2011年のタブレット市場で下克上? IDC、出荷台数予測を上方修正IDCが停滞気味のタブレット端末の2011年の出荷台数予測を上方修正した。
>同社は当初、今年の世界タブレット出荷台数を5,040万台と予想していたが、
>今回これを5,350万台へ引き上げた。2011年第1四半期のタブレット出荷台数が
>2010年第4四半期を下回る中で、こうした修正が行われた。
>リサーチ企業DisplaySearchは6月、「iPadをはじめとする高級タブレットに
>高い金額を支払いたくないと考える消費者が増え、ほとんど無名のベンダーが
>出している安価なAndroid搭載タブレットがにわかに注目を集め始めた」との
>見方を示した。高級品ではないタブレットへの関心は、学生の間や、
>中国などの開発途上国において特に高まっている。
携帯の代替品としてのスマートホンが爆発的は広がりを見せる中、ノートPCや
ネットブックの代替品であるタブレット端末はその上昇気流に乗り切れないでいた。
しかしお金をかけないでノートPCの代用ができるのならという層にタブレット端末の
人気が出だしたのではないだろうか。
スマートホンやフィーチャーホンは出先では確かに便利だが、家に居る時は画面の
大きなPCを使いたい。というか家の中でまであの画面サイズに制限されていたくはない。
しかしPCが有るのにそこにわざわざお金をかけてまで・・・という考えの人が
少なくないのだろう。そういうところの背中をポンと押す価格帯が有るのだろう。
携帯キャリア的にはそういうものが増えられると困る。
しかし今後はそれを取り込んでいかなければ市場から置いてけぼりを食らう可能性も有る。
安いWiFiモデルが多く売れているのはキャリアとしては面白く無いだろう。
ならは維持費のかからない3G対応モデルか、スマートホンやフィーチャーホンの
テザリングをセットにすればいい。上手に売ればARPUに貢献する。
ユーザーはたまにしか持ち出さないのに毎月の必要な無い維持費を払うのがばからしいのだ。
私だって4~5月に東北に40日もいて通信手段の確保は必須だったが、毎月それが
必要なわけでもない。むしろ普段はPCの接続などなく、携帯端末だけで完結している。
スマートホンに比べてタブレット端末の需要はまだ喚起されたとは言い難い。
お茶の間に入るための壁とたまに持ち出すための維持費の二つがクリアをされれば
爆発的に広がりだす可能性も有る。IDCの予測はそこに刺激が入りだしたと
いう事だが日本ではその影響はどうだろう。
Barnes & Noble「NOOK Color」のような安価なAndroidブックリーダーが日本でも登場しないと
国内での爆発は難しいかも知れない。
今はブックリーダーやタブレット端末がそれぞれの端末がばらばらの位置にいる。
ユーザーが望んでいるのは似たような別々の端末が一つになることだ。
少なくともノートPC&ネットPCやブックリーダー、タブレット端末が「アプリが有るから可能です」
の範囲じゃなくて、ユーザーから見て一つにならないとまだ難しいと思われる。
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- 2011/07/13(水) 19:21:44|
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