グーグルが「Chrome OS」のデモ機を披露 - ベライゾンとの協力も発表
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201012081115.htmlGoogleが着々とChromeOSの準備を進めている。
ChromeOSはGoogleが出しているブラウザのChromeを中心に据えたOSで、
全ての処理を担うのはブラウザのChromeだ。
Chrome自信は単なるWEBブラウザで、PCで言うOS部分は最低限のハードとのやり取りだけを
行うドライバをまとめるだけの存在だ。なので実際のOS部分はほぼ無いに等しい。
実際のデータなどの処理はクラウドという形でサーバ上で全て行われる。
ChromeOSはユーザーからの入力をサーバに送り、ブラウザでその処理結果を表示するだけのOSだ。
昔ダム端末というものが有って、キーボードから入力した文字をホストコンピュータ(サーバ)に送り、
その結果だけを表示する仕組みだった。当時は単色の文字だけでTSS真っ盛りの時代を支えてきたもの
だが、次第に技術が進歩してPCが流行ってきたのをきっかけに端末がリッチになっていった。
そうしてダム端末はなくなっていった。
その後繰り返し端末がプア側になったりリッチ側になったりを繰り返し、今度はその波がクラウドと
出会うことになった。時代が進歩した分入力装置も表示装置もリッチになっている。
単純な文字表示だけでなく、最新のブラウザの表示能力を備えた現在版ダム端末は昔と違い非常に強力だ。
それをインタネットを介してサーバと接続する事になる。いつでも何処でも。
昔とは大違いの環境だ。
私としてはブラウザはChromeでいいのだが、OS部はAndroidのほうが色々と都合がいい。
しかしGoogleの説明ではどうもそうは思えないので先に書いたように物理層(ハード寄りの層)用の
ミニOSが作られることになりそうだ。
私が下層のOSの種類に拘っているのは周辺機器メーカーのドライバ対応を促す為である。
周辺機器メーカーとユーザーからすればOSの種類は少なければ少ないほうがいい。
買ったものが自分の使っているOSで動く確率が高いからだ。
しかし似たようなOSが乱立するとメーカーの対応も分散化する。
日本ではそのことに対する反対意見は驚くほど少ない。
でも私は種類の分散化によるリソースの分散化には反対意見を出したくなる。
クラウド端末というものは利用する時には確実にネットに繋がっていなければ何も出来ない
端末なので不安定な環境では全く使い物にならない。なので完全なクラウド型ではなく、
ある程度のデータの蓄積や操作を端末側でも出来るようにし、そのベースをAndroidに
任せればどうだろうと考えてみた。
AndroidがベースのOSになるならばドライバはLinuxのものがそのまま使える。
よって現状のままで色んな機器がChromeOSでサポートされたも同然と言える。
そうなると周辺機器の対応が非常に心強い。
多分Googleの持つリソースを考えると最善の選択かと思うのだがどうだろうか。
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- 2010/12/12(日) 19:02:59|
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ChromeOSとAndroidで分化してしまった際、
特有部分のセキュリティホールが別々に発生してしまうという問題があるので、
完全にAndroidに統一していただければと個人的には思います。
- URL |
- 2010/12/15(水) 02:41:21 |
- はdsn #cSrN2osI
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