信頼性で「ノキア」が首位:最新のブランドランキング[経済]
http://news.nna.jp/free/news/20110121inr001A.html携帯ではなく、インド内での一般のブランドのイメージ調査です。
1位 ノキア
2位 タタ・グループの「タタ」
3位 ソニー
4位 LG
5位 サムスン
6位 リライアンス
7位 自動車最大手マルチ・スズキの「マルチ」
8位 LIC(国営インド生命保険公社)
9位 携帯電話「エアテル」(バルティ・エアテル)
10位 腕時計・眼鏡の「タイタン」
なんと1~5位までが携帯がらみです。
ソニーはソニエリではないので無関係とも言えますが、一応ソニエリのイメージも含んでいるのでは
ないかと思えないこともないです。
タタはタタドコモをグループ内にもっているのですが車を作っていたり幅広い業界にグループを持って
いるので財閥系大手企業グループとしての信頼感が大きく寄与していると思われます。
携帯キャリア単体では9位のエアテルがトップ。
インドではシェア1位の携帯会社です。
キャリア別加入者数ランキング(2009/6) ~
インドの携帯電話事情2009より(TATA DOCOMOの資料は
この記事の参考記事のページの画像のドコモの資料より)
1.Bharti Airtel(9673万回線)
2.Reliance Communications(7483万回線)
3.Vodafone Essar(7154万回線)
4.不明(不明)
5.不明(不明)
6.TATA DOCOMO(3600万回線 → GSM開始により5位に浮上、2010/5に7000万回線突破)
そう言えば過去の記事でタタドコモの数字の計算をしてみた事があった。
共に前がタタドコモの契約数とシェア、後ろがインドの携帯全部の契約数だ。
2009年04月 3600万回線(8.9%)→4億0449万回線(100%)
2010年05月 7000万回線(11.4%)→6億1403万回線(100%)
純増 3400万(16.2%)/2億1000万(100%)
ドコモがGSMサービスを開始したことを受けて2009/8~2010/1までは純増1位を獲得し、そのおかげで
その期間の純増は回線数のシェアを大きく上回る16.2%に達し、そのおかげでシェア5位に付けました。
元々シェアが5位だったところはその時点で7000万未満、4位のところも元々が5000~6000万ぐらい
だったと考えると今年辺りはタタドコモが4位に上がっていてもおかしくなさそうです。
それよりも
一ヶ月前迄の資料だけれどかなり詳細なものが有るのでこれも紹介。
1.Bharti Airtel 1億3062万回線 (21.73%) [3389万回線]
2.Reliance Communications 1億0516万回線 (17.49%) [3033万回線]
3.Vodafone Essar 1億0376万回線 (17.26%) [3222万回線]
4.BSNL 7063万回線 (11.75%)
5.TATA DOCOMO 6788万回線 (11.29%) [3188万回線]
6.Idea 6529万回線 (10.86%)
7.Aircel 3847万回線 (6.40%)
※()内はシェア、[]内は対上記の資料に対しての純増数
インドでは3強・3中・1弱・その他(イーモバイルやUQレベルの会社を含めて15社)という形に
なっている。その中でタタドコモは3中の位置に現在いる。しかし勢いはタタドコモがかなり有り、
[]内を見ても分かるとおり上位の3強と比べても遜色ない純増数を獲得しているので3中の中では
既にトップに立っていてシェア第4位になっている可能性が高い。ちなみにここの資料のシェアは
若干怪しいように思う。
更に調べてみると6月のデータでは以下のようになっていた。
インド編(1)急成長を続けるインドの携帯電話市場(数字は記事中の
インド電気通信規制庁(TRAI)の資料より(PDF))
1.Bharti Airtel 1億3662万回線 (21.50%) [300万回線(16.7%)]
2.Reliance Communications 1億1081万回線 (17.44%) [283万回線(15.8%)]
3.Vodafone Essar 1億0906万回線 (17.16%) [271万回線(15.1%)]
4.BSNL 7270万回線 (11.44%) [101万回線(5.6%)]
5.TATA DOCOMO 7253万回線 (11.41%) [233万回線(12.9%)]
6.Idea 6889万回線 (10.84%) [216万回線(12.0%)]
7.Aircel 4168万回線 (6.56%) [160万回線(8.9%)]
※()内はシェア、[]内は前月に対しての純増数
6月時点でBNSLとタタドコモの契約数の差は約17万回線であることに対し、純増差は132回線も
タタドコモが上回っています。ちなみにBNSLはインドの国営キャリアです。
各キャリアの契約数と純増のシェアを比べると上位と下位のキャリアのシェアが徐々に均衡していく
様子が分かります。この辺り日本のキャリアでも同じことが起こっていますが、まだまだドコモが
大きすぎる存在なのでインドほどは近づいていません。
ちなみに始まったばかりの3Gのサービスは
このように割り当てられています。なんと2社で5MHzづつと都市部では簡単に輻輳しそうな気がします。
ただし都市毎に割り当てがあるので割り当てられているところ以外でのサービスは出来ない。
これを見ると3Gを諦めて早い段階でLTEに移行したほうがいいかもしれない。
しかし5MHzしかない状態では日本のように一部を入れ替えとは出来ないので必ずLTEとしての
割り当て分の場所でしかサービス開始がでないので日本のように2GHz帯でのサービスは難しそうだ。
外国企業の活動に対して制限の多い中国では一番の企業と手を結び、自由な経済活動が許されている
インドではトップと変わらない伸び率を示している。海外進出が上手なVodafone等に比べればまだまだ
とは思いますが、それでも遅ればせながら形にはなりつつあると思います。
先日中国ネタが有ったので今日はインドネタを書いてみました。
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- 2011/01/21(金) 19:45:56|
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