米携帯キャリア上位6社がiPhoneを販売、販売機会損失と契約未達が問題に ~ マイナビニュース
全米第5位の携帯キャリアであるU.S. Cellularが、間もなくiPhoneの取り扱いを開始する計画だという。
一方でiPhoneの販売は同社にとって新たな負担となる可能性もある。WSJによれば、U.S. Cellularは向こう3年間で12億ドル規模のiPhone販売契約を結び、今年後半にも販売をスタートする計画だという。他社のケースでいえば、Sprintは3年契約で155億ドル、Leapも同様に9億ドルの販売契約を結んでいる。だが以前にWSJがレポートしたように、Leap Wirelessでは売れていないiPhoneの在庫が1億ドル規模で積み上がっている状態で、このままでは当初のAppleとのコミッション達成は難しく、膨大な負債を抱える可能性が指摘されている。
米国第5位のU.S. Cellularがユーザーの流出を食い止めようと新たにiPhoneの取り扱いを
始めるという。これで安心かと思いきや、3年で12億ドル、一台5万円と考えると3年で
240万台のiPhoneを扱う事をコミットしたことになる。
3年で240万台なら、一年80万台で楽勝だとというイメージですが、しかし500万回線しか
利用者を持たないキャリアからすれば240万台は簡単な数では有りません。
日本で言えば同じく500万回線の契約を持っているウィルコムがiPhoneを年間80万台
捌けるのかという話と同じです。
ウィルコムは一回線買えば2,3回線目はタダという方策で純増を伸ばしているインチキ
純増のおかげで回線数の純増が伸びていますが、例えばiPhoneを1台買えば2,3台目は
タダで配れるのか?という話になります。そんな体力は到底ないでしょう。
例えば5月の純増で42,900、新卒新入需要の3月ですら52,300という数字で、多目に
見積もっても月平均5万回線。5万×12で年間60万回線。これはインチキ3倍回線
水増しが込みでの話です。iPhoneが入れば多少は増えるとしても、インチキ水増しを
無くして今以上に全力でiPhoneを売らなければ年間80万台なんて達成不可能です。
Leap Wirelessでは9億ドルの販売契約を結び、既に億ドルの在庫、つまり20万台の
在庫が積み上がっているという恐ろしい状態。
ウィルコムよりも規模の小さなキャリアが20万台も端末の在庫をあぶれさせて
いるって、本気でヤバいですよね。下手したら致命傷になりかねないかも?
iPhoneの販売契約に関して、複数の通信事業者がEUに苦情 ~ slashdot
苦情を提出しているのはフランスを中心とした複数の通信事業者。個々の契約内容は異なるが、一定の期間に販売すべき台数が定められており、達成できなければ不足分の買い取りを求められるといった条項が共通して含まれているという。そのため、各社は他機種よりもiPhoneの宣伝に力を入れることを余儀なくされているとのこと。
EU、通信業者からのiPhone契約に関する苦情を調査 ~ WSJ
この数カ月間に欧州の通信業者数社がEUの反競争法規制機関に対し、アップルとの契約内容に関する苦情を提出している。事情に詳しい2人の情報筋が22日、明らかにした。情報筋によれば、先陣を切ったのはフランスの通信業者だが、EUの他国の通信業者も関与している。また、EUの委員会は苦情を調査しているが、近い将来アップルに対して正式な法手続きを開始するかどうかは不明だという。
アップルのiPhoneの取り扱いに際して一定の期間に一定の数を取り扱わなければいけないと
いう条項が入っており、達成できなければキャリア側が買い取りを行わなければならない
という事のようです。
これに不服を唱えたキャリアがEUに苦情を申し立てているのですが、何故こんな事が
今更問題になるかというと、「売れてないから」「在庫が積み上がっているから」と
いう事が容易に導き出せます。
どれだけ高いハードルを提示されても、常にそれだけ売れているのなら問題には
ならないのです。しかし売れなくなったので在庫が積み上がり、しかも達成できてない
から更に買えとアップルに詰め寄られているので不服を抱いているという訳です。
勿論売れないものを提供しているアップルのせいでしょう。
しかしそうなる事が読めていないキャリアの側の責任でもあると私は考えます。
ドコモは日本トップキャリアで有るにも拘らず、頑としてiPhoneを扱っていません。
私は今後もiPhoneを扱わないと確信しています。
アップルの出荷数が未だにうなぎ上りで上がっているのは、こうして市場で売れて
いなくてもアップルが確実にキャリアに押し込む契約で縛っているから成り立って
いる訳であり、キャリアが売れる数だけ仕入れられる形だったらiPhone5はこんなに
(出荷台数ベースで)売れている訳は有りません。
アップルのこの販売戦略は当面は功を奏しますが、しかしキャリアもいつまでもこんな
状況を許すわけはなく、アップルと新たな契約に切り替える様に詰め寄るか、場合に
よってはiPhoneの扱いをやめて、販売数を減らしてでも利益率を優先するキャリアが
出てくると私は予想します。これがiPhoneが足元から崩れていく第二章かなと。
なので私はiPhoneが売れなくなってきているこの時期にわざわざiPhoneを扱う
為に向こう3年iPhoneを仕入れると契約したU.S. Cellularはババを引いたん
じゃないなかって気がしています。今頃何故iPhone?ってのが素直な感想ですね。
TIZENかFirefox OSを扱う方が幾らか賢いですよ。
今までスマートホンを購入していない層にアピールできる端末ですから。
“アップルの奇跡は終わった” ネットに広がりはじめた失望の声 ~ EXドロイド
「アップルの奇跡は終わったのか」―そんな衝撃的な見出しの記事が雑誌AERAの6月17日号に掲載された。“終わった”と言われる理由としては、ジョブズ無きアップルのイノベーションの停滞、スマホの大画面競争への出遅れ、2~3年後にはスマホの主戦場は新興国になり、高価格で売るアップルのビジネスモデルに先はない、といった事柄が挙げられていた。
トンチンカンな形状の機器が発売されようと、機能をいくら模倣しようと、アップルのブランドイメージが失墜するほどではないだろう。しかし「アップルの奇跡は終わったのか」と聞かれれば、イエスと答えざるを得ない。ジョブズを失ったアップルが、かつてのアップルとは違う企業になってしまったことは、もはや誰の目にも明らかだ。
一般層向けの記事なのでそれ程真剣にとらえる必要は有りませんが、しかしiPhoneを
あれだけ盲目に持ち上げ続けてきた層が手のひらを返し出したという事は内容に
関わらず、重く見た方がいいんじゃないかなと私は思っています。
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- 2013/06/23(日) 20:02:10|
- 携帯
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| コメント:2
はブランド品だからねぇ…
それも工業製品的なブランドではなく
アパレル的なDCブランドの方のブランド品で…
デザイナーのセンスが売れ行きを左右する世界の製品
それがappleの製品
デザイナー亡き今どうなるかは目に見えていますね
特にappleはそのデザイナーを会社から追い出してどうなったか
既に答えが出ているし…(もう既にあの頃の社風に戻りつつあるし…)
ソフトバンクが孫商店であるように
appleもまたjobs製作所なんですよね
- URL |
- 2013/06/23(日) 22:19:18 |
- 姫 #Qgp/yXvw
- [ 編集]
>姫さん
>それも工業製品的なブランドではなく
>アパレル的なDCブランドの方のブランド品で…
それだっ!!
確かに言えてる。
どっちかってと、DCブランドとかシャネルとかビトンみたいな方向で見ないといけないのが正解かも。
いや、麻原・・・と見ても・・・(;´∀`)
- URL |
- 2013/06/24(月) 03:43:36 |
- 鈴 #GpEwlVdw
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