ナイジェリアでアフリカ初のLTEサービス始まる
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201101201200.htmlロシアで2011年後半にLTE周波数割当オークションか
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201101211200.htmlWiMAX優勢といわれていたアフリカでLTEのサービスが始まった。
勿論WiMAXの方は既に開始されているのだが、2.3GHz帯や3.3GHz・3.5GHz帯等色んな周波数が
割り当てられている。もっとも2.5GHz以外と一部の2.5GHz帯を使っているキャリアは日本で言う
地域WiMAXなので関係ないといえば関係ないのだが。
WiMAXの利点はハンドオーバー等の性能はWiFi拡張である以上元来得意ではない。
そのデメリットの分簡単な基地局装置で済み、安く提供できる。だから経済的に未熟な市場で
受け入れられやすいと見積もられていた。
この辺りの地域は電話線が日本のように津々浦々まで張り巡らされているわけも無く音声通話は
GSMの携帯、通信はWiMAXというラインに向かっている。
そんな状況でLTEを選ぶアフリカのベンダーが登場ということになる。
WiMAXは基地局が安価なので非常に選択しやすい。しかしWiMAXを採用すると将来携帯と
ブロードバンド通信は統合できなくなる。別々で提供していくことになる。LTEは将来は一本化できる
可能性が高い。最終的には多くの帯域を一つの通信方式で纏めることが出来、帯域の無駄を減らす
ことが出来るというわけだ。
次にロシアのLTEオークションについて。
>現在、軍隊が使用している周波数をLTEに割り当てるため、軍隊の無線システムを新しい周波数帯に
>コンバートしなければならないそうだ。
>落札企業は、LTE商用サービスを提供する以外に、軍部に対して周波数コンバートの費用を負担し、
>軍隊向けの設備や無線機器を提供することが義務づけられるとのこと。
ロシアでも似たようなことが起きているようだ。
というか無線の帯域は使える帯域がどうしても有る程度の範囲に限定され、世界中で「先住民問題」が
噴出している。日本の移行費用の負担も同様の問題を解決する為に行われるものだが、今後各国で
この手法が使われて再編が加速し、帯域の確保がやりやすくなるかもしれない。
そうなると帯域を確保しやすいTDDのおかげでWiMAXしか選択肢が無かったところがFDDの
LTEに鞍替えするところが出てきてもおかしくは無い。それらの連鎖の一環でTDDのLTEも
有力な選択肢として候補に上げるキャリアも増えていく可能性もある。
敷居が高かったLTEが現実味のある選択肢へと変化しつつあることを今回の報道が表しているように思う。
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- 2011/01/24(月) 19:15:48|
- 携帯
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| コメント:1
UQの契約数増でドヤ顔してる人もいてそうですが、LTE陣営にとってもアフリカで立ち上がるのはいい傾向ですね。
確かドコモ首脳陣も、アフリカに身を向けてるみたいで。4Gへのステップアップも多分楽でしょうし。
(・∀・)将来が楽しみ
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- 2011/01/26(水) 08:27:22 |
- どこも族 #c/PM1KLI
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