5GHz帯でLTEを始めるので最初から10MHz幅で運用開始できる。
クリーンな帯域なので場合によっては下りで25~30Mbpsも期待できるかも知れない。
世界的には辺鄙な帯域だが、実効速度と浸透性においては非常にバランスのいい帯域なのではないかと思う。
機器さえ対応してくれていれば使い勝手は決して悪くない。
ドコモはこの1.5GHz帯に15MHz幅を持っているので将来的にはドコモがこの帯域で爆速を
出すことが予想される。しかしながら15MHz幅で使えるのは2014年4月以降の話だ。
それまで他のものが利用しているのでそれが停波はしないことにはドコモはこの帯域を使えない。
それよりも2GHz帯で10MHz幅運用の地域の方が先に広がる可能性も考えられる。
さすがに2014年にはソフトバンクもLTEを開始しているとは思うのだが、状況は流動的で
まだまだ読めない。その大きな理由はLTEの帯域が大問題なのだ。
iPhoneがLTEに対応するのはいつかという問題もあるが、世界中のLTEの帯域が
一致していないのでなかなかグローバルな端末では簡単には解決しない大問題を抱える。
なのでiPhoneは2GHzと900MHz帯と850MHz帯を抑えていれば何とかなるDC-HSDPAを
選ばざるをえないと考える。
一方LTEは割りと小回りの利くAndroid陣営で徐々に広がっていくのではないかと考える。
各社ともLTEのスマホはAndroid端末を持ってきているようだ。
とりあえず気に入った端末を長く使いたいならWiFiルーターを通して使うのが一番弊害が
少なくなりそうな予感がしなくもない。しばらくは通信があれこれ優劣が入れ替わって
いきそうな気がする。
- 2011/02/04(金) 19:28:58|
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ソフトバンクはTVで宣伝をしてこの投票に誘導していたのだけど、私はページは見ても投票を
行わないようにしていた。しかし先日A案に投票してみた。
すると以下のような画面になった。
光の道A案投票後画面(このリンク先の縮小画面はこんな感じ)

目立つボタンをクリックするとなんと官邸ホームページの意見を投稿するページに飛ばされた。
これは本来国政全般に関しての意見を吸い上げる場であり、光の道に関してのご意見窓口などでは決してない。
担当省庁である総務省のページに誘導するならまだしも、ほぼノータッチに近い国政の場に対して
TVCMを利用して誘導しているような場所からリンクをするのは適当ではないと考える。
そのTVCMや当該ホームページが中立に徹した内容ならばまだしも、明らかに「B案」といった
色眼鏡を被せた国民をわざわざ国政の場所にリンクをして送り込むのは民衆を自らの意図の為に
煽っていると取られても仕方がない。
この官邸に対してのリンクは即刻止めるべきだと思う。
どんな倫理観をもってこれを行っているのか説明して欲しいものだ。
多分孫社長が口を開いたらいつもの口八丁の言葉で煙に巻かれるだけだろうが。
一度株主になって質疑応答で直接対決でもしてやろうかという気持ちにさせられました。
それをしたら次回から出禁にされるのかな、例え株主であったとしても。
- 2011/02/04(金) 19:02:27|
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ソフトバンクの決算説明会を久しぶりにリアルタイムで見ました。
わざわざ時間を割いてまでリアルタイムで見る気にさせるような胸騒ぎがどこかでしていたのですが、
全くそれが的中しました。
冒頭の挨拶も手短にいきなり触れたのは好調な数字とタブレット端末(iPad)のこと。
そしてX+X=Xでおなじみの勝利の方程式。
今回は同じX+X=Xでその第二段が登場。
スマートホン+スマートパッド=ソフトバンク(が国内市場で勝つ)が今回は、
ソフトバンク(が国内市場で勝つ)+アジアのインターネットでNO1=世界のインターネットでNO1
と内容を変えてきました。
で、ここまで10分も時間を使っていないかも知れません。
問題はここから。
それ以降は「全て中国の話題」のみでした。
携帯事業に割いた時間は0、iPadは3GモデルはあるもののほとんどはWiFiモデルが売れているだけなので
事実上Appleの総代理店としての立場で言ったに過ぎないと思います。
時間の70~80%をアリババに始まり、タオバオ等を経由して最後に本命の
PPテレビ。(
ソフトバンク発表資料はこちら)
これはぶっちゃけて言うとネットテレビです。
日本ではTV業界の反対姿勢のおかげで一向に進まないネットテレビですが、中国ではかなり流行って
いるとのこと。実は私は一時期ネットテレビの事業を立ち上げようとしていたのでPPテレビのことは
知っていました。しかしまさかソフトバンクに乗っ取られてしまっているとは思ってもみませんでした。
(中国では海外企業が51%以上は持てないので各企業ともソフトバンクは持ち株率は30~40%台に収まっている)
ちなみに私が立ち上げようとしていたネットテレビの事業は大人の事情に阻まれて早急に以下略ですww
PPTVは中国全土のほぼ全てのTV局を網羅しているらしく、孫社長の話では2万チャンネルが同時に
放送されているとのこと。月間アクティブユーザーが1億500万人。(恐らく月に一回でも見るユーザーの事)
孫社長は全ての放送はハイビジョンクオリティーと言ってはいたが、中国の通信事情がそれだけの
トラフィックを受け止められる状況にあるのか、ゴールデン帯のPCやSTBの同時稼動にストリーミング
サーバが持ちこたえられるのか。実はもっと画質を絞っているのかも知れないなと、孫社長の言葉を
どこまで信じていいのかと思いながら聞いていました。
とりあえず信じられるのはPPLiveという会社がネット放送のPPTVを運営をしており、
ソフトバンクが関与しているということ。
それはともかく、ここでようやく孫社長のビジョンのピースが繋がってきました。
わけの分からないTV広告まで売った光の道ですが、日本全国くまなくまでこのPPTVを持ってこようと
いうことなのでしょう。
PPTV自体は中国語の放送だけを行っており、(自称)2万チャンネル有るとのこと。
PPTVと同形態のものを日本でも立ち上げ、日本の放送業界の勢力図の書き換えて完全に牛耳ることを
目論んでいるのでしょう。
ちなみにPPTVの2万チャンネルですが、実際に合計数がそれだけの数があるのかも怪しいです。
地域の数百、数千のTV放送会社の全部のチャンネルの合計の数でしょうから相当放送内容のダブりが
想像されます。事実上数百~千チャンネル程度の内容に圧縮されるのではないかと思います。
それでも多いですが。でも地方局のローカル情報のチャンネルなんて他の地域では映っても余り意味が
ないですよね。そう考えると孫マジックが何重にも仕掛けられた”2万チャンネル”なんだろなって
容易に想像できてしまうのがアレですね。
でもストリーミングの下に表示されるTwitterの画面には「2万チャンネルすげー」とかいう文字列が
まじめに呟かれていたりしたのです。洗脳って怖いですね。
最近孫社長が携帯関係のことを全然呟かないなと思っていたのですが、孫社長自身は既に国内の
モバイルは手を出す部分が減ってきたので心の中が既に中国を初めとするアジアに移っていて、
それを足がかりにアジア以外への海外進出を目論んでいるのだなというのが見えてきました。
日本は放送業界をひっくり返す光の道ということで。
モバイル事業なんてやろうとしていることから考えるとちっぽけな世界だと思っているわけですよ多分。
「インターネットカンパニー」と言ってたのはまさにその通りで、モバイルに関してはもう
片手間になってるんだろうな・・・って気がします。
それもこれもiPhoneを取り、倒産寸前の状況に追い込まれながらもエブリバディーキャンペーンが
何とかヒットして息を吹き返した時にこの道へのパスが決定付けられたのかも知れません。
(この3月危機がまるで無かったかのように毎回壇上で言っていますが、その事を繰り返し言っている
ことが当時の苦しかった状況を裏付けていると心理状況の解析から伺えます)
3GS~4であぶく銭がじゃんじゃんと流れ出し、基地局用と見せかけた社債発行なども足して種銭を
掴み、そのお金の運び先は実は日本の国土ではなく中国だったというわけです。
決して国内の基地局に変わったわけではありません。多くはフェムトとして数合わせで目くらましを
しておき、この計画を悟られないようにうまく完成させたわけです。
考えてみるとこれだけ大きなことを一切ばれずに成し遂げたのはすごいなと思います。
それはそうと、CS(クレディースイス)でしたっけ?どこかの証券会社の方が株式取得のための
金額を聞いていましたが、孫社長は滅茶苦茶都合が悪そうな顔をして、答えるでもなく答えられないと
言うでもなく流してしまいました。多分思われているほど高価ではなかったということなんでしょうか?
=実は事業規模は孫社長の説明ほど・・・と言う可能性も有り得ます。
なんせJILの時の「10億」という気の狂ったような説明も有ったりと前科持ちなので要注意です。
中国の事情に詳しい方のレポートが出てくればいいのですが・・・。
実際の価格を言っちゃうと本当の規模がばれてまずいとか??
どっちにしても中国の事情なんて多少盛ったところでバレませんからね。
大盛りか特盛りか、はたまたメガ盛かは孫社長のみぞ知る。
どうも聞かれたらいつも通りの嬉々とした顔で答えられない事情を孕んでおり、どこまで信じて
いいのかが難しいです。思うに一番目に質問した野村證券の方、完全にふわふわ宙を舞っていた
場の空気を変えて一気にみんなの目を覚ましたのはGJです。
その後の質疑がかなり冷静にされたと思います。
説明どおりなのか実は虚栄を見せられただけなのか、しかしながら収益構造をモバイルから
インターネットにシフトさせてモバイルを片手間にしようとしていることは間違いないと思います。
他の世界に行けば私のような煩い人も減るでしょうし一石二鳥??
そうは言ってもまだまだ目の離せない面白いネタを提供し続けてくれる方だと思うので今後も
要チェック人物の高位であることは間違いないでしょう。
- 2011/02/03(木) 19:46:27|
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