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ArmからRISC-Vへ、急速に立ち上がり始めたRISC-V・・・AndroidがRISC-Vへ舵を切り始めたかも?

そろそろRISC-Vにも火が付き始めたみたいですね。
GoogleがRISC-V向けAndroidの開発を積極的に行うと発表 ~ GIGAZINE
この件を報じたArs Technicaによると、Googleが最後にRISC-Vについて言及したのは2022年5月の年次開発者向け会議「Google I/O」でのことでした。このときGoogleは「注目しているが、我々にとっては大きな変化になる」と渋い回答をしていたのですが、今回のサミットで明確にRISC-Vへ言及したため、Ars Technicaは「Googleは大胆な宣言を行った」と評しています。

Google、RISC-V命令セットに最適化したAndroidの開発を本格化させる事を表明 ~ TEXAL
最近話題になっているISAに「RISC-V(Reduced Instruction Set Computer V)」というものがある。このRISC-Vは、フリーでオープンなISAであり、誰でもライセンス料やロイヤリティを支払うことなく、これをベースにしたチップを自由に設計できる事が特徴だ。今回、GoogleはRISC-V Summitで行なわれた同社のキーノートで、公式サポートを発表している。
RISC-Vが特別なのは、フリーでオープンなISAであることで、安価なIoT製品を作りたいベンダーは、RISC-Vを使って低価格なチップを開発することに興味を持つだろう。同時に、競合他社や外国企業への依存度を下げたい企業も、本格的に検討することになるだろう。興味深いことに、GoogleはすでにGoogle Pixelシリーズのセキュリティチップ「Titan M2」にRISC-Vアーキテクチャを活用しており、Intelは商用顧客向けにRISC-Vチップセットの製造を提案中だ。

RISC-Vが面白くなってきたぞ ~ zenn
今の所は、表に現れないところでRISC-Vの採用が進行しているようです。
数年先にRISC-VのAndroidが登場したら風景が一気に変わるかもしれませんね。

今回のきっかけは、GoogleがAndroidでの対応についての言及をしたこと。
RISC-Vはもっと遅咲きだろうなと思ってたんだけどもどうやらArmのクソ対応がRISC-Vへの移行を速めたくれた感じですかね。
やはりソフトバンクGはこの辺りがよくわかってない。

まあソフトバンクが一因であることは間違いないけれど、やっぱり大きいのはnVidiaへの売却失敗と
ArmのQualcommへの嫌がらせと攻撃。過去にQualcommが素晴らしいコアを設計してSnapdragonの
隆盛の時期を作っていたことを感じていた方も多いでしょう。

それがここ最近のSnapdragonはオリジナルデザインのコアではなくなった。
ありきたりの吊るしのコアを使ったデザインのものばかり出している。
だからSnapdragon系のSoC事情が非常につまらなくなった。

一方でQualcommと同じ契約と思われるはずのAppleは何故か好きなコアデザインが許されている。
私から見るとArm系のSoCを売り出しているQualcommだけが妙にいじめ倒されている印象。
価格競争になったらMediaTekや他のメーカーと差別化できなくなったQualcommはどんどん不利になっていくだけ。

しかもArmのnVidiaへの売却も変な心配をした勢からの横やりで失敗に終わった。
nVidiaがArmユーザーの一員だからということもあるのでしょうが、普通に考えてnVidiaがArmを殺したいと
思っているのかというと絶対そんなことはないはず。

Armに力があるからもっとそれを強固に固めたいと普通は思うでしょう。
私がnVidiaの立場ならArmが沈むようなことは絶対しない。
皆が安心して使えるようにArmを育てていく。
少なくとも今のArmがやってるようなQualcommをいじめ倒したりとかはしないと思う。

そんなわけで、今の状況を見ているとArmの終焉も近づいてきたなと。
早急にはなくなりはしないでしょうけど、バラ色でどうやっても倒れないと思っていたArmは未来永劫ではないと
考える人を増やすことにはつながったのは間違いない。少なくとも私は既にそっち側の一人。


そこでRISC-Vですよ、奥さん。

Armに取って代わるものがなければ恐らく各メーカー間などの状況が良くないままでArmを使い続けていたのだろうと思います。
しかし今はまだRISC-Vがくすぶったままなかなか立ち上がってきてないけど、いいものがあるとなれば、
裏でRISC-Vの命令が実行できるコアの開発・テストをするでしょうね。

GoogleもアップルもQuakcommもRISC-Vを既に表に見えないところで使っているんですよね。
SnapdragonやAプロセッサ、NvidiaのGPUで既にRISC-Vコアが使われているってんだから、既にRISC-Vが
動作するコアを持っている企業は複数あることになる。最適化がきちんと行えているかはどうかは不明ですけど。


そんなわけで私的にはArmはnVidiaに買収されてほしかった。
Armコアの発展を考えるならプレイヤー自身が持っている方がいいことは多いと思います。
こういった競争でもいいんじゃないかって思い始めてます。

それとコアを持つのは無関係な業種の人(企業)よりも、関係のある企業の方がより深化させるには
有利じゃないかとすら思っています。

その買収相手がArmコアを使っているところの商売敵だから、そこが有利になるように好き勝手にされて
しまうという恐怖で反対したのだろうけど、nVidiaとしてもArmのコアの利用している企業を潰そうなんて
ゆめゆめ表無いでしょう。Armがうまくいく方がいいはずです。
高い金を出して買収したのですから成功してほしいに決まってますよ。
でもそうは思えないところが少なからずあったってことですわな。
邪魔をしているところが複数考えられますね。
私的には馬鹿げてると思いますけど。



で、こうしてArmが失敗(の傾向)してしまい、思わぬケチが付いたところで「やっぱりRISC-V」って思うところが
増えてもおかしくないと。余計な横路槍を受けず開発できるし、ライセンス料もいらないしテストし易くなりました。

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  1. 2023/01/15(日) 01:01:31|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
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コメント

RISC-Vはオープンソースで、命令セットも自由にカスタマイズ出来ちゃうから、
ニッチな需要しかないのではって思っておりましたが、
AndroidはAOTによりターゲット機器内でネイティブバイナリーにコンパイルしますから、
カスタマズ コアに対応したカスタマイズARTを用意すれば、
命令セット カスタマイズ上等じゃないですか。

最強の組合せかもですね。
# うまく転がればですが


> 一方でQualcommと同じ契約と思われるはずのAppleは何故か好きなコアデザインが許されている。

いや、どうもAppleとの契約はコアをカスタマイズできるみたいですよ。
Qualcommも以前はその契約持っていたみたいですけどね。
  1. URL |
  2. 2023/01/17(火) 16:16:55 |
  3. 生ぴーまん #bnistvpo
  4. [ 編集]

>カスタマズ コアに対応したカスタマイズARTを用意すれば、
>命令セット カスタマイズ上等じゃないですか。

それはどっちかというとXDA案件かなと。
カスタマイズを正規に取り入れるのではマスで戦えないんですよ。
まあJIT内で判別して対応させるってのはアリかもですけど、
アクセラレータ的な性能を絞り出すのは今はCPUよりもGPUやDPUのお仕事かなって気もしなくはないかな。
  1. URL |
  2. 2023/01/17(火) 23:14:33 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

ChatGPTに訊いてみた

Q:
The rise of risc-v and the impact on arm of nvdia's failed acquisition

A:
The rise of RISC-V has continued to gain momentum, particularly in the areas of IoT, edge computing, and embedded systems, as the open-source ISA allows for more customization and innovation at the processor level. This could lead to the development of more specialized and efficient processors and could make RISC-V-based processors a viable alternative to ARM processors in certain markets.

The failed acquisition of ARM by NVIDIA could have a significant impact on the future of ARM. Without the acquisition, ARM will likely continue to focus on its traditional markets, such as mobile and embedded systems, while continuing to expand into new markets such as the IoT and edge computing.

The fact that the acquisition failed also ensures that ARM's open-licensing model remains intact, which would be beneficial for the RISC-V ecosystem. Without the acquisition, ARM's licenses and technology will remain separate and would not be integrated into NVIDIA's business model.

In summary, the rise of RISC-V and the failed acquisition of ARM by NVIDIA will likely lead to more competition in the processor market, with RISC-V-based processors becoming a viable alternative to ARM processors in certain markets. And also ARM will continue to focus on expanding its traditional markets and its open-licensing model.
  1. URL |
  2. 2023/01/26(木) 08:45:16 |
  3. すべすべすべお #-
  4. [ 編集]

>ChatGPTに訊いてみた

おおおお、ChatGPTなんてWEBの無難な意見をかき集めたものをまとめてるだけって思っていたけど、
思ったよりもまともな回答をするもんなんですね。

nVidiaがARMを買収するのは、ARMを独り占めにして他社に使わせないためにするのではなく、
ARMのうるさい横やりを無くし、より大きなエコシステムに成長させる為ですね。
ARMが握ったままだとARM ISA自体の成長よりも、ライセンス料の最大化が目的となってしまうので
(バックに金の亡者のソフトバンクがいるので余計にそうならざるを得ない)最終的にはRISC-Vに流れが
いってしまうと思うので。

例えば性能的にどちらも変わらないとなった場合、ARM ISAを使い続けることはQualcommのように
金を払ってリスクを負い続けることにもなりますので、それならリスクのないRISC-Vってなりますもんね。
設計に自信を持っている有能なところほどRISC-Vに集まってしまうことになり、そうなると「RISC-Vの
方が有能」という評価になりがちじゃないかなって気がします。

その時のために多くの記号は既に裏でRISC-Vを使い始めてるのかなって気がします。
  1. URL |
  2. 2023/01/29(日) 16:08:59 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

利用料がかかるHDMIから利用料の無いDisplayPortに変えるようなものか
ただDisplayPortは製造コストが他よりかかるけど
  1. URL |
  2. 2023/03/04(土) 12:04:08 |
  3. ZEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

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