新たなパケット定額サービスおよびデータ通信専用の定額料金プランなどを提供開始
-スマートフォンなどのご購入をサポートする「月々サポート」も合わせて提供開始-ドコモがスマートホン向け新料金プランを1月28日の四半期の決算説明会で発表しました。
料金プランが増殖してややこしくなったのかと思いきや、仕掛けは割りと単純で、その上に
ソフトバンク方式の割引サービスが付いた形になりました。
ただしスマートホン向けでドメ携(フィーチャホン)には適用されません。
以下全てスマホ向けの話ですのでそこのところ宜しくお願いします。
ドコモは今までの割引は端末代金が安くなるというもので、端末代金に足して割引や購入サポートが
付いていたのですが、今回の月々サポートはサービスの利用料金にかかる割引サービス。
端末の割引ではありません。
で、この内容に詳細な確認に意外と手間がかかり、この記事を書くのが遅れたのです。
確認していた内容は、月々サポートで割り引かれるサービスと割り引かれないサービスの分別です。
結論を言うと、割り引かれないものは
「端末代とケータイ補償 お届けサービス」の二つのみ。
ユニバーサル料金を念押しするのを忘れましたが、こちらは他社由来のものなので割り引かれない
可能性が大であることと、割り引かれなくても大して問題ではないのでこれ以上追求はしません。
とりあえず新料金プランのイメージはこんな感じ。
パケ・ホーダイ フラット 5,460円[完全定額](0.0525円/0.021円)
パケ・ホーダイ ダブル 390円~4,410円~5,985円(0.084円/0.021円)
パケ・ホーダイ ダブル2 2,100円~4,410円~5,985円(0.0525円/0.021円)
(どのプランもPCデータ通信等を利用で10,395円)
定額データプラン フラット バリュー 5,460円(0.0315円)
定額データプラン スタンダードバリュー 1,000円~5,985円(0.042円)
定額データプラン スタンダード2 バリュー 2,500円~5,985円(0.0315円)
プランの追加による選択肢の広がりによる値下げ効果がある場合は確かに存在します。
しかし根本的には値下げではありません。
選択肢が広がることで安く出来る方もいるとは思いますが、やや使い勝手が悪い部分も出来ます。
ただしその上でなら上手に使えば安く出来る可能性は十分に有ります。
そこで確認したのがデータプランのSIMと通常の音声通話対応のSIM(つまりFOMAカード)。
双方には違いはなく、単純にどのサーバへつなげることが出来るのかの特権の割り振りのみです。
音声対応SIMは音声通話のサーバにもiモードのサーバにも繋げることが出来ます。
(ドコモ内でサーバと呼ばれているのかは不明ですが、この方が分かりやすいと思うので)
データ通信向けSIMは音声・iモード
、他にはSMSに
も繋げないと思います。
spmodeとmoperaにはつなげることが出来ます。
(誤りですSMSは繋がるとコメント欄で情報有り)なのでiモード端末もデータプラン向けSIMは使えて通信は出来ますが、mopera経由でUSBやWiFiを
通してPCによるデータ通信が出来るぐらいの通信しか出来ません。
しかしspmodeやmoperaが使えるということは当然スマホは大丈夫なわけで、これまでも
データプラン向けのSIMで利用している人はいました。
プランの広がりでよりデータ通信の魅力が増してきたのでスマホをデータプランで契約する
可能性が高まりそうに思います。
ドコモで確認した情報では「定額データ スタンダード割」と「定額データ スタンダード割 2」の
二種があり、新設の「定額データプラン フラット バリュー」と「定額データプラン スタンダード2
バリュー」は「定額データ スタンダード割 2」を解約しない限りは解約金が発生しないということ。
つまり新設の二つのデータプランは行き来が可能ということでした。
纏めるとこういうことです。
定額データプラン フラット バリュー [定額データ スタンダード割 2]
定額データプラン スタンダードバリュー [定額データ スタンダード割]
定額データプラン スタンダード2 バリュー [定額データ スタンダード割 2]
定額データプラン フラット バリュー → 定額データプラン スタンダード2 バリューには無料で変更可
定額データプラン スタンダードバリュー → プラン変更には解約金が必要
定額データプラン スタンダード2 バリュー → 定額データプラン フラット バリューには無料で変更可
似て非なる「定額データ スタンダード割」を二種類も作ったのはフラットのプランを契約した上で
上手にプラン変更を利用して使わない月を1000円で維持することを阻止する為だと思われます。
とは言え、フラットに契約しても「定額データ スタンダード割 2」寝かせは有効なのでこれを利用して
使わない月は節約することは出来ます。データプランを中途半端に利用するという方は上手にフラットを
利用しましょう。
スマホをデータプランで契約することを牽引するのは先ほど書いた「月々サポート」が大きな役目を
果たしそうです。月々サポートは恐らく犬印の他社のように端末ごとに価格設定を変えてくると思われます。
しかし今回は端末代は今までのように下がりません。
端末代はしっかりとかかります。
そうなった理由はSIMフリーへ向けての料金を作り上げることが目的だと思われます。
端末代を値引きするとSIMフリーで持っていかれたら取り返せませんが、端末代はそのままで販売を
すれば残債はしっかりと残るのでちゃんと請求は出来るという仕組みです。
そしてそこで生きてくるのが月々サポート。
SIMフリーにするのとSIMロックにするのとではこの月々サポートの値段をかけてくると思われます。
勿論SIMロックを解除すると0円になるとかそんな感じで。
なのでSIMロックを外すのは月々サポートを全額受け終わってからという流れが多くなると思います。
どうしても他社向けに端末が欲しい時は月々サポートを捨ててロック外しをしてもらえばいいだけだし。
端末の割引を無くして割引はサービスをドコモで受け続けなければいけないようにしたのが今回の
大きなポイントだと思います。
なので同じ方式の先輩のソフトバンクは縛りがないと言う人はいますが、結局は縛りが有ったという
ことです。私だって月々割りをきっちり24ヶ月受けてからMNPしましたし。
解約金相当をどの名目で支払うかの違いしかありません。
音声契約の場合はもっとフレキシブルなプラン運用が可能でSIMの寝かせだけなら680円運用が有名です。
使わない月は
タイプシンプル バリューで780円だけに落とし、後はeビリングにして郵送物を送ってこないように
すれば780-100で680円+7円の運用になります。
ただし他にドコモ回線を持っていないと請求が来ないので、口座引き落としやクレジット払いにして
おかないと忘れてしまいます。なのでどうせクレジットにするならiDぐらいは申し込んであげて
支払いをiDにするぐらいの良心は見せましょう。
Android端末でWiFi専用機などで680円運用をするならSIMは抜いておかないと電源入って
いるだけで色々通信してしまうのでパケットは流れてしまいます。SIMを寝かせる時はSIMを抜くか、
3Gにはパケットが流れないように禁止をしておく必要があります。
もし0円端末が出てきたりして2500円運用や680円運用に月々サポートが降り注ぐとドコモ版7円ケータイが
出来るわけで、気の早い一部の人は既に騒ぎ出しているのではないかと思います。でもまあドコモは
音声定額も無料にはしませんし、この売り方で0円端末が登場するかも未知数です。
まだ可能性だけですので皮算用は余りしないほうがいいでしょうね。
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- 2011/01/31(月) 19:22:06|
- 携帯
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月月割はですねぇ・・・完走しにくいです。元のは26か月でしたから、いい加減辛抱堪らなくなってしまい、途中買い増ししてしまいます・・・。
そうすると月月割は途中放棄してしまうわけです。正直もったいないのですが、2年と2月のじつに長いことといったら・・・。
しかし先に追随したauに続き、ドコモよお前もか、って感じですねぇ。
端末購入サポートは学割で寝かすと399円(2月分からは398円かな)という技も使えましたが、
(これもしかして単独でe-ビリングにしたら299円かな?)
3月半ばからは、おそらくこうはいかなくなるんだろうな、と思ってます。
結局なんだかんだいっても、ドコモもauもソフトバンクのやり方を或る意味認めた(真似した)ということですかねぇ。
それと応援学割といい、この新しい料金施策といい、インフォメーションセンターやショップの人もうまく答えられない・・・。
ソフトバンクならまぁ仕方ないやいつものことさねと思うけど、ドコモがそうなっちゃね、と心配してしまいます。
- URL |
- 2011/01/31(月) 22:51:12 |
- 田舎モバイラー #SFo5/nok
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