docomostar端末用500KB版スピードテスト・アプリ~mpw
http://mpw.jp/blog/2009/10/54.htmlmpwのサイトの管理人さんがblogをはじめています。
そこでドコモスターアプリでの500KB対応版のアプリを作ったことを書いています。
しかし速度差に有意な差はなかったとのこと。
やはり速度はバッテリーの消費量と発熱でかなりの制約を受けます。
Javaバイトコードを解析実行しながら高速通信も行うとなるとハードは相当な負荷がかかります。
勿論ハード側も進化し、Javaバイトコードのような分かりきった処理はハードアクセラレータを
装備したりして解決を図ります。
電力問題は根本解決したかどうかはともかくとしても、メディアプロセッサを高速に走らせ、
さらに最高速で通信をし続けることには無理があり、端末によっては通信が最高速になった時は
メディアプロセッサの能力を絞っている可能性が有る。
今後メディアプロセッサの能力が上がり続けても省電力化が進まない限りはこの傾向は続きます。
バッテリーが世代が進む毎に小容量化しているということは省電力化も進んでいると考えて
よいのでしょうが、その分電力の出力できる最大能力が絞られているわけであり、処理速度に
対する電力問題は根本解決しているとは思えません。
また少し前の端末でベンチ中にキーを連打していると速度が上がるという端末が存在したようです。
これは転送中かどうかは関係なく一定の時間が立てばメディアプロセッサのクロックを落として
バッテリーの持ちをよくしようとする機能が働いてしまい、転送速度が落ちていたと考えられます。
ほとんどバグのような仕様ですが、他にも今後もこういう端末が無いとも言い切れません。
またこれは、メディアプロセッサの状態がベンチ速度に影響する可能性が有るということを
裏付けた出来事でも有りました。
リンクしたmpwの記事の本題に軌道修正しますが、150KB版と500KB版の速度はほとんど変わら
ないということなので私の意見としては500KB対応端末にはスター版の500KB用のアプリに入れ
替えてもいいのではないかと思います。
求めるべきは本当の転送速度であり、そのハードで可能な最大の速度を計測することは間違って
無いと思うのです。MAX_PDUを含んで今後ハード側が変化していく可能性も考えるとそのハードが
持つポテンシャルを最高に引き出す可能性を追求してもいいのではないかと私は思います。
計測条件の同一性も勿論大事ですが、旧の互換の為のモードでしか計測しないのは、グラフィック
アクセラレータのベンチで、新チップのボードが登場しても新しいハードは何も使わずに全部CPUで
処理したベンチテストに拘っているようなものではないかと思います。
私は新しいハードが乗ってくればベンチはどんどん生かしていってもいいのではないかと思います。
実際ユーザーの利用感はその状態での動作なのですから。
私はそう思うのですがどんなもんでしょうか。
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- 2009/11/27(金) 22:48:04|
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